紅茶

紅茶は何歳から飲める?子どもの健康を守るために大人が知るべきこと

紅茶とハーブティーを販売している、linkteaのwebマガジンです。

紅茶の華やかな香りや味わいには、大人だけではなく小さな子どもまでも魅了してしまう不思議な力があります。

紅茶は「チャノ木」という植物から作られ、危険性のない飲み物です。しかし、紅茶には神経系に強く作用する「カフェイン」という成分が含まれていることを忘れてはいけません。

人間の体だけではなく、心も食べ物や飲み物の影響を強く受けています。どのような食べ物や飲み物を選ぶかで、子どもの発達に大きな影響を及ぼします。

そこで今回の記事では、子どもの健やかな発育を守るために大人が知っておきたいことを紹介します。「子どもの健康状態が気になる」という人は、ぜひ参考にしてください。

紅茶は何歳からOK?

ここでは、紅茶を飲めるようになる目安の時期を紹介します。紅茶にはカフェインが含まれているため、あまり幼い年齢から与えないようにしましょう。

紅茶は4歳〜が目安

紅茶にはカフェインが含まれているため、できるだけ子どもに飲ませたくないと感じる人も少なくありません。

しかし、日本では年齢に対する明確なカフェイン摂取の基準値が設けられていないため「○歳から飲める」と一概に言い切れないのが現状です。

そこで参考になるのが海外の基準値。カナダ保健省では、幼少期におけるカフェイン摂取量の目安を以下のように設定しています。

「4〜6歳児で最大45mg」
「7〜9歳児で最大62.5mg」
「10〜12歳児で最大85mg」

0〜3歳はデータなし

4歳以降のカフェイン摂取量の目安はありますが、0〜3歳児におけるカフェイン摂取量目安のデータはありません。

よって、0〜3歳の幼児がどの程度カフェインを摂取してもいいのか?安全なのか?はわかりません。4歳になるまでは、できるだけカフェイン摂取は控えた方が無難でしょう。

カフェインが子どもに及ぼす悪影響は?

カフェインは神経系にダイレクトに届く物質であることから、成長過程の子どもにとっては刺激が強すぎてカフェイン中毒症を誘発してしまう可能性が高まります。

ここでは、カフェインが子どもに及ぼす悪影響について詳しく解説します。

脳の発達阻害

カフェインは脳を刺激し眠気防止などに有効です。一方で、刺激が強すぎるあまり、子どもがカフェインを摂取してしまうと睡眠障害に繋がりやすくなってしまい脳の発育を邪魔する可能性も。

子どもの健やかな発育は、睡眠中に分泌される成長ホルモンの働きが深く関わっていますが、カフェインの影響によってホルモン分泌が乱れるケースも少なくありません。

イライラや不安感

カフェインを日常的に摂取することにより脳の発育が阻害されると、正常なホルモン分泌が行われなくなってしまいます。

その結果、イライラ・不安感・喪失感・落ち着きのなさなど、様々な精神疾患を引き起こしてしまう可能性も高まるでしょう。

頭痛や吐き気

カフェイン中毒症の代表的な症状には、頭痛や吐き気などがあります。

カフェイン中毒症を発症するカフェインの量には個人差があるため一概には言えませんが、先ほどご紹介したカナダ健康省の目安摂取量「4〜6歳児で最大45mg」「7〜9歳児で最大62.5mg」「10〜12歳児で最大85mg」を超えないように意識してみるのもひとつの方法です。

紅茶だけじゃない!カフェインを多く含む飲み物は?

カフェインを含む飲み物は、私たちの身近にたくさん存在しています。

ここでは、子どもに悪影響を与えてしまいやすいカフェインを多く含む飲み物を紹介します。

コーヒー

カフェイン飲料と聞いてまず思い浮かべるのはコーヒーではないでしょうか?コーヒー1杯(100ml)には約60mgのカフェインが含まれています。

健康な成人の最大カフェイン摂取目安量は「1日400mg」であることから、コーヒー6〜7杯が目安になります。

紅茶

紅茶にもカフェインが含まれていますが、コーヒーの量と比較すると約半量ほどです。ティーカップ1杯(100ml)には、約30mgのカフェインが含まれています。

紅茶であれば、1日の最大摂取量がティーカップ13杯ほどになる計算です。

紅茶とコーヒーのカフェイン量の違いについてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。

【コーヒーVS紅茶】カフェインの量が多いのはどちら?コーヒーや紅茶にカフェインが含まれていることはよく知られていますが、カフェイン量についてはあまり知られていないのではないでしょうか?「紅茶とコーヒー、どちらの方がカフェイン多いの?」「1日にどのくらいのカフェインなら摂取しても大丈夫?」などと言う疑問を感じている人は必見です。...

緑茶

緑茶に含まれるカフェイン量は1杯(100ml)あたり20mg程度ですが、「玉露」という種類になると100mlに160mgものカフェインを含みます。

緑茶には様々な製法や種類があるため一概に言えませんが、カフェイン量の多い玉露を子どもに与えるのは避けたいですね。

コーラ

子どもが好んで飲みたがるコーラにもカフェインが含まれています。コーラ1本(500ml)に含まれるカフェイン量は50mgほどなので、紅茶よりもカフェイン摂取量が多くなってしまいます。

また、コーラに使用される大量の砂糖も見逃せません。WHO(世界保健機関)のガイドラインでは「1日の砂糖摂取量は25gまでが望ましい」となっていますが、コーラ1本に含まれる砂糖の量は約60g!

コーラ1本飲むだけで1日の砂糖摂取量を軽く超えてしまうため、様々な悪影響が及ぼされると考えられます。

エナジードリンク

エナジードリンクにもカフェインが含まれています。海外では子どもにエネジードリンクを飲ませることを禁じている国も。

エナジードリンクの種類によってカフェイン含有率は変わりますが、平均として「100mlあたり約40mg」のカフェインが含有されることが多く見られます。

紅茶は4歳を目安に少量を!子どもの健康を守るために「カフェインレス」の飲み物を

カナダ健康省によると、カフェインを摂取できる目安の時期は4歳〜となっています。
ただし、日本人はカナダ人に比べて体格も小柄である場合が多く、カナダ健康省の情報をそのまま取り入れるのは不安が残ります。

そんな時は、カフェインが入ってない「ハーブティー」を試してみてはいかがでしょうか?ハーブティーなら砂糖も入っていないので、安心して子どもにも手渡せるでしょう。

「風邪予防」「免疫力アップ」「イライラを落ち着かせる」など、様々な効果効能を持つハーブティーもあるので、以下の記事も参考にしてみてください。

子どもにおすすめのハーブティー9選!飲む際の注意点とはハーブティーの多くはノンカフェインで目立った副作用等もなく、幅広い人に楽しんでもらいやすい飲み物です。海外ではハーブを医療機関で処方することも珍しくなく、各臓器機関が未発達である子どももハーブティーを楽しんでいるんだとか!今回は、子どもでも安心して飲めるおすすめのハーブティーをご紹介します。...

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AYUMI SHIRANE
砂糖・小麦・卵・乳製品不使用!焼かずに作るロースイーツの魅力に取り憑かれ、講師として活動中。また、神が宿る靈草と呼ばれている「まこも」を使ったお茶を開発し、心身の浄化と波動を高めるお手伝いもおこなっております。Link teaのオータムナルの大ファン♡