日本で「チャイ」というと、濃いめに淹れた紅茶にミルクを加えたり牛乳で茶葉を煮出したりして作ることが多いと思います。
しかし、本場インドのチャイを飲んだ経験がある人からいわせると「日本のチャイとインドのチャイは全然違う!」のだそう。
そこで今回は、日本のチャイとインドチャイの違いを明確にしていくとともに、インドで飲まれている本格チャイの作り方についてもご紹介していきましょう。
Contents
日本チャイとインドチャイの違いは?
まず、「日本でよく飲まれるチャイ」と「本場インドのチャイ」の違いについて考えてみたいと思います。
日本でよく飲まれるチャイの多くは、紅茶とミルク・砂糖・シナモンなどのスパイスで比較的「軽めに」味付けされているケースが多いですが、本場チャイは砂糖の加え方がダイナミック!
お湯で煮出した紅茶に大量の砂糖とミルクを加えてさらに煮詰め、後味はまったりしすぎてしまうほどです。
また、本場インドのチャイはシナモンをはじめ「ショウガ」「コショウ」「カルダモン」「フェンネル」などの刺激的なスパイスがよく利用されます。
紅茶の中にたっぷりの砂糖と数種類のスパイスを加えることで、「甘く濃厚でスパイシー」な本場インドチャイが完成するというわけ。
インドチャイは日本でよく飲まれるチャイよりもずっと甘く、そして身が引き締まるほどスパイシー!
日本チャイの多くは繊細な舌を持つ日本人向けに作られたチャイなので、本場のインドチャイとは「全く異なる味わい」といっても大げさではないでしょう。
スパイスが刺激的!本場インドチャイの作り方
ここでは、スパイシーな香りが刺激的な本場インドの「マサラチャイ」の作り方をご紹介します。
慣れてきたら自分の好きなスパイスを追加して、より刺激的な飲み口を楽しんでみるのもおすすめです。
材料/
- 茶葉(CTC)小さじ2〜3杯
- 砂糖大さじ2〜お好みで
- 牛乳200ml
- 水100ml
- ブラックペッパーホール3粒
- クローブホール3粒
- シナモンスティック1本
- カルダモン2粒
作り方/
- 鍋に水とスパイスを入れて火にかける
- 沸騰したら火を弱めて紅茶を加え、約1分間煮る
- 牛乳と砂糖を加えて中火にし、沸騰直前で火を止める
- 茶漉しを使って温めたカップに注ぐ
作り方のポイントは、スパイスを鍋に入れる前に軽く潰したり折ったりして傷付けること。
スパイスの繊維を少しだけ破壊しておくことで、より香りが出やすくなりますよ。
また、牛乳と砂糖を加えたら「沸騰直前で火を止めずに吹きこぼれる寸前まで煮立たせる」という作り方もあるので、両方試して味の違いを楽しんでみるのも面白そう。
マサラチャイの基本的なスパイスは「シナモン」「カルダモン」「クローブ」の3つですが、今回ご紹介したペッパー系も合いますし、フェンネルやココアパウダーを加えてもまた違った味わいを楽しむことができます。
本場インドチャイに合う茶葉は?
本場インドチャイを作る上で欠かすことができないのは、茶葉選び!
茶葉選びを間違ってしまうと、どれだけスパイスを加えても本場インドの味を再現することはできません。
インドチャイの特徴は、なんといっても「スパイスの風味に負けないくらい紅茶の味がしっかりとしている」こと。
紅茶自体の味が薄いと、後から加えるミルクやスパイスの味で紅茶の味がかき消されてしまいますよね…。
その結果「紅茶の味がしない」「スパイスの味しかしない」なんてことにもつながってしまいます。
ということなので、まずは本場インドのチャイに使用されている紅茶についてご紹介していきましょう。
本場インドでは「CTC茶葉」が使われている
CTC茶葉とはCrush(押しつぶす)、Tear(引き裂く)、Curl(丸める)の頭文字をとったもので、茶葉を押しつぶすようにして引き裂いた後、もう一度丸められたものです。
CTC製法の茶葉は製造工程ですでに茶葉の組織が破壊されているので、お湯を注いだ瞬間から紅茶の成分が素早く抽出されるという特徴を持っています。
そして味わいや香りもリーフ茶葉より強く出るので、スパイスやミルクの風味に負けてしまわない紅茶に仕上げることができます。
本場インドでチャイに使用されている茶葉はCTC製法のものがほとんどということから考えても、チャイを美味しく作るためにはCTC製法の茶葉が必要になってくるといえるでしょう。
CTC製法 アッサム紅茶
https://item.rakuten.co.jp/aarti/10002001/
チャイには欠かせないCTC製法のアッサム紅茶!
しっかりと紅茶の味わいが出てくるので、スパイスの風味とも相性抜群です。
インドチャイには「アッサム」がおすすめ
世界最大の紅茶生産地として有名なインドの「アッサム地方」では、コク深くて力強い味わいの茶葉が多く作られています。
紅茶にはさまざまな種類が存在していますが、紅茶のシャンパンとも称される「ダージリン」や柑橘系の香りを付けた「アールグレイ」などは、そのままの香りを楽しむのがおすすめの紅茶。
シナモンやミルクの風味に負けないためには、アッサムの力強い飲み口がいい働きをしてくれます。
また、アッサム以外では「ルフナ」もおすすめですし、スモーキーな味わいを楽しみたいのであれば「ほうじ茶」を使ってみるのも面白そう!
マサラチャイ スパイスミックス
「もっと手軽にインドチャイを楽しみたい!」という人におすすめなのが、こちらのスパイスミックスです。
フェンネル・カルダモン・ジンジャー・シナモン・胡椒・クローブの6つのスパイスが、アッサム紅茶に合うようにブレンドされているので、紅茶に加えるだけで本格的なインドチャイを味わうことができるでしょう。
ほうじ茶 粉末
ほうじ茶の粉末を利用すれば、あっという間に「チャイ風ほうじ茶ラテ」が完成!
ほうじ茶の香ばしさとスパイスの香りは相性抜群なので、ぜひ試してみてください。
インドチャイは「大量の砂糖」と「スパイス」で刺激的に
日本でよく飲まれるチャイは比較的穏やかな飲み口が特徴的ですが、本場インドのチャイはお砂糖たっぷりの刺激的な味!
CTC製法のアッサム紅茶やスパイスパウダーを使えば、自宅でも簡単に本場のチャイを再現することができます。
まだまだ続く寒〜い冬には、スパイスの力を借りて体を芯から温めてみるのもおすすめです。
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