紅茶

「紅茶の抗酸化作用」ってなに?身体を老化させる「酸化」を徹底解説

紅茶とハーブティーを販売している、linkteaのwebマガジンです。

紅茶には高い抗酸化作用があるといわれています。

抗酸化作用と聞くとなんだか身体にいい作用であることはわかりますが、具体的にどのような働きをしてくれるのでしょうか。

今回は、私たちの身体を老化させる原因である「酸化現象」について詳しく紹介しつつ、それを防いでくれる「抗酸化作用」の働きにも注目してみたいと思います。

老化の原因は「酸化」だった!

身体が老化していくと「体調不良」「肌荒れ」「病気」「体力低下」など、様々な症状が現れますよね。

では、なぜ私たちの身体は老化していくのでしょうか?ここでは、老化の原因について詳しく解説します。

老化=身体の酸化

身体が酸化すると、上記で挙げた様々な体調不良や病気につながりやすくなります。これが慢性化してくると「老化現象だ」と捉え始める人も多いのではないでしょうか?

身体の酸化を加速させる原因のひとつは、体内に過剰発生する「活性酸素」。活性酸素は細胞にダメージを与え、細胞の老化を加速させてしまいます。

加齢とともに細胞が老化していくことは自然の摂理ではありますが、人によって老化スピードが早い人もいれば遅い人もいます。

では、なぜ老化スピードは人によって異なるのでしょうか。詳しく考えていきたいと思います。

老化が早まることで体にどのような変化が現れるのかについて、詳しく紹介します。

疲れやすくなる
疲れが取れにくくなる
免疫機能の低下
がん細胞の増殖
消化不良
栄養の吸収率低減
再生能力の低下
肌荒れ
シミやしわが増える

このように、老化が加速することで上記のような症状が現れやすくなってしまいます。

酸化スピードの違いは「活性酸素」が関係している

活性酸素は「ストレス」「紫外線の刺激」「不規則な生活」などによって大量に生産されるため、活性酸素を大量に発生してしまう生活環境下にいる人はそうではない人に比べて「老化しやすい」といえます。

活性酸素が体内に大量発生しているということは、それだけ「身体が酸化している」ということ!

活性酸素の大量発生は健康的な細胞を攻撃してしまうため、身体の機能が円滑に運ばなくなり、体調不良や病気など「老化現象」として現れやすくなります。

抗酸化作用の高い食品

老化を食い止めるためには、細胞の機能を低下させる「活性酵素」を除去する働きがある成分を含む食品の摂取がおすすめです。

ここでは、活性酵素を効率的に除去してくれる「抗酸化作用の高い食品」について紹介してみたいと思います。

スーパーフード

スーパーフードとは、ある一定の栄養素がずば抜けて高い食品を指します。

中でも「チアシード」「カカオ」「マカ」「スピルリナ」「アサイー」などは抗酸化作用の高いポリフェノール類を多く含んでいるのが特徴的です。

スーパーフードは植物性でカロリーが低いですが、並外れた栄養価の高さは様々な分野で役立てられています。

毎日の生活の中に、少量づつでもいいのでスーパーフードを取り入れてみるのもいいでしょう。

紅茶

スーパーフードに含まれるポリフェノールに抗酸化作用があると紹介しましたが、実は「紅茶に含まれるポリフェノール」にも優れた抗酸化作用が確認されています。

紅茶と緑茶は同じ茶の木からできていますが、両者の違いは「発酵するかしないか」というところ。

発酵して作られる紅茶には、未発酵の緑茶よりも多くのポリフェノールが含まれているため、より効率的に活性酸素を除去してくれると考えられるでしょう。

紅茶には身体の酸化を防ぐ「抗酸化作用」がある!

細胞を攻撃して身体を酸化させてしまう活性酸素。若々しい身体やお肌を保つためには「活性酸素の除去」が欠かせません。

紅茶に含まれている紅茶ポリフェノールには活性酸素を除去してくれる働き(抗酸化作用)があるため、身体の中から若々しい健康美を目指せる成分として注目されています。

ここでは、紅茶の抗酸化作用について、具体的にどのような働きがあるのかを紹介していきたいと思います。

「糖化」を抑制

紅茶ポリフェノールは、肌の老化を促進させる「糖化」を抑制する働きがあります。

そもそも糖化とは、身体の中でたんぱく質と余分な糖分が結合すること。結合して生成された物質は分解されにくく、細胞や髪・骨などに蓄積します。

蓄積した物質は全身の老化を促進させてしまうことから、糖化は老化につながる厄介な物質として位置付けられています。

紅茶ポリフェノールはそんな糖化現象を抑制させてくれるため、身体の中から健康美をサポート!

美肌効果

抗酸化作用が高い紅茶を取り入れることで、美肌効果が期待できます。

先ほど、紅茶には「糖化を抑制する働きがある」とお伝えしましたが、糖化を抑制すると美肌につながりやすくなります。

なぜなら、お肌のコラーゲンは、糖化してしまうと構造が壊れてしまうから!

コラーゲンの構造が壊れてしまうと皮膚のハリが低下したりたるみやシワにもつながりやすくなったりしてしまいます。

糖化を抑制してコラーゲンの構造をしっかりと守ることができれば、若々しい美肌のサポートにも効果的です。

抗酸化作用が高い紅茶の種類は?

抗酸化作用の高い紅茶の見分け方は、ずばり「紅茶ポリフェノールが多く含まれている」紅茶です。

しかし、販売されているほとんどの紅茶には、ポリフェノールの含有量など記載されていません。

そこでここでは、誰でも簡単にできる「抗酸化作用が高い紅茶の見分け方」を紹介します。

紅茶ポリフェノールの含有量を調べる方法は?

紅茶と一口にいっても、栽培された国や環境・製茶状況によっては、同じ種類でも味わいや香りが異なるものです。

味わいや香りが異なれば含有成分も異なるもので、そうなると「抗酸化作用の効果」にも差が出てくるのは当たり前ですよね。

抗酸化作用の働きの元になっている「紅茶ポリフェノール」ですが、ある研究では「茶葉を栽培している土地における1日の温度差」が大きければ大きいほど、紅茶ポリフェノールの量が増えたという結果が出ているそうです。

抗酸化作用を狙うなら「ハイグロウン」

紅茶ポリフェノールが多く含まれている紅茶は、標高が高く寒暖差のある土地で栽培されている傾向があります。

紅茶ポリフェノールの抗酸化作用を期待したいのであれば、紅茶ポリフェノールが多く含まれている「ハイグロウン産」の茶葉を選んでみましょう。

標高特徴
ローグロウン
(標高600m以下)
ローグロウンで栽培される茶葉の味はとても濃く、重厚感を感じさせる味わい。渋みが少なくミルクティーとして向く種類も多い。「ルフナ」が有名。
ミディアムグロウン
(標高600〜1200m)
ミディアムグロウンで栽培される茶葉はクセが少なく、飲みやすさが抜群!ブレンドベースとしても相性がいい。優しい味わいの「キャンディ」が有名。
ハイグロウン
(標高1200以上)
標高が高く気温の寒暖差が激しい。茶葉を育てるのに最も適した環境で、最高級の茶葉が多く栽培されている。紅茶ポリフェノールの含有量が多い。「ウバ」「ディンブラ」がおすすめ!

茶園の標高によって「ローグロウン」「ミディアムグロウン」「ハイグロウン」という3つの種類に分けられているため、得たい効果に合わせて茶葉を選んでみるのもおすすめです。

ネパール紅茶

標高1600mという超高地にある「ネパール・イラム地域」では、上質な紅茶が栽培されています。

一般的に、ハイグロウンといえば標高1200m程度ですが、ネパールのイラム地域ではその標高を400mも上回る「超ハイグロウン栽培地域」です。

標高が高く気温の寒暖差がかなり激しいことから、深みがあり紅茶らしい繊細な味わいや香りの茶葉が生産されるとして有名です。

ネパール紅茶の多くはヨーロッパ方面に輸出されていることから、日本ではお目にかかる機会も少ないのではないでしょうか。

ネパールのいラム地域で栽培された紅茶を見つけたら、ぜひ試してみてください。

紅茶を美味しく淹れるポイント

紅茶の華やかで繊細な味わいを最大限に表現するためには、使用する茶器から水の質、蒸らし時間や茶葉の量など、様々なポイントがあります。

ここでは「絶対に外せない」といってもいいほど紅茶の味わいに影響する、美味しい紅茶の淹れ方について詳しく解説します。

水は「汲みたての水道水」を使う!

紅茶の美味しさを決定付ける最大のポイントは、水です。どのような水を使用するかで、紅茶の味わいや香りが決まるといっても過言ではありません。

紅茶に向く水は「汲みたての水道水」です。日本の水は一般的に軟水で、紅茶の成分抽出に適しています。

「ミネラルウォーターがいいのでは?」「ペットボトルの水の方が安心では?」という意見もありますが、美味しい紅茶を淹れるためには「汲みたての水道水」を使用しましょう。

汲みたての水には酸素がたっぷりと含まれていることから、ティーポット内でジャンピング現象が起こりやすくなります。

ジャンピング現象は紅茶の成分抽出を効率的に引き出すために欠かせないため、結果的に美味しい紅茶ができあがります。

なぜ軟水を使用するべきなのか?硬水の場合はどうすればいいのか?を知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。

紅茶に合う水ってどんな水?水の硬度による違いを徹底解説!紅茶を淹れる際に欠かすことができない「水」ですが、ひとくちに水と言っても、硬水や軟水・水道水からミネラルウォーターまで様々な種類の水があ...

茶葉の量は「茶葉の形状」「飲み方」に合わせる!

使用する茶葉の量は、茶葉の形状や飲み方に合わせるのが基本です。

例えば、細かく裁断して再形成されているCTC製法の茶葉は、一般的なリーフティーよりも抽出具合が高く、一瞬のうちに紅茶成分が水中に溶け出します。

一方で、葉の形をそのまま残しているようなフルリーフの茶葉は抽出速度がゆっくりで、じっくり蒸らす必要があります。

このように、茶葉の形状によって「抽出されやすい・されにくい」「抽出までにかかる時間」などが異なるため、使用する茶葉に合わせて量を計量しましょう。

一般的には、ティーカップ1杯分のストレートティーを作る場合には「3〜4g」の茶葉を、ミルクティーやチャイの場合は倍量の「6〜8g」の茶葉が目安といわれています。

使用する「ティーポット」を再確認!

紅茶の美味しさを決めるポイントはいくつかありますが、その中でも意外と見落とされやすいのが「ティーポットの形状」です。

ティーポットには「筒型」「急須型」「四角型」などバラエティに富んでいますが、美味しい紅茶を淹れるためには大きめサイズの丸型を選びましょう。

紅茶の成分が水中に効率よく抽出されるためには、紅茶のジャンピング現象を起こさせることが大切です。

筒型や四角型・急須などの狭い範囲ではジャンピング現象が十分に起こりにくいため、大きめサイズの丸型ティーポットがおすすめです。

ジャンピング現象について詳しく知りたい人は、以下の記事もチェックしてみてください。

【紅茶がジャンピングしない!!】原因や上手に淹れるポイントとは美味しい紅茶を淹れるために欠かせない「ジャンピング」という現象ですが、本格的なティーポットを使用してもなぜかジャンピングしないというケー...

ティーバッグの場合は「価格」に着目!

ここまでは「リーフタイプの茶葉」を使用した場合について紹介してきましたが、ティーバッグタイプの紅茶を美味しく淹れるためには何が大切なのでしょうか?

ティーバッグタイプの紅茶を美味しく淹れるコツはたくさんありますが、最もシンプルでわかりやすいのが「商品の価格」に着目することです。

一般的な価格よりも少し高価なティーバッグ紅茶には、紅茶を美味しく楽しめる以下のポイントが揃っていることが多い印象を受けます。

  • ティーバッグがテトラ型で紅茶成分が抽出されやすい
  • 上質な茶葉を使用しているため味や香りがいい
  • 品質管理が徹底されているため味が落ちにくい
  • 腕のいいブレンダーによって作られている

「カップを温めておく」「カップに蓋を乗せしっかり蒸らす」などのポイントもありますが、ティーバッグタイプの場合は商品の価格を指標にして決めてみてもいいでしょう。

紅茶の抗酸化作用で美しく!酸化を防いで若々しい健康美を目指そう

紅茶には、酸化や老化を抑制してくれる「紅茶ポリフェノール」が含まれています。

緑茶に含まれるカテキンよりも優れた抗酸化作用を発揮してくれるため、エイジングケアを取り入れたい人にはぴったりの飲み物といえますよね!

茶葉の種類によって紅茶ポリフェノールの含有量は異なるため、意識的にハイグロウンの紅茶を選んでみるのもいいでしょう。

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inkteaはネパールから直接茶葉を輸入している紅茶専門店です。

渋みが少ない、芳醇な香りで甘みのある茶葉を使用。

フレーバーティーやハーブティーも作っています。

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ABOUT ME
AYUMI SHIRANE
砂糖・小麦・卵・乳製品不使用!焼かずに作るロースイーツの魅力に取り憑かれ、講師として活動中。また、神が宿る靈草と呼ばれている「まこも」を使ったお茶を開発し、心身の浄化と波動を高めるお手伝いもおこなっております。Link teaのオータムナルの大ファン♡