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生ものに比べると紅茶の賞味期限は長いです。しかし、長いと安心していると、いざ飲もうとした時に「賞味期限が切れていた!」ということもありますよね。
そこで今回の記事では、賞味期限が切れてしまった紅茶の再利用方法を紹介します。
活用方法によっては、賞味期限が切れてしまった紅茶でもしっかりと活用できるので、ぜひ参考にしてください!
Contents
紅茶の賞味期限ってどのくらい?
一般的に、紅茶の賞味期限は「未開封で1〜3年」「開封後で2ヶ月が目安」となっています。
ただし、茶葉の種類や紅茶メーカーによって賞味期限はバラバラで、長いものだと「賞味期限が10年」近くあるものも!
紅茶の賞味期限については、紅茶パケージに記載されているので確認してみてくださいね。
ただ、適切に保存されていない場合は紅茶の賞味期限が早まってしまう恐れも。記事の後半で紅茶の適切な保存方法を解説しているので、参考にされてみてください。
賞味期限切れの紅茶は飲めない?
食あたりなどが懸念される食べ物に比べると、紅茶は少々の賞味期限切れでも飲めることがあります。
完全に「自己責任」になってしまいますが、私も賞味期限切れの紅茶を飲んだ経験は一度や二度ではありません。
紅茶の賞味期限にはアバウトな部分が多いため、賞味期限表示を過剰に信頼しすぎてしまうのも考えものです。
賞味期限を意識しつつも、茶葉の香りや手触りなどを毎回確かめ、少しでも「いつもと違うな」「湿気ってきたな」と感じたら飲用を中止することも必要かもしれませんね。
古い茶葉の特徴は?
生物などが古くなるとカビが発生したり腐敗したりしますが、紅茶は「腐る」ということがないため、飲めるのかどうかわかりにくいと感じることもありますよね。
そこでここでは、古い茶葉の特徴や見分け方について詳しく紹介します。新しい茶葉があれば比べてみるとよりわかりやすいでしょう。
紅茶特有の香りがしない
茶葉が古くなってくると、紅茶特有の華やかな香りが感じられなくなります。
特に茶葉に香りをつけているアールグレイ などは変化がわかりやすく、紅茶ならではの香りがほとんど感じられないケースが多く見られます。
また、紅茶の華やかな香りが低くなるとともに「油が腐ったような香り」を感じる場合もあります。
これは茶葉が酸化することによって放たれる香りで、茶葉が古くなっていることを示す大きな要因です。
茶葉が湿っている
茶葉が湿っている場合も、古くなっていることを表します。
なぜ茶葉が湿ってしまうのかというと、茶葉を開封して長く保管することにより、茶葉に水分が含まれてしまうため。
茶葉が湿ると茶葉同士がくっついて固まってしまうこともあるため、わかりやすいでしょう。
茶葉が湿る原因としては、湿度の高い環境や不適切な保存容器、温度の変化、開封後の保存が不適切であることなどが挙げられるでしょう。
風味を感じず変な味がする
一般的に、紅茶は繊細な香りや風味豊かな味わいが特徴的です。
しかし、古くなって酸化が進んだ紅茶は香りが飛んでしまうだけではなく、紅茶特有の風味も感じにくくなってしまいます。
「紅茶の味があまりしない」「なんだか変な味がする」「酸っぱい味がする」などと感じた場合は、茶葉が古くなっている証拠です。
茶葉が黒っぽくなっている
紅茶の茶葉は濃い茶色である場合がほとんどですが、古くなってきた茶葉は黒っぽく変色します。
香りや味わいが低下してくるとともに茶葉の色も変化していくため、茶葉の色も注意してみるようにしてみましょう。
ただし、CTC製法の茶葉など初めから黒っぽい色をしたものもあるため、一概に「黒っぽい茶葉=古い茶葉」都はいい切れないので注意が必要です。
紅茶の鮮度を保つための方法は?
茶葉の鮮度を保つためには、どのような保管方法が適しているのでしょうか?
ここでは、紅茶の味わいを長く保てるように、茶葉を痛みにくくする保管方法や保管場所について詳しく解説します。
紅茶の保存方法
以下に、基本的な紅茶の保存方法をまとめます。ぜひご自身の保存方法と照らし合わせてみましょう。
- 高温多湿や直射日光を避けた冷暗所がベスト
- 室温との温度差が少ない場所で保存
- 保存容器は密封できるものがベスト
紅茶を保管する場合、必ず「湿度」「温度」「直射日光」には気を配ってください。
この3つの環境が整っていない場合、茶葉が酸化しやすかったり湿気がこもってしまいやすかったりするため、茶葉の劣化が早まります。
茶葉が劣化すると味にも変化が出てきます。美味しい茶葉を維持するためにも、上記の保存方法を試してみてください。
茶葉を痛みにくくする方法
茶葉を痛みにくくする方法をまとめます。保存場所や保存方法に気をつけると、美味しい紅茶を長く楽しめるでしょう。
- できるだけ「温度差」がない場所で保管する
- 茶葉をできるだけ空気に触れさせない
- 直射日光を当てない
- 風通しのいい涼しい場所で保管する
茶葉が痛みやすくなってしまうのは、湿度が高かったり直射日光が当たってしまったり温度が極端に高かったりする場所での保管です。
これらに該当する「保存NG」のスペースについて、詳しく見ていきましょう。
保存NGの場所
保存NGの場所を以下に紹介します。ここであがる場所での保存は茶葉の劣化を早めてしまうため、必ず避けるように気をつけてください。
冷蔵庫の中
茶葉を冷蔵庫の中で保存してしまうと、出し入れする際に温度差が生じて茶葉に水滴が発生しやすくなります。
これが続くと茶葉が湿ってしまい痛みの原因になるため、茶葉を冷蔵庫で保存するのはやめましょう。
直射日光が当たる場所
直射日光が当たる場所で保存すると、太陽の熱によって茶葉の劣化が早まります。
直射日光が当たることで茶葉の温度が上昇すると、茶葉が傷んでしまうでしょう。また、茶葉の温度が上昇した後に冷えることで水滴がつきやすくなるため、茶葉が湿りやすくなります。
キッチンやレンジの近く
キッチンやレンジなどの近くに保存してしまうと、熱によって茶葉にダメージが加わります。
最悪の場合、開封していないのに茶葉が傷んでしまう恐れもあるため、火の近くや熱が加わる場所の近くは避けて保存しましょう。
臭いの強いものの近く
紅茶には「臭いを吸収する」という特性があることから、臭いが強いものの近くで保存することで、茶葉に臭いが移ってしまいます。
紅茶の繊細な香りを楽しむためには、周りに臭いの強いものを置かないことが鉄則です!
鮮度を保つためには「保存方法」が大切!
紅茶の鮮度を保つためには「高温多湿を避ける」「直射日光を避ける」「冷蔵庫の中で保存しない」「臭いの強いものを側に置かない」などの配慮が必要です。
また、保存に使用する容器はできるだけ直射日光を遮断できる遮光瓶やアルミ製のものを使用するといいでしょう。
最近では真空状態でキープできる容器も発売されているため、使用してみるのもおすすめです。
紅茶の賞味期限が切れちゃった!再利用方法は?
まだまだ飲めそうでも、紅茶の賞味期限が切れてしまったことに気がつくと、なんとなく気持ちよく飲めませんよね。
そこでここでは、賞味期限が切れてしまった紅茶の再利用方法について詳しく紹介します。
消臭剤に
紅茶の茶葉には「匂いを吸収する」という特性があるため、布などに賞味期限切れの茶葉を入れ、下駄箱の中や洋服棚の中に入れておくのもおすすめです。
また、消臭剤の使用期限は約2週間になりますが、茶葉の状態によっては2週間も持たないこともあります。
茶葉の状態をこまめに確認しつつ、香りの吸収性をチェックしてみましょう!
紅茶の消臭効果についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。
うがい液に
賞味期限の切れた紅茶は、ぜひ「うがい液」にして利用してみましょう。
紅茶成分の中には「テアフラビン」という成分が配合されています。
テアフラビンはインフルエンザウィルスをほぼ無力化させる働きが確認されているため、風邪が流行り始める季節にぴったり!
ほかにも、紅茶ポリフェノールには喉の粘膜を保護したり痛みを緩和させたりする働きがあるため、喉の不調を感じている人にもおすすめです。
ただし、茶葉の匂いに異変を感じたりカビなどが発生したりしてしまっている場合、衛生面を配慮してうがい液への再利用は控えるようにしましょう。
草木染めに
草木染めとは、植物の着色効果を利用して布を染めることです。
綿や麻の洋服をナチュラルな色合いに染められるだけではなく、洋服の色を手軽に変えられる楽しさもありますよね。
洋服だけではなく、ハンカチや手ぬぐいなど様々な素材を染められるので、好みに合わせて挑戦してみるのもおすすめ!
紅茶の淡いカラーは自然の温もりが感じられる雰囲気で、優しい印象を与えてくれます。
料理作りに
賞味期限が切れてしまっても、茶葉の状態がまだよさそうであれば、クッキーやケーキ作りに入れてみてもいいでしょう。
茶葉を細かく砕いて生地に混ぜたりするだけではなく、豚肉ブロックを紅茶で煮込めば「紅茶豚」の完成です。
豚肉を紅茶で煮込むことによって臭みが取れ、柔らかくてふっくらとした食感に仕上がりますよ。
家庭菜園の肥料に
うがいや料理に使えない場合は、家庭菜園などの肥料として再利用する方法もあります。
乾燥させた紅茶の茶葉を土の上にパラパラと撒くか、茶葉を少しづつ土の中に混ぜることで、植物の成長をサポートしてくれるといわれています。
コンポストで堆肥化されてから使うと、より植物に栄養が吸収されやすくなります。
動物性の肥料はにおいがキツイため苦手な人も少なくありませんが、紅茶を肥料にするのであればにおいも気にならないでしょう。
オイルストーン代わりに
オイルストーンとは、アロマ精油を直接垂らして芳香浴を楽しむためのツールです。
賞味期限切れしてしまった紅茶を乾燥させて容器に移し、その上からお好みのアロマ精油を垂らして香りを楽しんでください。
「アロマの芳香浴を楽しみたいけどオイルストーンやディフューザーがない!」というときにとっても便利ですよ!
入浴剤代わりに
賞味期限の切れた紅茶は、茶葉用ネットなどに入れて入浴剤代わりに再利用することもできます。
紅茶の中には、美白化粧品にも配合されている美白成分「ハイドロキノン」、抗酸化作用の高い「紅茶ポリフェノール」、リラックス作用の高い「テアニン」などの成分が豊富。
そのため、紅茶を入浴剤代わりにすることで、全身の美肌効果が期待できるでしょう。
紅茶に含まれる成分はストレス時解消にもおすすめなので、紅茶風呂に入れば睡眠の質も高まりそうですよね!
お掃除に使う
古い紅茶は自然素材のクリーナーとしても役立ちます。
紅茶のタンニンは、例えば鏡やガラスの汚れをきれいにするのにとても効果的です。
まず、冷ましておいた紅茶をスプレーボトルに移し、鏡やガラスにスプレーします。
その後、乾いた布で拭くと、しっかりと汚れを落とすことができます。また、紅茶を利用して木製家具の手入れも可能です。紅茶を木製家具に塗布し、乾かした後に乾いた布で磨くことで、木製品に深みと光沢を与えることができます。
これらの方法を活用すれば洗剤の使用を減らし、環境に優しい生活を実現できますね。
賞味期限切れの紅茶を再利用する際の注意点
ここまでは、賞味期限切れの紅茶を再利用するアイデアについて紹介してきました。
紅茶の賞味期限はメーカーによってもバラバラであるため、実は「あってないようなもの」なんです。
紅茶の賞味期限が数日過ぎていたからといってお腹を壊したりすることは稀ですが、茶葉の保管状況によっては、賞味期限が切れていなくても品質が落ちているケースもあります。
紅茶パッケージに記載されてある賞味期限を意識するのはもちろん大切ですが、賞味期限と同じくらい「茶葉の状態」が大切です。
賞味期限が過ぎていない場合でも、茶葉から異臭がする場合やカビなどが発生している場合は、破棄することをおすすめします。
賞味期限切れの紅茶を再利用する際は、必ず茶葉の状態を確認してから取り入れるようにしましょう。
賞味期限が切れた紅茶は再利用しよう!
紅茶の賞味期限はだいたい1〜3年。ただし、メーカーによっては賞味期限の設定期間が大きく異なる場合もあるため、パッケージに記載されている日付を参考にしましょう。
未開封でも開封後でも、新鮮な紅茶の味わいを楽しむためには「できるだけ早く使用すること」をおすすめします。
万が一、賞味期限切れしてしまった場合は、今回紹介した再利用アイデアを取り入れてみてくださいね!
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