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南アフリカのごく一部分でしか採取されることのないルイボスティーは、ノンカフェインなのに高い栄養素が含まれているハーブティーとして注目を浴びています。
そんなルイボスティーには「グリーンルイボスティー」と呼ばれる、従来のルイボスティーよりも希少価値の高い種類があることをご存じでしょうか?
ここではグリーンルイボスティーの効果や味だけではなく、従来のルイボスティーとの違い、選び方についてもご紹介していきたいと思います。
期待される効果効能だけでなく、グリーンルイボスティーの美味しい淹れ方や副作用などもお伝えしますので参考にしてみてください!
Contents
グリーンルイボスティーとは?
ここでは、グリーンルイボスティーの味わいや栄養素に加えて、従来のルイボスティーとの違いについてまとめています。
グリーンルイボスティーの味
グリーンルイボスティーの味は、従来のルイボスティーに比べるとかなりさっぱりとしていて後味にクセがありません。
従来のルイボスティーの水色は赤ワインを思わせるような茶褐色ですが、グリーンルイボスティーは緑茶のような黄色味がかかった薄い水色。
従来のルイボスティーに比べて風味が軽く、苦味や酸味が感じられることがあります。その風味を緑茶に似ているという人も。
飲み口も緑茶のようにすっきりとしているので、日本人が好みやすい系統の味といえるでしょう。
従来のルイボスティーとの違い
グリーンルイボスティーと従来のルイボスティーとの違いは、製造過程における「茶葉の発酵度合いの違い」だけです。
従来のルイボスティーは酵素の力で発酵させているため茶葉が赤茶色に変色していますが、グリーンルイボスティーは発酵させずに茶葉を乾燥させたもの。
ルイボスティーは自然発酵を経て製造されます。この発酵の過程がルイボスにその特有の赤茶色の色と、甘い、豊かで風味豊かな味を与えます。
発酵の過程ではミネラルなどの栄養素が失われてしまいますが、発酵させていないグリーンルイボスティーにはより多くの栄養素が残されています。
レッドルイボスティーのダイエット効果について詳しく知りたい人は、以下の記事もチェックしてみてください。
グリーンルイボスティーの栄養素
多くの栄養素を失ってしまう発酵工程を行わないため、グリーンルイボスティーにはルイボスティーをはるかにしのぐ優れた栄養素が含まれているといわれています。
中でも、抗酸化作用のある「フラボノイド」という成分は、従来のルイボスティーの10倍以上!
血糖値の上昇を抑制して糖尿病を予防する効果が期待できる「アスパラチン」にいたっては、はなんと約81倍もの数字に!
グリーンルイボスティー1杯飲めば、ルイボスティーを10〜80杯飲んだことになるという驚きの結果になりました。
グリーンルイボスティーにはこの他にも、抗酸化作用のある「ルテリオン」「ケルセチン」
、血流改善効果のある「ルチン」といったフラボノイドの一種が豊富です。
また、マグネシウムや鉄分などのミネラル分も豊富なので、体の調子を整える作用も期待できます。
ちなみにアスパラチンをより多く抽出したい場合は、煮出して抽出するのがおすすめです。
グリーンルイボスティーは高価
グリーンルイボスティーは「発酵させない」ことに特徴がありましたが、実はルイボスティーはもともと「発酵しやすい」植物。
ルイボスの葉についている傷から自然に発酵が進んでしまうことも珍しくなく、発酵させないグリーンルイボスティーを作ろうと思うとかなりの手間と管理体制が必要になってきます。
製造に手間がかかるグリーンルイボスティーの製造量は、従来のルイボスティーよりも圧倒的に少ないため、希少価値の高いハーブティーともいわれています。
希少価値が高くなれば価格も当然高騰するので、飲み続けることを考えるとレッドルイボスティーよりも手が届きにくい存在になるといえるでしょう…。
グリーンルイボスティーの効果効能
従来のルイボスティーの10〜80倍以上の栄養素を含むグリーンルイボスティ!
こんなに栄養素が高いのであれば、健康維持や美容のために利用しない手はないですよね。
ここでは、グリーンルイボスティーに期待できる効果効能についてまとめていきたいと思います。
活性酵素を除去して、いつまでも若々しく!
グリーンルイボスティーに含まれている「フラボノイド」には、体の細胞にダメージを与える活性酵素を除去してくれる効果が期待できます。
活性酵素が体内に大量発生してしまうと「シワやシミ」「肌トラブル」「さまざまな臓器期間の不調」などにつながってしまうため、活性酵素は「老化の原因」としても多方面で取り上げられていますよね。
グリーンルイボスティーに含まれるフラボノイドの量は従来のルイボスティーの「10倍以上」ですので、より効率良く活性酵素を取り除いてくれるでしょう。
また、フラボノイドには髪や爪にうるおいを与える・血液循環改善効果などといった作用もあるため、いつまでも若々しくありたいと願う人に最適です!
生活習慣病予防効果
先ほどご紹介した、血糖値の上昇を抑制し糖尿病を予防する効果がある「アスパラチン」を覚えていますか?
グリーンルイボスティーには約80倍のアスパラチンが含まれているため、生活習慣病を予防したい人にとってはうってつけの飲料といえるのではないでしょうか。
アスパラチンの研究はどんどん進められていて、近年ではアスパラチンが持つ医療効果に高い関心と注目が集まっています。
「傷ついた細胞の回復促進」「動脈硬化の改善」「ガン細胞の抑制効果」など、さまざまな病気や疾患に対して働きかけてくれます。
生活習慣病予防におすすめの「桑の葉茶」について詳しく知りたい人は、以下の記事もチェックしてみてください。
グリーンルイボスティーで子宮筋腫が消える?
子宮筋腫が判明した女性にグリーンルイボスティーをすすめる医師がいるようですが、これはグリーンルイボスティーに「抗糖化作用」があるから。
「グリーンルイボスティーを飲めば子宮筋腫が消える」というわけではありませんが、実際にグリーンルイボスティーを飲んで子宮筋腫が小さくなったという人は存在している様子です。
グリーンルイボスティーが子宮筋腫に与える影響について、信憑性の高いデータを見つることができませんでしたが、グリーンルイボスティーの優れた栄養効果を考えると頭から否定することはできないと感じます。
生理痛の緩和
生理痛が発生する原因のひとつとして取り上げられる「活性酵素」ですが、活性酵素は生理痛を引き起こす「プロスタグランジン」という物質を子宮内に発生させてしまいます。
グリーンルイボスティーには活性酵素を強力に除去する働きを持つフラボノイドが豊富に含まれていることから、「生理痛緩和に役立つ」と考えられています。
実際に、子宮筋腫のためにグリーンルイボスティーを飲み始めたという人からは「生理痛が劇的に良くなった!」という声も。
リラックス効果に期待
グリーンルイボスティーに含まれるマグネシウムは、神経を落ち着かせリラックス効果が期待できます。
グリーンルイボスティーはノンカフェインのため、神経を刺激することなくリラックス効果をもたらすとされています。
また、グリーンルイボスティーには、リラックス効果を促すとされるフラボノイドも含まれているため、ストレス解消にも期待できますよ!
グリーンルイボスティー100%、もしくは紅茶がブレンドされていないものであれば、ノンカフェインなので寝る前に飲んでも安心!ホットで飲めば体も温まり、より眠りやすくなりますね。
最近なんだか寝付けない…という方はぜひ試してみてください。
むくみの改善
グリーンルイボスティーは、発酵させないため抗酸化物質が豊富に含まれており、むくみ改善に効果が期待されます。
特に、その利尿作用によって体内の余分な水分やナトリウムの排出を促し、むくみを減らすことができます。
抗アレルギーにも
グリーンルイボスティーに含まれる抗酸化成分やフラボノイドは、アレルギー反応を引き起こす作用を抑えられることが期待できるため、アレルギー症状の緩和に効果的であるといわれています。
特にフラボノイドの一種であるクエルセチンが、花粉症などの季節性アレルギーや喘息などの症状緩和に効果的です。
グリーンルイボスティーの副作用は?
ハーブティーの中には副作用反応が出るものもありますが、グリーンルイボスティーには気になる副作用があるのでしょうか?
ここでは、グリーンルイボスティーの副作用について詳しく紹介します。
飲みすぎるとお腹がゆるくなる可能性がある
グリーンルイボスティーはレッドに比べると、抗酸化作用の高いフラボノイドが10倍近く含まれています。
それだけではなく、発酵させずに作ったからこそ様々な栄養価がレッドよりも高くなっており、ミネラル分も豊富に含まれています。
ミネラルを一度に大量摂取してしまうとお腹がゆるくなってしまうこともあるため、栄養価が豊富なグリーンルイボスティーにおいては「こまめに飲むこと」を意識してみるといいでしょう。
他の食品やサプリメントなどからミネラル(マグネシウム等)を摂取している場合は気をつけた方がいいかもしれません。
心配な人は体調を様子見ながら少しずつ飲むと良いですね。
体を冷やしてしまうケースも?
グリーンルイボスティーには様々な健康効果が期待されていますが、アイスでの飲み過ぎには注意が必要です。
夏場などの暑い季節は特に、麦茶代わりにルイボスティーを飲む場合もありますよね。
暑い中でキンキンに冷やしたアイスグリーンルイボスティーは美味しいと思いますが、飲みすぎてしまうことで体の冷えを招いてしまうことも…。
体を冷やさないためには、夏場でも「常温かホット」でグリーンルイボスティーを楽しむようにしてみましょう。
体の冷えは万病につながる恐れも指摘されているため、意識して取り組んでみてください。
グリーンルイボスティーの選び方
市販されているグリーンルイボスティーには、グリーンルイボスティー100%のものや、他のハーブとブレンドされているものなど様々。
種類が多いので、自分に合ったものを探してみましょう。飲み比べても楽しそうですね。
品質の高い茶葉を選ぶ
グリーンルイボスティーは、ルイボス茶の一種。
新芽や若葉などを使用した高品質な茶葉を選ぶと、より香り高く美味しいお茶を楽しめます。また、天然の香料を使用していない純粋な茶葉を選ぶことも大切です。
茶葉の色が鮮やかで均一なものを選びましょう。フレッシュな香りを確認するために、可能であれば開封前の試飲や香りチェックができるお店を選ぶと良いでしょう。もしくはお試しサイズを購入できるお店があれば、試しやすいですね。
フレーバーに注目する
グリーンルイボスティーには、フルーツやハーブなどのフレーバーが加えられている商品もあります。
自分が好きなフレーバーを選ぶことで、より自分好みのお茶を楽しむことができるので、ぜひ原材料をチェックしてみてください。
特に、グリーンルイボスそのものの風味を重視したい方は、ブレンドされているフレーバーがグリーンルイボスの風味を邪魔してしまわないかチェックしてみましょう。
また、天然のエキスやオイルが使用されているものと、そうではない香料が使われているものでは、風味や香りの感じ方が異なることもありますので、それも考慮すると良いでしょう。
産地に注目する
グリーンルイボスティーは、南アフリカ共和国のセダールバーグ地域が原産地であることが多いです。
セダールバーグ地域で生産された茶葉は、品質が高く、ミネラルが多い土地。美味しいルイボスティーを楽しむことができます。
ただ産地だけでなく、製造方法や保存方法もチェックすることが大切です。オーガニックで栽培されたもの、無農薬・無添加の製品は、自然の味わいが強く出ています。
パッケージにも注意して、鮮度が保たれているものを選ぶことで、グリーンルイボスティー本来の風味を十分に楽しむことができます。
賞味期限を確認する
賞味期限切れのグリーンルイボスティーが売られているというケースはめったにないと思いますが、賞味期限が長い商品の購入がおすすめです。
グリーンルイボスティーは、茶葉本来の風味や香りが楽しめる期間が限られています。賞味期限を確認し、新鮮な茶葉を選びましょう。
パッケージに注目する
グリーンルイボスティーを選ぶ際はパッケージも大切です。
アルミのパッケージや真空パックされたものを選び、酸化や光による劣化を防げるものを選びましょう。
例えば透明な袋に入っているものだと、お店に置いている間に酸化してしまっている可能性もあります。
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グリーンルイボスティーの美味しい入れ方
ここでは、グリーンルイボスティーの美味しい入れ方を紹介します。
発酵せずに作られたグリーンルイボスの繊細な味わいと香りを楽しむためには、以下の入れ方や飲み方がおすすめです。
水出しグリーンルイボスティー
材料
- グリーンルイボス茶葉3〜5g(ティーバッグ1〜2個)
- 水500〜800ml
作り方
- 茶葉と水をボトルに入れ、冷蔵庫で5時間程度置く。
- 時々、ボトルを軽く揺すって撹拌する。
レッドルイボスティーは10分程度煮出すことで成分がしっかりと抽出されますが、グリーンルイボスティーの場合は煮出してしまうとせっかくのビタミンが破壊されてしまうため、水出しでの抽出がおすすめです。
水出しで入れるとグリーンルイボスの爽やかな香りが残りやすくなり、味わいもよりクリアに感じられるでしょう。
ホットグリーンルイボスティー
材料
- グリーンルイボス茶葉4〜5g
- 熱湯300ml
作り方
- ティーポットを分量外の熱湯でしばらく温める
- ティーポットが温まったら湯を捨て、茶葉を入れて熱湯を注ぐ
- 蒸らし時間は比較的少なくするのが旨味を引き出すポイント!
ホットで楽しみたい場合は、煮出すのではなく、熱湯を軽くかけて成分を抽出させる方法です。
グリーンルイボスは熱に弱い成分がたくさん配合されているため、長時間煮出してしまうと栄養素も破壊されやすくなってしまいます。
ホットで楽しみたい場合は茶葉の量を少し多めに入れ、短時間で抽出できるように工夫してみるのもおすすめです。
グリーンルイボスティーとレモンのアイスティー
ここからはグリーンルイボスティーのアレンジティーをご紹介します。
爽やかなレモンが緑のルイボスの甘みを引き立てる、夏にぴったりのアイスティーです。
暑い日にさっぱりと楽しめます。
材料:
- グリーンルイボスティー:ティースプーン2杯
- 熱湯:500ml
- 蜂蜜:大さじ1
- 氷
- レモン: 1個(薄くスライスする)
作り方
- グリーンルイボスティーをティーポットに入れ、熱湯を注ぎ、5分ほど蒸らします。
- 蜂蜜または好みの甘味料を加え、よくかき混ぜます。
- ティーを冷まし、氷を入れたグラスに注ぎます。
- スライスしたレモンを加え、軽くかき混ぜて完成です。
グリーンルイボスティーのシナモンアップルホットティー
シナモンとりんごの香りが温かみを与え、グリーンルイボスの風味と相性抜群!
寒い季節に心も体も温まる一杯です。
材料
- グリーンルイボスティー:ティースプーン2杯
- 熱湯:500ml
- シナモンスティック:1本
- りんご:1個(薄くスライス)
- 蜂蜜またはお好みの砂糖など:大さじ1
作り方
- グリーンルイボスティーをティーポットに入れ、熱湯を注ぎ、5分ほど蒸らします。
- シナモンスティックを加え、さらに2-3分蒸らします。
- 蜂蜜または好みの甘味料を加え、よくかき混ぜます。
- スライスしたりんごを加え、軽くかき混ぜます。
- マグカップに注ぎ、シナモンスティックを飾って完成です。
おすすめのグリーンルイボスティー3選
栄養価たっぷりのグリーンルイボスティーは、健康志向派さんにぴったりなハーブティーです。
ここでは、グリーンルイボスティーのおすすめを3つ厳選いたしました。「グリーンルイボスティーを試してみたい!」という人は、ぜひ参考にしてください。
Linktea ミントルイボスティー (ティーバッグ)
こちらは、グリーンルイボス・ペパーミント・桑の葉がブレンドされたハーブティーです。
カルシウムや鉄分を豊富に含む桑の葉に、爽やかな香りのペパーミントと、清涼感や栄養素が高くいグリーンルイボスを組み合わせ。
ペパーミントでまとめ、とても飲みやすく仕上がっているため、健康維持のために取り入れる毎日の飲み物としてぴったりでしょう。
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グリーンルイボスティー50包
こちらは、非発酵&急速乾燥によってグリーンルイボスの爽やかな風味を失うことなく製品化に成功した製品です。
グリーンルイボスは生産量が少ないため高価になってしまいやすいのですが、こちらのグリーンルイボスティーは50袋入っていて1,200円+送料無料ととにかくリーズナブル!
毎日続けやすい価格なので、気兼ねなく取り入れられるのも魅力的です。
オーガニック グリーンルイボスティー 3g×30包
有機ルイボスの茶葉を使用し、佐賀県の農園によって製造加工されたグリーンルイボスティーです。
こちらのグリーンルイボスティーは、ルイボス栽培のトップメーカーである「ルイボスリミテット社」から仕入れているこだわりの商品です。
厳しい審査をクリアした新鮮で高品質なグリーンルイボスの茶葉は、残留農薬や放射線などの不安を心配せず毎日飲めるのが魅力的でしょう。
グリーンルイボスティーで健康を徹底的にサポート!
いかがでしたでしょうか?
発酵するかしないかで味わいや香りだけではなく、ルイボスティーの中に含まれる栄養素にも大きな差が生じてくるのは不思議ですよね。
すっきりとしたクセのない味わいは、食事との相性も抜群!
従来のルイボスティーも美味しいですが、「とにかく健康に気を使いたい!」という人は、栄養価の高いグリーンルイボスティーもぜひ試してみてくださいね。
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