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妊娠中にはカフェインの入っていないハーブティーを取り入れる女性も多いですが、中でもスッキリとしたレモンの味わいを楽しめるレモングラスティーが人気を集めています。
レモングラスティーは、その名の通りレモンのような爽やかな香りがするハーブティーです。ノンカフェインなので飲みやすく、リフレッシュしたい時にもぴったりですね。
今回はレモングラスティーに期待できる効果効能や副作用、妊娠中の飲用について詳しくご紹介します。
Contents
レモングラスとは?
レモングラスティーの原料になっているハーブは「レモングラス」といい、レモンのような爽やかな香りとほのかな甘みを楽しめるハーブです。
家庭菜園でも栽培できる人気のハーブで、手作りレモングラスティーを楽しむ人も少なくありません。
レモングラスはレモンの香りがするため柑橘系の植物と勘違いされやすいですが、実は「イネ科」の植物。
トムヤムクンなどアジア料理に欠かせないハーブとしても有名で、料理のスパイスとしてはもちろん、虫除け効果も期待できる多様性を持ったハーブです。
別名「アジアの薬草」
レモングラスはその多様性からか、アジアでは「アジアの薬草」という別名がつけられています。
インドでは薬として用いられていたり、中国では古来より漢方として体の不調に役立てられたりしていたそうです。
体にしっかりと働きかけてくれそうなので、ぜひ取り入れてみたいハーブティーだといえるでしょう。
レモングラスの主な成分は?
シトラル
香りや風味を持たせる役割を担っています。また、抗菌作用が期待できます。
シトロネラール
シトラルと同様に香りや風味の元となる成分です。また、殺菌・抗菌作用があるとされています。
ゲラニオール
レモングラスに含まれる成分のひとつで、シトロネラールと同様に香りや風味があります。また、抗炎症作用や抗酸化作用が期待できます。
リモネン
レモンなどの柑橘類にも含まれる成分で、香りや風味を持たせる役割を担っています。また、シトロネラールと同様に抗酸化作用や殺菌作用があるとされています。
タンニン
紅茶などにも含まれる成分で、苦味や渋みを与える効果が期待できます。また、抗酸化作用や抗炎症作用があると言われています。
レモングラスは柑橘の香りが特徴ですが、成分からみてもその特徴がわかりますね。
レモングラスティーの効果
「アジアの薬草」と呼ばれているレモングラスですが、ハーブティーとして乾燥させたものを「レモングラスティー」といいます。
ここでは、レモングラスの効果を凝縮したレモングラスティーの効果効能について詳しくまとめてみたいと思います。
疲労回復効果
レモングラスティーはレモンの香りがしますが、レモンの香りの元になっているのは「シトラール」という芳香成分です。
シトラールは心身の疲れをリフレッシュさせて疲労感を改善し、集中力を高めたり気分の切り替えをサポートしたりしてくれる働きも期待できます。
疲れが溜まってしまってなかなかやる気が出ないときはもちろん、仕事や勉強の休憩時間にもぴったりです。
集中力をあげたい時に一杯、飲みたいハーブティー。血行促進の作用も期待できるので、マッサージの後に飲むのもおすすめです。
消化器官系の不調緩和
また、シトラールには消化器官系の不調をサポートする効果も高いと考えられています。
「食欲不振」「消化不良」「胃痛」などに悩まされている人は、レモングラスティーを取り入れてみるといいかもしれません。
消化不良を起こしやすい人は食後に、食欲不振で悩んでいるなら食前にレモングラスティーを取り入れてみるのもよさそうです。
胃腸が弱りやすい夏バテの時期には、常温のレモングラスティーを飲む習慣をつけてみてもいいですね!
また、腸内に溜まったガスの排出もサポートしてくれるため、お腹が張ってしまいやすいときにもおすすめです。
↓レモングラスに似た香りを持つ「レモンバーベナ」も消化器官の不調緩和におすすめ!

美肌効果
シトラールには血管を広げてくれる働きもあり、血流促進効果が期待できます。
血流が促進されると、必要な栄養素が血液によって肌細胞に運ばれ、美肌効果につながります。
血流が悪いとどうしても顔色が悪く見えたりくすんで見えたりしてしまいますが、血流が促進されるだけで肌トーンがぱっと明るくなるもの。
また、血流促進以外にも「皮脂分泌量を調整する」「毛穴を引き締める」などの効果も期待できることから、ニキビ肌に改善にも役立ちそうです。
「顔色が悪い」「肌にツヤが欲しい」「ニキビができやすい」などと感じている人は、ぜひレモングラスティーを試してみてください。
殺菌作用
レモングラスは他のハーブの隣に植えておくと、害虫からハーブを守ってくれるといわれているほど「殺菌作用」の高いハーブです。
アジア料理にレモングラスが活用されるのは、食材に付着している菌や毒素を緩和させる目的でもあるんですよ。
古代ではレモングラスを感染症予防や発熱時・下痢時などに利用していたことからも、優れた殺菌効果が期待できます。
風邪が流行りだす時期や風のひき始めなどは、いつもの飲み物をレモングラスティーに置き換えてみるのもひとつの方法です。
口臭予防効果
レモングラスティーの優れた殺菌作用は、口内の雑菌にも効果が期待できます。
口臭の原因は口内で増殖した菌によることが多く、いくら歯磨きをしても菌の繁殖を抑えなければ意味がありません。
食後にレモングラスティーを飲むことで口内の雑菌の繁殖を抑えれば、爽やかな息が続くでしょう。
また、清々しいレモンの香りも口臭ケアにぴったりなので、ぜひ取り入れてみてください。
母乳の出をよくする
レモングラスティーには「母乳の出をよくする」効果もあるといわれていますが、これは専門家によっても異なる意見があがっています。
インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では、授乳婦にレモングラスが処方されることもあるほど、母乳の出をよくする効果があると考えられています。
レモングラス中の成分「シトラール」には血流促進効果があるとお伝えしましたが、母乳の原料となるのは母親の血液。
血流がよくなれば当然、母乳の出にもいい影響が現れると想定されます。
一方で、レモングラスティーの授乳婦に対する安全性は確立されておらず、不安視する女性も少なくないようです。
妊娠中は飲める?レモングラスティーの注意点
さまざまな効果が期待できるレモングラスティーですが、妊娠中でも安心して飲めるハーブティーなのでしょうか?
ここでは、レモングラスティーを飲むときの注意点について詳しくまとめます。
妊娠中は飲用を避けるほうが無難?
レモングラスティーは比較的安全性が高く、年齢を問わず飲めるハーブティーです。
しかし、中には「レモングラスティーは子宮の収縮を引き起こす」と指摘する専門家も!
子宮の収縮につながるということは流産や陣痛につながる可能性も否定できないため、特に妊娠初期の飲用は気をつけたいところです。
飲む場合は少量から、体調の様子を見ながらにしましょう。
妊娠中にハーブティーを楽しみたいなら作用が穏やかなハーブ「ルイボスティー」もおすすめ!

妊娠中の有害性は観察されなかった!
一方で、レモングラスティーは妊娠中でも安心して飲めるハーブティーと考える専門家も少なくありません。
「メディカルハーブ安全性ブック第2版」「アロマテラピー図鑑」などの著書中では、妊娠中にレモングラスティーを飲んでも胎児に影響はなく、妊娠中の有害性は観察されなかったとの研究結果が示されています。
妊娠過程が安定していて切迫流産やお腹の張りなどがない場合は、妊娠中でも飲めるハーブティーと考える専門家もたくさんいます!
授乳中は飲み過ぎに気をつけて
レモングラスティーは母乳の出をよくする効果がるとお伝えしましたが、「メディカルハーブ安全性ブック第2版」によると、授乳中の飲用に関する最終的な安全性は確立されていないそうです。
しかし、授乳中の飲用で問題が発生したことも確認されていないため、そこまで神経質にならなくても大丈夫といえるのではないでしょうか。
ただし、あまりに飲みすぎると不安になってしまう人もいると思います。授乳中にレモングラスティーを飲む場合は、かかりつけ医に適量を相談してみるといいでしょう。
「糖尿病」傾向がある人は気をつけよう
妊娠中・授乳中の飲用での有害性は確認されていませんが、レモングラスティーは血糖値の数値を変化させる可能性があると指摘されています。(「メディカルハーブ安全性ブック第2版」による)
そのため、血糖値コントロールを実践している人や糖尿病の薬を飲んでいる人などは、レモングラスの飲用を控えておいたほうが無難です。
レモングラスティーの美味しい飲み方とアレンジ方法
ここでは、レモングラスティーの美味しい飲み方やアレンジ方法を紹介します。
「味わいの変化を楽しみたい」という人は、ぜひ参考にしてくださいね!
レモングラスティーの美味しい淹れ方
初めに、レモングラスティーの美味しい淹れ方について詳しく解説します。
使用するレモングラスの種類に合った淹れ方が、素材の味を引き出すポイントです。
ティーバッグタイプ
最も流通量が多いのは、手軽にレモングラスティーを楽しめるティーバッグタイプ。
お湯に浸しておくだけで美味しいレモングラスティーが完成するため、時間がない朝や手軽にハーブティーを楽しみたいという人にぴったりでしょう。
ティーバッグタイプを使用する際は、カップを熱湯で事前に温めておくことと、蒸らし時間をしっかりと取ることが大切です。
蒸らし時間は製造メーカーの規定により異なるため、パッケージを確認してみてください。
また、ティーバッグタイプはあらかじめ複数のハーブとブレンドされている商品も多く、ブレンドティー好きには特におすすめです。
リーフタイプ
ティーバッグタイプの次に多く見かけるのは、レモングラスの葉を乾燥させてザクザクカットし、そのまま袋詰めしてある商品です。
リーフタイプはティーバッグタイプに比べると葉の形状が大きいことが多いため、しっかりと蒸らし時間を取るのが美味しく淹れるポイント!
できるだけティーポットを使用し、葉がしっかりと水中で動くスペースを作ってあげましょう。
また、どうしても蒸らし時間が長くなってしまう場合は、お湯の温度が下がってしまいます。
そんなときはティーウォーマーなどを併用し、蒸らし中にお湯の温度が冷めてしまわないように工夫してみてください。
しっかりとした味わいに仕上げたい場合やアイスティーとして楽しみたい場合は、鍋で煮出す方法もおすすめです!
フレッシュタイプ
フレッシュタイプとは、生えているレモングラスを切り取りって洗い、鍋で煮出して作るフレッシュハーブティーです。
フレッシュハーブティーはドライハーブティーに比べると青臭さが残りますが、より自然なレモングラスの風味を楽しめる飲み方!
レモングラスは家庭菜園でも育てられるハーブなので、挑戦してみるのも面白そうですね。
レモングラスのおすすめアレンジ方法
レモングラスはとても美味しくて飲みやすいハーブティーですが、ずっと飲んでいると味に変化をつけたいと感じることもあります。
そんなときにおすすめなのは、「ミルクを加える」「他のハーブとブレンドする」「ハチミツを加える」などのアレンジ方法です。
特に、レモングラスとミルクの相性は抜群!
レモングラスのほのかな甘みと爽やかな香りが、ミルクを入れることによってより引き立ってまろやかになる印象です。
ミルクレモングラスティーはホットでもアイスでも楽しめるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
おすすめのレモングラスティー
ここでは、レモングラスティーのおすすめ商品を紹介します。
ティーバッグなので手軽に淹れることができ、レモングラスの他にもハーブがブレンドされており、飲みやすさが特徴です。
【linktea】レモングラスティー ティーバッグ
Link teaのレモングラスティーは、ネパール産の上質なレモングラスをベースに、ローズマリーやみかんピールを加えてあっさりと飲めるブレンドタイプ。
レモングラスの青草感を緩和するために、まろやかな味わいのレモンマートルとレモンピールを加え、飲みやすく仕上げているのが特徴的です。
レモングラスの味わいの影に、相性抜群のローズマリーの姿がかすかに感じられ、繊細で味わい深い飲み口になっています。
柑橘系の香りなので、リフレッシュしたい時にもおすすめです。
レモングラスティーは甘くて爽やかな香りの「万能薬草ハーブティー」
レモングラスの甘くて爽やかな香りは、疲労が溜まってしまったときや気分をスッキリさせたいときにおすすめです。
消化器官系の不調を整えてくれたり美肌効果も期待できたりするため、ぜひ毎日の水分補給として取り入れてみましょう。
ただし、妊娠中・授乳中の人は念のために専門家やかかりつけ医に相談すると安心です。糖尿病の人は控えるように注意してくださいね。
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linkteaはネパール紅茶からはじまった自然派ティーブランドです。
現地に訪れて厳選した茶園から、皆様にお届けいたします。 香料をできるだけ抑え、最後まで飲みやすいフレーバーティー、ハーブティーも作りました。 linkteaの紅茶を是非お試しください。
