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リラックス効果が高くて女性に大人気の「カモミールティー」ですが、カモミールティーは紅茶なのでしょうか?カフェインは含まれているのでしょうか?
知名度の高いカモミールティーではありますが、上記のようにまだまだ知らないこともたくさんですよね。
そこで今回は、カモミールティーの効果効能をお伝えするとともに、紅茶との違いやカフェインの含有についても触れていきたいと思います。
Contents
カモミールティーと紅茶の違いは?カフェインは含まれている?
カモミールティーとはキク科の植物である「カモミール(カミツレ)」の花を乾燥させたもので、紅茶ではなくハーブティーとして親しまれています。
カモミールティーに使用されているカモミールには「ジャーマンカモミール」と「ローマンカモミール」という2種類のカモミールがあり、ハーブティーには「ジャーマンカモミール」の花が使用されています。
またカモミールティーと一口に言っても、カモミールの乾燥花が100%使用されているものもあれば紅茶葉などとブレンドしてあるものも。
カモミールの花自体にはカフェインが含まれていないので、カモミールの乾燥花100%のものであればノンカフェインということになります。
ただ、紅茶葉とブレンドしてあるカモミールティーの場合は、紅茶の茶葉にカフェインが含まれているので妊婦さんや小さな子どもは気をつける必要があるでしょう。
- カモミールティーは紅茶ではなく「ハーブティー」
- カモミール100%であればカフェインは含まれていない
- 紅茶葉とカモミールをブレンドしてあるカモミールティーもある
紅茶のカフェイン量について知りたい方はこちらの記事を参考ください。
カモミールの種類
カモミールには、「ジャーマンカモミール」と「ローマンカモミール」の2種類が挙げられます。
ローマンカモミール
ローマンカモミールは一般的に市販されているカモミールティーの主原料になります。
花の部分を使用して作られ、柔らかな甘い香りと味わいが特徴です。
ローマンカモミールは、ジャーマンカモミールに比べてやや甘く、フルーティーな香りがあります。そのため、ティーやアロマセラピー、化粧品などに広く利用されています。
夜間の眠りを深めるためのハーブとしても評価されており、不眠症の自然治療に役立ちます。
また、ローマンカモミールは飲みやすいため、消化促進やリラクゼーションに効果的なハーブティーとしても人気があります。
ジャーマンカモミール
カモミールは、ローマンカモミールと同様に花の部分を使用して作られますが、ローマンカモミールよりもやや苦味があり、香りもやや強めです。
カモミールの中でもっとも一般的に使用される種類の一つで、花の部分を使用してカモミールティーが作られています。
ジャーマンカモミールは一年草で、白と黄色の花を持つハーブです。古くから薬草として使用され、特にリラックス効果や睡眠を促す効果が期待できます。肌の炎症や胃腸の不調にも効果的と言われています。
カモミールティーの効果効能
カモミールの花が使用されているカモミールティーは、カモミールの乾燥花が多く入っていればいるほどカモミール特有の効果効能がはっきりと感じることができるものです。
ここでは、カモミールの効果効能について詳しくまとめてみましょう。
リラックス効果
ジャーマンカモミールは青リンゴによく似た香りを持ち、フルーティーで清々しい香りが特徴的です。
この優しい香りには高いリラックス効果があり、高ぶった気分を鎮静化してくれる効果が期待できます。
そのため、緊張型頭痛など血行不良による解消の手助けにもなるでしょう。
カモミールティーはリラックス効果に優れているので、就寝前に飲む習慣をつければ安眠にもつながるでしょう。
夜に飲用する場合は、カフェインの入っていないタイプのカモミールティーを選ぶようにしてくださいね。
冷え性の緩和に
カモミールティーは、先ほどお話ししたようにリラックス効果で知られていますが、冷え性の緩和にも効果的とされています。
カモミールティーに含まれる成分が血行を促進し、体を内側から温める作用があるためです。
また、ストレスの軽減にも役立ち、冷え性の原因となる自律神経の乱れを整える助けとなるでしょう。
皮膚や粘膜を健康に保つ
カモミールに含まれている「アズレン誘導体」という物質には、粘膜を保護したり皮膚を健康的に保ったりする効果も確認されています。
ヨーロッパなどでは、カモミールの精油が医療機関で使用されることもあるほどなんですよ。
カモミールティーには先ほどもお伝えしたように、優れた「リラックス効果」もあるため、ストレスからくる消化器官系の不調緩和にも役立つとされています!
「胃腸の調子がおかしいな…」と感じることがあれば、カモミールティーの粘膜保護の力を借りてみるのもアリ。
リラックスすることで、体の不調も改善へと向かうはずです。
風邪のひき始めに
カモミールには体を温める・発汗促進・利尿作用などといった働きがあるため、風邪の初期症状が出たときにもおすすめです。
カモミールティーの高いリラックス作用は人間が本来持っている「免疫力」を高めてくれるので、風邪のひき始めには特に効果的でしょう。
また、粘膜を健やかに保ってくれる作用は細菌やウィルスが体の中に侵入するのを防いでくれる働きもあり、風が流行り出す季節には最適!
優しい飲み口のカモミールティーですが、風邪予防や症状緩和にとっても効果的なんですよ。
アレルギー症状の緩和
カモミールにはアレルギー症状を緩和させる効果があることは有名ですが、これはカモミールティーにも言える効果効能のひとつです。
花粉症や気管支系の不調時には、カモミールティーの蒸気を吸入するだけで症状が楽になったりすることも!
生理痛緩和
カモミールには、体の中にある「平滑筋」という筋肉組織を落ち着かせる作用があるので、生理痛や腹痛といった痛みを和らげてくれる効果が。
カモミールは別名「マザーハーブ」とも呼ばれているほどで、女性特有の辛い症状を緩和してくれると言われています。
さらには、カモミールの持つ消炎作用や抗酸化作用によってお肌のトラブルが鎮静化し、美肌に導いてくれるというので驚きです!
カモミールティーの摂取により、心身のリラックス効果も期待されます。特に生理前や生理中のイライラや不安感を和らげる助けとなることが知られています。
また、カフェインフリーなので、寝る前に飲むのもオススメです。
胃の不調をサポートしてくれる
特にストレス性による胃腸の不調に効果的です。カモミールティーはリラックス効果が期待できるので、ストレスを感じた日、寝る前に飲むと良いでしょう。
胃の粘膜を保護してくれるので、ストレスを溜まっているかも、など身体からのサインが出た時や、胃の不調が出る前に飲むのがおすすめです。
カモミールティーの美容効果
カモミールティーには、さまざまな美容効果があると言われています。ここでは期待できる効果を5つご紹介します!
カモミールティーの美容効果について興味がある人は、参考にしてみてください。
抗酸化作用 | カモミールには抗酸化物質が豊富に含まれており、細胞を酸化ストレスから保護し、老化のサインであるシワやたるみを防ぐ効果が期待できます。 |
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抗炎症作用 | カモミールには抗炎症作用があり、ニキビや赤みの原因となる炎症を抑える効果があります。また、肌荒れや敏感肌の症状を緩和する効果も期待できます。 |
保湿効果 | カモミールティーには保湿成分も含まれており、肌の水分を保ち、乾燥から守る効果があります。肌のバリア機能をサポートし、外部刺激から肌を守ることができます。 |
緊張緩和効果 | カモミールにはリラックス効果があり、ストレスを和らげる効果があります。ストレスが原因で起こる肌トラブルを予防する効果も期待できます。 |
睡眠の質向上 | カモミールにはアピゲニンという成分が含まれており、リラックス効果をもたらすことで睡眠の質を向上させる効果があります。良質な睡眠は肌のターンオーバーを促進し、美肌につながります。 |
アンチエイジング効果 | カモミールには糖化の抑制を期待できる「カマメロサイド成分が含まれています。特に含まれているのはローマンカモミールで、糖化による肌のシワやくすみ、たるみといった老化を防ぐ働きをすると言われています。 |
カモミールティーの選び方
ティーバッグタイプを選ぶ
便利なのがティーバッグタイプのカモミールティー!
カモミールティーには手軽なティーバッグのものと、ティーポッドを使って淹れるタイプのものがあります。
カモミールティーは淹れたあと細かな出涸らしになるため、後片付けが少々面倒!という方は、お手軽に淹れることができるティーバッグタイプがおすすめです。
オーガニックのカモミールティー
カモミールティーにはオーガニック認証を受けている商品も多くあります。
EUオーガニック認証やアメリカのUSDAオーガニック、日本であれば有機JAS認証ですね。農薬や化学肥料が使っていないので、安心して飲むことができます。
オーガニックのカモミールティーを選ぶ際、認証ラベルを確認してみましょう。EUオーガニック認証やUSDAオーガニック、有機JAS認証など、信頼できる認証マークが付いている商品を選ぶことで、農薬や化学肥料を使用していないことが保証されます。
こうした製品は、体に優しく、環境に配慮した生産方法で栽培されているため、安心して楽しむことができます。また、オーガニック製品は、味や香りにも優れていることが多いです。
カモミール100%のハーブティー
素材100%の香りや味を楽しみたいという方は、カモミール100%のハーブティーを選ぶのがおすすめです。
“カモミール100%”のハーブティーであれば、添加物や他のハーブが混ざっていないため、カモミール本来の深い香りと優れた風味を堪能できます。
選び方のポイントとして、乾燥したカモミールの花がたっぷりと入っているものや、賞味期限が近くなく新しいものを選ぶことが大切です。
また、パッケージに「100%カモミール」と明記されていることを確認し、信頼できるブランドを選ぶことも重要でしょう。
ブレンドされているカモミールティーを選ぶ
他のハーブやスパイスとブレンドされているカモミールティーも販売されています。
カモミール100%のカモミールティーとは違った香りや後味を楽しむことができます。
普通のカモミールティーが苦手という方は、ブレンドタイプのカモミールティーだと美味しいと感じる人も!
色々なタイプのカモミールティーを飲んでみて、自分の好みを見つけるのもいいですね。
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カモミールティーの美味しい淹れ方
カモミールティーはティーバッグタイプになっていることが多く、ハーブティー初心者の人でも簡単に淹れられますが、細かいポイントを知っておくとさらに美味しく淹れられます。
そこでここでは、カモミールティーの基本的な淹れ方や、カモミールティーに合う美味しい飲み方についても詳しく紹介します。
熱湯を使う
カモミールティーに限った話ではありませんが、ハーブの成分をしっかりと抽出させるためには、使用するお湯の温度が重要です。
理想は「沸騰したての熱湯」。あまりにお湯の温度が低いと、ハーブの成分を十分に抽出できないので注意しましょう。
カップを温めておく
カモミールティーを入れるカップは、事前に熱湯を入れて温めておくのがおすすめです。
カップを温めておくとカモミールティーを注いだ際、急激な温度低下が発生しにくくなるため、カモミールの香りやまろやかな味わいが引き立ちます。
特に秋〜冬はカップが冷たくなってしまい、お湯の温度も冷めやすくなってしまうでしょう。
そんなときは、カップを先に温めておくようにしてみると、仕上がり感が全然違うことに気がつくはず!
蒸らす際はカップに蓋をする
カモミールティーのティーバッグをカップに入れた後、お皿かなにかで蓋をして蒸らしてみましょう。
こうすることでよりカモミールの華やかな香りが際立ちやすく、温度低下も防げるので一石二鳥です。
最近は蓋つきのカップもたくさん発売されているため、ひとつ持っていてもいいかもしれませんね。
また、カモミールティーは蒸らし時間が重要です。ブレンドされているカモミールが花や実などにもよりますが、理想的なのは3分から5分程度。長すぎると苦味が出るので注意しましょう。
蓋をすることで、熱が逃げずに均等に蒸らすことができ、味と香りがより深まります。
フラワータイプは計量をしっかりと
ティーバッグではなく、ドライカモミールの花がそのまま入っているタイプでは、水量に合わせたカモミールの分量を把握することが大切です。
一般的に、ティーカップ1杯分(約180ml)のお湯に対して、ティースプーン山盛り1杯(約1g)が適量の目安といわれています。
ただし、この後に紹介する「ミルクカモミールティー」を作る際は、少し濃いめに抽出すると味わいが消えずに楽しめますよ!
ミルクを入れるのもおすすめ!
私が好きなカモミールティーの飲み方は、ミルクを加えた「ホットカモミールミルクティー」です。
初めは「ハーブティーにミルクを入れるなんて…」と感じていましたが、カモミールとミルクの愛称は抜群!
以下で作り方を解説していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
アイスカモミールティーの作り方
アイスカモミールティーは、暑い日に爽やかでリラックス効果のある飲み物として楽しめます。暑い日に作ってみてください。
材料
- カモミールティーバッグ 2個
- 熱湯 300ml
- 氷 1カップ
- お好みで蜂蜜、砂糖などの甘味料
- お好みでレモンスライス、ミント、フルーツ
作り方
- カモミールティーバッグをカップに入れ熱湯を注ぎ、約5分間蒸らす。
- 蒸らしたカモミールティーを冷ましておく。速く冷したい時は、氷入りのボウルにカップを入れ、周りに氷を詰めて冷やす。
- お好みで蜂蜜や砂糖を加え、溶かす。
- グラスに氷を入れ、冷えたカモミールティーを注ぐ。
- お好みでレモンスライス、ミント、フルーツを加えて、アイスカモミールティーをお楽しみください。
これは美味しい!おすすめのカモミールティー
一口にカモミールティーといっても、カモミールだけが入っているシングルティーもあれば、他のハーブとブレンドされているブレンドティーもあります。
ここでは、華やかな香りを楽しめるブレンドティーのおすすめを紹介します。
【linktea】 カモミールティー ティーバッグ
私が大好きなカモミールのブレンドティーといえば、やっぱり「Link tea」のカモミールティー!
こちらのカモミールティーの中には「粗挽きブラックペッパー」が入っているので、一般的なカモミールティーやブレンドティーとは異なる大人な風味を楽しめます。
初めは「カモミールにブラックペッパーって合うのかな?」と感じていましたが、カモミールの優しい味わいの中にピリッとアクセントを加えてくれる仕上がりに脱帽!
ブラックペッパーがブレンドされている分、
カモミールのほかにも「レモングラス」「アップルピール」などのフルーティーなハーブがブレンドされているので、予想もしていなかった味わいに驚くはずです。
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妊婦さん必見!カモミールティーを飲む時に注意したいこととは
穏やかな香りと高いリラックス作用が魅力的なカモミールティーですが、誰でも安心して飲むことができる…というわけではありません。
カモミール100%のものならカフェインが含まれていないので「妊婦でも安心して飲める!」と思ってしまいがちですが、実はカモミールには「子宮を収縮させる」という働きがあります。
したがって、妊娠中の女性はカモミールティーを飲むことで子宮の収縮が促進され、最悪の場合は流産につながってしまう可能性も否定できません。
「カモミールティーを1杯飲んだだけで流産してしまう」と言っているのではありませんが、大切な赤ちゃんが宿っているお腹です。
妊娠37週以降になるまでは、できるだけ子宮の収縮につながるカモミールティーの飲用は控えておいたほうが賢明でしょう。
↓妊娠中に気をつけたいハーブティーを知りたい人はこちらの記事もチェック!
紅茶とカモミールティーを使い分けよう!
カモミールはノンカフェインであるとともに、穏やかに作用してくれる優しいハーブです。
- シャキッと目覚めたいときは、紅茶とブレンドしてあるカモミールティーでカフェイン注入!
- 夜はカモミール100%のノンカフェインでリラックス
など、シチュエーションによって使い分けてみるのも面白そう。
ハーブが人々の生活に根付いているヨーロッパでは、カモミールの体を温める効果が風邪に有効だとして、家庭でも愛飲されている歴史が残っています。
子どもからお年寄りまで幅広く利用することができるハーブとして重宝されているカモミールティーですが、妊婦さんやブタクサにアレルギーがある人は基本的に飲用NG!
自分の体質や状況をしっかりと踏まえた上で、美味しく飲用してくださいね。
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