紅茶といえばスリランカ。
年間に約32万トンもの紅茶が生産されているスリランカは、紅茶の生産量がインド・ケニアに次いで世界第3位となっています。
「セイロンティー」としても広く知られているスリランカの紅茶ですが、山地によって紅茶の味や香りが異なるので驚きです。
そこで今回は、スリランカ産の紅茶の中でも高品質な茶葉が採取できるといわれている「ヌワラエリヤ」の地域に着目!
ヌワラエリヤの特徴やおすすめをご紹介していきたいと思います。
Contents
ヌワラエリヤってこんなところ
スリランカはインド洋にポツリと浮かんでいる熱帯の島で、北海道を少し小さくした程の国土。
常夏の国として旅行客にも人気がありますが、標高差が激しいスリランカでは涼しい風が吹き抜ける地域もあり、標高の差によって気候が驚くほど異なるものです。
スリランカで最も標高の高い産地として有名な「ヌワラエリヤ」は、緑の木々に覆われた自然環境豊かな土地。
イギリスの領土であった頃、熱帯の暑さから逃れる避暑地として開拓されたのがヌワラエリヤです。
そのため、今でもヌワラエリヤの町並みには「クイーン・コテージ」「ゼネラル・ハウス」など、英国を思わせる建物や標識が残っていますよ。
ヌワラエリヤの標高は1,868mとスリランカにある他のどの茶園よりも高く、年間の平均気温は約16℃。
朝晩の冷え込みが強く寒暖の差も激しいことから、頻繁に霜や霧が発生するような環境です。
こうしたヌワラエリヤの気候は紅茶の栽培に最適とされ、実際にヌワラエリヤで栽培される茶葉は、スリランカの中でも高品質な茶葉が育つ地域「ハイ・グロウン地帯」として知られています。
ヌワラエリヤ紅茶の特徴
標高が高くて昼夜の寒暖差が激しいヌワラエリヤは、スリランカの中でも高品質な茶葉が栽培されるといわれている、ハイ・グロウンの名産地。
そんなヌワラエリヤ紅茶の特徴は、シャンパンにも例えられるほどに「香り高い」飲み口であること。
若草のような清々しい香りとダージリンにも似た清々しい香り。そして紅茶の風味の中に感じる程よい渋みは、ストレートで堪能するのがおすすめの飲み方です。
緑茶を思わせるような軽い口当たりと黄金色の水色が印象的で、セイロン紅茶の中でも高級品として扱われています。
ヌワラエリヤの収穫シーズンは1〜3月。この時期に採取された茶葉は「最高級品」として認知されるほど繊細な香りと味わいを持ち、ダージリンファンからも一目置かれる存在なんだとか。
「香りを楽しみたい」「軽い飲み口の紅茶が好き」「適度な渋みのある紅茶がいい」という人にはもちろんおすすめですが、緑茶感覚で紅茶を楽しむことができるヌワラエリヤ。
お茶文化が浸透している日本人にとって、まさにぴったりの紅茶といえるのではないでしょうか!
ヌワラエリヤのおすすめ紅茶
緑茶に似た清涼感と渋み、そしてシャンパンを思わせる紅茶の香り高さを併せ持つヌワラエリヤ。
ヌワラエリヤ地区にはさまざまな茶園が存在していますが、茶園によってヌワラエリヤ紅茶の味わいにも違いが生まれます。
そこでここでは、ヌワラエリヤの茶園やおすすめの紅茶をご紹介していきたいと思います。
コンコルディア茶園 ヌワラエリヤ紅茶
華やかなレモンのような香りが口の中いっぱいに広がるのは、コンコルディア茶園にて栽培されたヌワラエリヤ紅茶。
コンコルディア茶園は、世界中の紅茶ファンを魅了するホテル「ティーファクトリーホテル」のすぐ側に位置し、生産者によって丁寧に育てられています。
軽い飲み口の中にも深い味わいと爽やかさが入り混じるヌワラエリヤの紅茶は、まさに「複雑」と表現するのがふさわしく、ストレートで思う存分堪能するのがおすすめ!
こちらの茶葉は水出しにも対応しているので、茶葉を入れたボトルを冷蔵庫で一晩寝置かせておくだけでOK。
翌朝すぐに、フレッシュな香りと爽快感のある渋みを持った「ヌワラエリヤアイスティー」を楽しむことができますよ。
コンコルディア茶園の紅茶を飲んだ人からは「後味がすっきりしていて食事に合う」「柑橘系のような華やかな香りが美味しかった」「本当にシャンパンのよう」など、歓喜の声があがっているのも特徴的です。
マハガストッテ茶園 ヌワラエリヤ紅茶
マハガストッテ茶園は、ヌワラエリア地区を代表する茶園のひとつ。
スリランカ中央山脈の西側・標高1,900m以上の高地で作られる茶葉は、ヌワラエリヤ紅茶の中でも「特に高級」となっています。
こちらのヌワラエリヤ紅茶は、他のヌワラエリヤ紅茶に比べると渋みがそれほど強くなくクセも少ない飲み口。
また、茶葉はBOPF(Broken Orange Pekoe Fannings)というきめ細かなダスト仕様になっているため、水色が濃く出て力強い味わいを楽しむことができます。
一般的にストレートやアイスティーとして飲むことをすすめられるヌワラエリヤの紅茶ですが、こちらの紅茶はしっかりとした味わいがミルクと相性抜群!
ぜひミルクティーで飲んでいただきたいヌワラエリヤ紅茶です。
ケンマヤ茶園 ヌワラエリヤ紅茶
世界的にも有名な茶園である「ケンマヤ茶園」では、毎年安定した高品質茶葉が生産されています。
茶葉の形状はFBOP(Fine Broken Orange Pekoe)という、最も大きい茶葉であるOP(オレンジペコ)を細かく砕いたもの。
BOPFのように細かすぎない茶葉の形状なので、水色もヌワラエリヤ特有の薄い金色をしています。
控えめな渋みと清涼感のある飲み口は、ストレートで楽しむのがおすすめのヌワラエリヤ紅茶です。
インバネス茶園 ヌワラエリヤ紅茶
スリランカで最高級茶園のひとつとして数えられている「インバネス茶園」。
BOPよりもやや大きくカットされた「BOP A(Broken Orange Pekoe)」という茶葉の形状は、短時間で濃い紅茶を抽出することが可能です。
味わいだけではなく、コクや香り・渋みまでもはっきりと主張している飲み口なので、ストレートはもちろんミルクを加えても美味しく楽しめるでしょう。
花のようなまったりとした香りが特徴的で、砂糖を入れなくても十分すぎるほどに甘味を感じさせてくれます。
ティーバッグタイプなので、手軽に淹れられるのも嬉しいですよね!
緑茶感覚で楽しめる!高級スリランカ紅茶ならヌワラエリヤ
標高が高いヌワラエリヤ地区では、スリランカの中でも品質が高く高級な茶葉が栽培される土地でした。
水色は明るく、緑茶のような渋みと清々しさで、ごくごく飲めてしまうヌワラエリヤの紅茶。
リフレッシュしたいときにももちろんおすすめですが、食事のお供としても重宝しそうですね!
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