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インド紅茶の中でもシッキムは別格?幻の農園「テミ茶園」とは

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「ダージリン」「アッサム」「ニルギリ」など、インドでは年間を通じて香り高い紅茶が生産されていますが、その中でも「シッキム」という銘柄に注目が集まっています。

シッキムは「幻の紅茶」とも呼ばれ、世界中の紅茶愛好家たちから支持を得ていますが、どのような特徴があるのでしょうか?

今回は、シッキムに唯一存在しているといわれている「テミ茶園」にも着目し、味わいやおすすめ商品をご紹介していきたいと思います。

シッキムの場所や歴史、シッキムの紅茶の味や香りなど詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

シッキムとは?

インド紅茶としてよく知られているのはダージリンやアッサムなどですが、ここではシッキムについて詳しくまとめています。

「シッキムってどこ?」「どんな味のする紅茶なの?」という人は、ぜひご覧ください!

シッキムの歴史

1642年に設立されたシッキム。かつては独立した王国としてネパールなどの属国として存在感を放っていました。

しかし、1947年にインドが独立すると、シッキム王国の支配権はインドへ引き継がれます。

その後、1975年にシッキム王国で行われた国民投票によって、97%の有権者が「インドへの併合」との意思を示したため、300年以上続いたシッキム王国は幕を閉じることに。

インドと併合したシッキムは「インド第22番目の州」となり、現在に至ります。

シッキムの立地

シッキムはダージリンの奥部、ブータンに隣接するヒマラヤのふもとに位置しています。

ネパールにもほど近く、ヒマラヤ山脈周辺には100近い氷河や川、8,500mを超える山の他にも多くの山々が連なっている自然豊かな環境。

そんなシッキムには岩石が多く農耕には不向きと考えられていて、実際にシッキムで紅茶を栽培する農園はほとんどありません。

また、シッキムの周囲をぐるりと囲んでいるのはネパールとブータン。

シッキムはインドの州のひとつとはいっても、周囲の影響を受けているため、インドの他の州とは全く異なる雰囲気を醸しだしています。

シッキムにはチベットやネパール系の人々が多く住んでいることもあり、さまざまな言語が飛び交い、「ヒマラヤに暮らす民族の交差点」として各国の民族衣装が街を鮮やかに彩っています。

インドの紅茶栽培の歴史については、こちらの記事で詳しく書かれています。

【世界の紅茶事情】インドの紅茶栽培の始まりと歴史について紅茶の生産量、消費量共に世界第1位のインド。紅茶産地国として世界的にも有名ですが、インドで紅茶栽培が始まったのはいつ頃かご存知ですか?...

シッキム紅茶の味や特徴

シッキムはダージリンの近くに位置しているため、ダージリンによく似たマスカルドフレーバーが印象的です。

口当たりのいいまろやかな飲み口の中にも、爽やかな香りとほどよい渋みを感じられる逸品!

ダージリンに似た味わいを持ちますが、シッキムの高い標高によって生み出される「華やかな香り」「まろやかで繊細な飲み口」はダージリンをもしのぐ深みがあるともいえます。

また、シッキムで生産される紅茶はごくわずかということもあり希少価値が高く、紅茶愛好家たちの間では「幻の紅茶」といわれることもあります。

シッキム唯一の農園「テミ茶園」とは?

インド北東部シッキム州にあるのは、唯一の農園「テミ茶園」。

インドで唯一「政府によって運営されている」茶園で、美しい山々に囲まれた広大な自然の中で茶葉が栽培されています。

テミ茶園の始まりは1969年、当時のシッキム王が「人々に働き場所を与えたい」と茶園を開拓したのがきっかけです。

テミ茶園では2005年よりオーガニック農法に着手し、2008年には茶園全体で農薬を使用しない茶葉の栽培が統一されるように!

州全体をあげてオーガニックにこだわるのは異例のことで、それほどシッキムが茶葉の栽培に力を入れていることがわかりますよね。

また、テミ茶園では約500人の労働者に加え、シーズンによって100人以上の臨時雇用者が紅茶の生産に携わります。

政府が経営しているためインドの中でも給与が高く、託児施設や医療サポートといった福利厚生も充実。

どんなに品質の良い茶葉でも、きちんとした管理や製茶が行われなければ、その味わいや香りを引き出すことはできません。

テミ茶園では、国を挙げて労働者をサポートすることで、しっかりと業務に集中できる環境を整えているのが特徴的です。

そうした環境下で丹精込めて作られるシッキムの紅茶は、品質も高く多くの紅茶通の舌を唸らせている逸品なんです。

各国の紅茶の生産量について、インドと世界の国々の紅茶の生産量を比べてみたい方は、こちらの記事もおすすめ!

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シッキムの紅茶を試してみよう!テミ茶園のおすすめ4選

ここでは、シッキム州唯一の農園である「テミ茶園」にて栽培されている、おすすめの紅茶をご紹介します。

シッキム セカンドフラッシュ SETGFOP-1

セカンドフラッシュは、甘くてフローラルな味わいを楽しむことができる仕上がりに。

優しい飲み口がとにかく印象的で、ヒマラヤの秘境にひっそりと広がるバラ園に迷い込んでしまったかのようなひと時を過ごすことができるでしょう。

一般的には「刺激的な渋みを感じさせてくれる」といわれているテミ茶園のセカンドフラッシュですが、こちらは渋みを抑えたエレガントな味わいが特徴。

シッキム ファーストフラッシュ 飲み比べ

こちらはダージリンのミム茶園と、シッキムのテミ茶園のファーストフラッシュの飲み比べができるセットです。

ミム茶園の茶葉は青草と草原の花の香り、テミ茶園はフラワリー&マスカテルフレーバーが特徴。他の茶園の紅茶と飲み比べて楽しむのもおすすめ!

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シッキム オータムナル

秋に摘まれる茶葉を使用して作られた紅茶は、ダージリンよりまろやかな味わいと渋みの少ない飲み口にリピーターが続出中。

思いのほかどっしりとしたボディに秋らしいスモーキーさが加わり、ファーストフラッシュやセカンドフラッシュとはひと味違った仕上がりになっています。

爽やかながら存在感のある飲み口に人気が集まり、すぐに完売してしまうほど!

オーガニックシッキム紅茶

「Vahdam Teas」から発売されているシッキム紅茶は、100%純粋のセカンドフラッシュ・夏摘みです。

茶葉を収穫してから24〜72時間以内に包装し、インドから直接Amazonの倉庫に発送されるというこだわりの管理方法。

鮮度をしっかりと保っているため、テミ茶園の良質な茶葉の味を堪能することができます。

シッキム唯一の農園「テミ茶園」!幻の味を感じてみよう

シッキムにあるテミ茶園は、州全体でオーガニック製法に力を入れているインドでも珍しい場所。

紅茶生産量は決して多くはないものの、その上質な味わいや香り高さにシッキムのファンになってしまう人も少なくありません。

「幻の紅茶」との呼び名があるほど希少価値の高い紅茶なので、手に入れにくいのが難点ですが、紅茶好きの人にはぜひ試してみてもらいたい銘茶といえるでしょう。

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AYUMI SHIRANE
砂糖・小麦・卵・乳製品不使用!焼かずに作るロースイーツの魅力に取り憑かれ、講師として活動中。また、神が宿る靈草と呼ばれている「まこも」を使ったお茶を開発し、心身の浄化と波動を高めるお手伝いもおこなっております。Link teaのオータムナルの大ファン♡