紅茶とケーキは、ティータイムには欠かせない存在ですね。
特に、ふわふわして軽い食感のシフォンケーキは、若い方から年配の方まで年齢問わず人気のあるケーキの一つではないでしょうか。口に入れるとふわっと美味しさが広がって、紅茶ともとても相性が良いですね。
季節によってフレーバーが変わったり、お店の個性が光るシフォンケーキ。作るのは難しそうと思いがちですが、ポイントさえ気をつければご自宅でも美味しいシフォンケーキを焼くことができます。
今回は紅茶とシフォンケーキについてのお話です。シフォンケーキに合う紅茶の種類や、紅茶を使ったシフォンケーキの作り方もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
紅茶とシフォンケーキ
シフォンケーキはスポンジケーキの一種で、バターの代わりに低カロリーな植物油を使って作られるケーキです。
普通のスポンジケーキに比べて背が高く、真ん中に筒状の穴が空いているのが特徴です。これはシフォンケーキ専用の型で、生地に火が入りやすいように作られたものです。
ふわふわの生地は、焼いた後型ごと逆さにして冷まします。この時逆さにせずに放置していると生地がしぼんでしまい、潰れてしまうので気をつけましょう。
さてシフォンケーキはいつ、どのようにして誕生したのでしょうか?
シフォンケーキの誕生と名前の由来
シフォンケーキは、1927年にアメリカのハリー・ベーカーによって考案されました。当時ふわふわしたケーキは珍しく、その美味しさからたちまち評判になり、大人気となりました。
しかし、どんなにケーキのレシピを尋ねてもハリー・ベーカーは公表せず、20年余りもの間レシピは非公開になっていました。
時が経ち、レシピが一般公開されるとアメリカ全土でシフォンケーキブームが起こり、アメリカのホームメイドケーキの定番となりました。
名前の由来でもある「シフォン」とは絹や薄い織物のことで、ケーキの食感がきめ細かく柔らかいことから「シフォンケーキ」と名付けられました。
コーヒーよりも紅茶が合う理由
シフォンケーキは卵白に砂糖を入れて泡立てた「メレンゲ」によって、ふわふわに焼き上げられます。
また材料にバターではなく、ヘルシーな植物油を使うことで、より軽やかな口当たりのケーキに仕上がります。.
シフォンケーキは、ケーキの中でも甘すぎずあっさりとした味わいなので、味や香りが強いコーヒーよりも紅茶の方が相性が良くぴったりです。
ストレートティーやレモンティー、ミルクティーなど、どんな紅茶とも美味しく楽しむことができます。
シフォンケーキに合うおすすめ紅茶
シフォンケーキに合う紅茶は、軽やかであっさりとしたクセの少ないものがおすすめです。ケーキとの組み合わせに迷ったら、ぜひ参考にしてみてください。
二ルギリ
南インドの紅茶二ルギリは、スリランカと気候が似通っているため紅茶もセイロンティーと近い特徴をもっています。
紅茶らしいオーソドックスな香りをもち、渋みはあるものの爽やかでクセが無く飲みやすい紅茶です。
紅茶のシフォンケーキや、フルーツを使ったシフォンケーキなどと相性か良くおすすです。
ダージリン
北インドのヒマラヤ山脈の山岳地帯で生産されているダージリン。標高が高く昼夜の寒暖差によって生まれる、華やかな香りとすっきした味わいが特徴です。
クオリティーシーズンによってもおすすめの組み合わせはありますが、ファーストフラッシュはシンプルなプレーンシフォンケーキ、セカンドフラッシュはレモンやオレンジなどの柑橘系シフォンケーキ、オータムナルはチョコレートシフォンケーキなどがおすすめです。
ヌワラエリヤ
ヌワラエリヤは、スリランカで最も標高が高い所で栽培されている、ハイグロウンティーです。心地よい刺激のある渋みと爽やかなキレ味が特徴で、青リンゴのような甘さがあります。
スリランカの紅茶の中でも緑茶に近い特徴があるので、和の素材を使ったシフォンケーキと合わせてはいかがでしょうか。
例えば、きな粉や黒ごま、あんこを使ったシフォンケーキなどと相性が良い紅茶です。
フレーバーティー
香料や花びら、果皮などで香りをつけたフレーバーティーは、色々な種類があり選ぶのも楽しい紅茶ですよね。
オールマイティーな紅茶なので、どのシフォンケーキとも相性が良いといえます。
定番のアールグレイや、お店やブランドのオリジナルフレーバーティーなどお好みのものをシフォンケーキに合わせてみてください。
レモンやミルクを入れても違った味わいが楽しめます。
パティシエ直伝!紅茶を使ったシフォンケーキレシピ
自分で作るにはちょっと難しそうなイメージがありますが、メレンゲさえきれいに泡立てられれば失敗は少ないケーキです。
今回は紅茶の茶葉を使った「紅茶のシフォンケーキ」のつくり方をご紹介します。
手軽にティーバッグを使って作るので、面倒な作業もありませんよ。
≪材料・17㎝シフォン型1台≫
- 卵黄/3個分
- グラニュー糖/30g
- サラダ油/30g
- 牛乳/40g
-A-
・薄力粉/80g
・ティーバッグ/3袋(6g)※茶葉の形状が細かいものを使う
-B-
・卵白/4個分
・グラニュー糖/40g
≪作り方≫
- -A-を合わせてふるっておく。卵白は使う直前まで冷蔵庫で冷やしておく。
- ボウルに卵黄、グラニュー糖を入れ、白っぽくなるまで泡だて器で混ぜる。
- ②にサラダ油を少しずつ加えながら混ぜ、牛乳も加えてさらに混ぜ合わせる。
- ふるっておいた-A-を加えて粉っぽさが無くなるまで混ぜる。
- 別のボウルに卵白を入れ、グラニュー糖を3~4回に分けて加えながら、しっかりツノが立つまで泡立てる。
- ④のボウルにメレンゲをひとすくい加え、泡だて器で混ぜ合わせる。残りのメレンゲを1/2ずつ加え、ゴムベラで下からすくい上げるようにさっくりと混ぜ合わせる。
- 型に流し入れ、表面を平らにする。170℃に予熱したオーブンに入れ30~35分焼成する。
- 焼き上がったらすぐにひっくり返して、そのまま完全に冷やす。冷めたら型から外し、好みの大きさにカットする。
シフォンケーキの失敗を防ぐには、メレンゲの泡立てをしっかりすることと、焼きあがったらすぐにひっくり返して冷ますことがポイントです。
このレシピにオレンジピールを入れても美味しいので、ぜひ一度試してみてください。
紅茶とシフォンケーキでおいしいティータイムを
いかがでしたでしょうか?
紅茶とシフォンケーキはまさに王道の組み合わせではないでしょうか。ふわふわ食感と優しい口どけで、紅茶がさらに美味しく感じますね。
ティーバッグを使った紅茶のシフォンケーキは、茶葉が細かいものを使いましょう。もしティーバッグが無い場合は、大きい茶葉をミルで砕いたりすりこぎで擦って使って下さい。
美味しいシフォンケーキが焼けたら、たっぷりの紅茶を用意して、ティータイムを始めましょう!
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