「くしゃみ」「鼻水」「かゆみ」など、花粉の季節になると現れてくる不快な症状…。
春は花粉症の人にとって「1年の中で最も辛い季節」といっても、決して過言ではないでしょう。
そこで今回は、辛い花粉症症状の緩和に効果が期待できるハーブティーをご紹介します。
「薬に頼りたくない」「自然の力で症状を予防したい」という人は、ぜひ花粉症対策にハーブの力を取り入れてみてください。
Contents
花粉症にはなぜハーブティーが効果的?
「ローズヒップティー」「カモミールティー」「ペパーミントティー」など、一口にハーブティーといっても様々な種類がありますよね。
そして、それぞれのハーブティーには多種多様の効果効能が期待されています。
花粉症対策に利用されるハーブティーの多くは、アレルギーの発症を抑えてくれる「抗ヒスタミン様作用」を持つ成分が含まれていたり、呼吸器官の不調改善に役立つ成分が中心に含まれていたりするものが多いのです。
例えば、花粉症の代表的な症状である「鼻づまり」「鼻水」に対しては、鼻の粘膜を正常に保って炎症を抑える働きのあるハーブティーが盛んに用いられます。
一方で「鼻づまりは気にならないけど目のかゆみがひどい」なんて場合には、抗ヒスタミン作用に優れたハーブが利用されることも!
このように、花粉症症状といっても人それぞれに現れる症状が異なるため、症状に合わせてハーブティーを選んでみるといいでしょう。
花粉症シーズンに注意したいハーブ
ハーブには自然の力が宿っていますが、花粉症シーズンに摂取しない方がいいといわれているハーブもあります。
キク科のハーブ
「カモミール」「ネトル」「エキナセア」などキク科に属するハーブは、キクアレルギーがある人は気をつけましょう。
花粉症シーズンにキク科のハーブを取り入れてしまうことでアレルギーが誘発され、花粉症症状を引き起こしたり症状を重症化させたりしてしまうこともあります。
夏から秋にかけては、キク科の花粉が飛びやすい時期。この時期に花粉症症状がある人は、キク科アレルギーの可能性も考えられます。
特に、カモミールなどの代表的なハーブティーを飲んでいる人で秋口に花粉症症状がある場合、キク科のハーブは摂取しない方が懸命です。
また、ブタクサ・稲・マリーゴールドなどは秋口に花粉が飛びやすくなっています。
キク科にアレルギー反応が出る人がこれらの花粉を吸引してしまうと、花粉症症状を悪化させてしまう可能性もあるので注意してください。
花粉症緩和に!おすすめのハーブティー10選
ここでは、花粉症症状に効果が期待できるハーブティーをご紹介します。
症状が発症してから飲むのも効果が期待できますが、できれば花粉の季節の2ヶ月ほど前から飲み続けることで花粉症症状の発症を予防できるといわれています。
カモミールティー
ヨーロッパ方面では、古くから「安眠のためのハーブ」として利用されていたカモミールティー。
安眠やリラックス効果が有名ですが、実は花粉症持ちの人には嬉しい「抗アレルギー作用」があります。
花粉症の原因にもなっているヒスタミンの分泌を抑え、花粉症症状によく見られる鼻づまりや目のかゆみに力を発揮してくれます。
※カモミールはキク科のため、キク科アレルギーのある人は使用しないようにしましょう!
ネトルティー
ビタミンCやミネラルを豊富に含むネトルティーには、体内で過剰に発生してしまうヒスタミンの分泌量を整えてくれる効果があります。
また、血をサラサラにしてくれる効果もあり、花粉症だけではなく「喘息」「アトピー」など様々なアレルギー症状の緩和に役立つハーブです。
※ネトルはキク科のため、キク科アレルギーのある人は使用しないようにしましょう!
フィーバーフュー
「奇跡のアスピリン」「天然の抗ヒスタミン剤」と呼ばれているフィーバーフューは、ヨモギに似た植物でとても強い芳香を持ちます。
味が独特でやや飲みにくさがありますが、アレルギー症状を抑えたり偏頭痛を抑えたりする効果で有名なハーブです。
ただし、子宮刺激作用があるフィーバーフュー。「メディカルハーブ安全性ブック第2版」によると、安全性クラスは「2b(妊娠中に使用しない)」となっているため、妊婦さんや妊活中の女性は注意しましょう。
※フィーバーフューはキク科のため、キク科アレルギーのある人は使用しないようにしましょう!
アイブライト
アイブライトは、アレルギーによる目のかゆみや眼精疲労の軽減によく使われているハーブです。
抗炎症・抗アレルギー作用が強いため、すでに花粉症症状が発症している人にぴったり!粘膜に働きかけてくれるため、アイパックとして取り入れてみるのも効果的ですよ。
目元だけではなく、鼻水や鼻づまり・喉の痛みにも効果的で、頭をスッキリさせてくれるため「花粉症で頭がボーッとする」なんて人にもおすすめです。
マレイン
マレインは呼吸器系の不調に働きかけてくれるハーブで、特に「粘膜に作用する力」が強いといわれています。
花粉症症状の緩和に役立つと考えられているだけではなく、ドイツでは「小児科で使用される」「中耳炎にマレインを処方」ことも珍しくないんだとか!
科学的に解明されていない効果効能が多いマレインですが、呼吸器系のトラブルに悩んでいる人は一度試してみるといいでしょう。
パセリ
料理によく添えられているパセリは「天然の抗ヒスタミン剤」といわれているほど、花粉症などのアレルギー症状を抑えてくれる効果があります。
パセリは通常の使用の範囲内では副作用等なく、比較的安心して使えるハーブです。
しかし、海外では「パセリが堕胎薬として使われていた」という文献があったり、妊婦への使用が禁忌となっていたりすることも!
パセリが胎児に与える悪影響については科学的に証明されていないため、通常の使用の範囲内であれば、妊娠期でも安全に使用できるハーブティーといえるでしょう。
※パセリティーはOKですが、パセリの種子やパセリ精油は「妊娠中の使用はNG」なので注意!
エキナセアティー
ネイティブアメリカンが古くから使用していたエキナセアは「万能薬」「天然のステロイド剤」などといわれ、免疫力アップ・風邪予防・鎮痛剤などの効果があるハーブです。
抗アレルギー作用も高く、免疫力をアップさせる作用との相乗効果で花粉症症状の緩和が期待できるでしょう。
ただし、エキナセアは非常に強い作用を持っているため「8週間以上の連続使用を禁止」としている専門家も少なくありません。
エキナセアを使用する場合は「花粉症予防として1〜2ヶ月程度」「辛い花粉症症状の緩和に」など、ここぞ!というときのピンポイント使いがおすすめです。
※「メディカルハーブ安全性ブック第2版」によると、授乳中の使用に関しては「問題は確認されていないが安全性は確認されていない」とのこと。稀にアレルギーを引き起こす場合があるため、授乳中の女性だけではなく、妊娠中の女性も専門医のアドバイスのもとで使用しましょう。
また、キク科アレルギーの人・進行性疾患(結核・白血病・膠原病・多発性硬化症・エイズ・HIV感染・自己免疫疾患など)には禁忌となっています。
エキナセアについてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。
エーダルフラワーティー
抗炎症作用に優れているエーダルフラワーは、花粉症症状の緩和だけではなく、風邪やインフルエンザの初期症状の緩和にも役立ちます。
鼻水や鼻づまりの原因になっている粘膜の詰まりや炎症を緩和してくれるため、辛い花粉症症状やくしゃみの抑制にも効果的ですよ!
ルイボスティー
「南アフリカのごく一部分でのみ育つことができる」という貴重なルイボスティーは、体のサビつきを防いでくれる「抗酸化作用」が高いことで知られています。
体のサビつきが過剰になってしまうとアレルギー症状が悪化してしまうこともあることから、抗酸化作用の高いルイボスティーを花粉症予防に取り入れる人が増加中!
ルイボスティーは安全性の高いハーブティーで、妊娠中や授乳中・老若男女問わず取り入れやすいのも魅力的です。
ローズヒップティー
「ビタミンCの爆弾」といわれているローズヒップには、アレルギー症状発症の原因になっているヒスタミンを抑制する働きがあります。
それだけではなく、粘膜を保護してくれる働きもあることから、花粉症の発症を予防して目のかゆみや鼻づまりなどのトラブルを軽減してくれます。
ビタミンCがたっぷりなので美白効果やエイジングケアにもつながり、肌トラブルの悩みにも効果が期待できます。
花粉症におすすめのハーブティー
ここでは、花粉症におすすめのハーブティーを紹介します。花粉が飛び始める2〜3ヶ月前から飲むことで、花粉症予防になると考えるひとも少なくありません。
体調を見ながら、少しずつハーブティーを取り入れてみましょう。
ムズムズぐずぐずブレンド
こちらは、花粉症時期に感じやすい「ムズムズ感」「ぐずぐず感」のためにおすすめのブレンドハーブティーです。
ネイティブアメリカンが万能薬として使用していたエキナセア、抗アレルギー作用のあるカモミール、花粉症緩和に作用するユーカリなど、13種類のハーブがバランスよくブレンドされています。
すっきりとした味わいで爽快感ある飲み口は、気管支が炎症しているときやムズムズぐずぐずしているときにぴったりでしょう。
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生活の木 ネトルティー
ハーブやアロマ関連商品が充実している生活の木では、有機ネトルのシングルハーブティーが発売されています。
ネトルはアレルギー症状の原因にもなるヒスタミンの分泌量を整えてくれることから、花粉症の人におすすめです。
こちらのネトルティーはブルガリアやポーランド産の上質なネトルを使用し、オーガニック認定であるJAS認定にも合格しているため、安心して飲用できるでしょう。
ハーブティー以外でできる花粉症対策は?
ハーブティーを生活の中に取り入れることで、花粉症が軽くなったり発症しなくなったりする人もいますが、ハーブティー以外でできる対策はあるのでしょうか?
ここでは、花粉症対策におすすめできる対策について詳しく紹介します。
まこも蒸し
まこもとは、縄文時代から変わらず生存しているイネ科の植物です。
「神が宿る草」ともいわれ、出雲大社本殿しめ縄や各地の神社の御神体に使用されるなど、神聖な植物として注目されています。
そんなまこもを使用して、股から蒸気を当てる「まこも蒸し」が、島根県をはじめとする各地でじわじわと広がりつつあります。
まこもにはデトックス作用の高い「ケイ素」が多く含まれ、体内に溜まってしまった毒の排出をサポート。
体を芯から温めることで血流を整え免疫力を高めることで、花粉症対策につながると考えられています。
適度な運動
花粉症が怖いからといって、家に閉じこもるのはおすすめできません。
太陽の光を浴びて適度な運動をすることにより、自律神経が整いやすくなり基礎免疫力の向上も期待できるでしょう。
「毎朝15分程度ウォーキングする」「週に1度はジムへ行く」「エレベーター等は使用せず階段を使う」など、日常生活の中でできる範囲から運動を取り入れてみてください。
喉や鼻の粘膜を強化
花粉症症状を予防・軽減させるためにおすすめなのは、喉や鼻の粘膜を強化することです。
「喫煙」「暴飲暴食」「辛いものの食べ過ぎ」などは呼吸器系粘膜を傷つけてしまう可能性が高いため、控えるようにしましょう。
また、ゆったりとした呼吸や深い呼吸は自律神経を整えて免疫力強化につながり、呼吸器系にもいい影響を与えてくれます。
時間を見つけて瞑想したり、ヨガや座禅に取り組んでみるのもいいかもしれません。
紅茶が喉の粘膜を保護してくれることをご存知でしょうか?以下の記事もぜひ参考にしてください。
花粉症対策にはハーブティーを取り入れてみよう!
花粉症に効果が期待できるハーブティーの多くは、アレルギーを発症させる「ヒスタミン」の分泌を抑える効果がありました。
ハーブは医薬品ではないため薬のような即効性は期待できませんが、海外では医療機関にてハーブが処方されることも珍しくありません。
ハーブには花粉症症状を緩和に導いてくれる「体に作用する力」がありますが、不安解消やリラックス効果など「心に作用する力」も備わっています。
ハーブの香りで心を整えたり悲しみを癒されたり…花粉症対策をしながら、ぜひハーブの「心に作用する癒しの力」も感じてみてくださいね!
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