紅茶とハーブティーを販売している、linkteaのwebマガジンです。
アッサムティーは、数ある紅茶の中でも人気の高い茶葉のひとつですよね。
「ミルクティーといえば、アッサムティー!」という方も多いのではないのでしょうか?
たくさんの紅茶好きに愛されているアッサムティーですが、実は意外と知られていない効果や効能があると言われています。
そこで今回は、アッサムティーについて特徴や効能、おすすめの飲み方などをご紹介したいと思います。
Contents
アッサムティーとは
アッサムティーは、インドのアッサム地方で作られている紅茶のことです。
インド北東部に位置するアッサム州は、大河ブラマプトラ河流域に広がる紅茶産地で、チベットやミャンマー、バングラデシュが隣接しています。
茶栽培の標高は50~500ⅿで、モンスーンによる世界有数の降雨量や肥沃な土壌など、茶栽培に最適な気候条件に恵まれています。
そこで生産されるアッサムティーは、なんとインドでの生産量の約半分を占めているのです。
茶園にはシェードツリーと呼ばれる背の高い木が枝を広げ、強い日差しから茶樹を守っています。
大小約600の茶園があるアッサムは、上質なお茶が採れる世界最大の茶産地です。
アッサムのクオリティーシーズン
アッサムには3つのクオリティーシーズンがあり、それぞれの季節によって違った味わいを楽しむことができます。
クオリティーシーズンではない12~1月は、茶樹の整備期間であり茶製造は休止しています。
ファーストフラッシュ
3~4月に生産される紅茶。水色は明るく、甘い香りと軽やかな味わいが特徴。ストレート向き。輸入量が少ないため、希少な紅茶。
この季節に摘むことで、茶葉の新芽が持つ繊細な香りや味わいが最も引き出されることが特徴。
また、春の豊かな環境で育った茶葉は、他の季節に収穫されるものよりも品質が高いとされています。
セカンドフラッシュ
5~6月に収穫されるアッサムには、「モルティーフレーバー」と呼ばれる甘く奥深い芳醇な香りと、濃厚で力強い味わいがあるのが特徴。ミルクティー向き。茶葉の外観にはゴールデンチップが多く見られる。
オータムナル
10月頃に生産される紅茶。味に深みがあり、後味はさらっとして爽やかさがある。ストレート、ミルクティーの両方が楽しめる。水色は明るく、バラ色の褐色といわれている。
アッサムティーの特徴や効能
アッサムの茶葉は黒褐色で整った形状をしており、コクのある強い味わいと、芳醇な香りが特徴です。
水色は濃い赤褐色をしており、他の紅茶に比べてクセが少なく渋みも少ないので、とても飲みやすい紅茶です。
また、アッサムは味わいが濃厚なため、特にミルクティーに向く紅茶としても有名ですが、上品な甘さがあり、そのままストレートで飲んでも美味しくいただけます。
クオリティーシーズンによって味わいの違いを楽しめるのも、紅茶好きにはたまらないですよね。
また、アッサムの茶葉は90%がCTC製法で作られています。CTC製法とは、茶葉を押しつぶして(C/クラッシュ)、引き裂いて(T/ティアー)、丸め(C/カール)たものです。
細かな粒状に加工されているので、通常のリーフタイプよりも早く紅茶の成分を抽出できます。
ストーレトティーがお好きな方はリーフタイプのアッサムを、ミルクティーがお好きな方は、CTC製法の茶葉を選ぶのがおすすめです。
アッサムCTCについて、こちらの記事でも解説しています。
アッサムティーの効能
紅茶には様々な成分が含まれており、身体にとって良い効果が期待できると言われています。
アッサムは他の紅茶よりも、タンニンの含有量が1.5倍ほど多く、タンニンは美肌効果やデトックス効果、整腸作用などに効果があると言われています。
また、アッサムには他の紅茶にはない「アッサムサポニン」という成分が含まれています。
アッサムサポニンとは、紅茶の渋みや苦みのもととなるタンニンと同じ成分のことです。このアッサムサポニンには、血流の改善や体内の活性酸素を減らす効果が期待できます。
血液中の悪玉コレステロールに働きかけ、血栓で血液が詰まるリスクを軽減させる効果があると言われ、生活習慣病予防にもつながります。
またアッサムティーはどうして赤い水色なのかというと、ポリフェノールやミネラルが豊富だからです。
そのためアンチエイジング効果、抗酸化作用、殺菌作用などが期待できます。
身体の内側と外側どちらにも、嬉しい効果がある紅茶ですが、特に血液サラサラ効果を期待する方はアッサムティーを飲みましょう!
アッサムティーとダージリンの違いは?
アッサムとダージリンは、インドの2つの有名な紅茶産地ですが、それぞれの茶葉には特徴があります。
茶葉の特徴
アッサム | 濃厚でボディがあり、マルチー(麦芽のような)風味が特徴です。色は濃い茶褐色をしています。 |
---|---|
ダージリン | 軽やかで花や果物のような香りがあり、独特の甘い風味があります。色は金色がかった薄い茶色です。 |
産地
アッサム | インド北東部のアッサム州に位置し、広大な平原地で栽培されます。アッサムは世界最大の紅茶生産地域の一つです。 |
---|---|
ダージリン | インド北東部に位置し、ヒマラヤ山脈の麓で栽培されます。標高2000mの産地です。ダージリンは「紅茶のシャンパン」とも称されています。 |
気候
アッサム | 亜熱帯気候で、夏は高温多湿です。冬は乾燥していて、気温が8〜25度と日によって気温差があるものの、夏に比べると涼しくなります。この気候は茶葉の成長に適しており、豊かな収穫をもたらします。 |
---|---|
ダージリン | 夏の平均気温は25度前後。冷涼で乾燥した気候で、冬の平均気温は5〜8度と、特に冬は寒くなります。この気候は、ダージリン茶独特の繊細な香りと味を生み出します。 |
アッサムティーの美味しい飲み方
美味しい紅茶を飲むには、やはり丁寧にゴールデンルールで淹れるのがおすすめです。
アッサムのリーフタイプとCTCタイプ、それぞれの美味しい飲み方をご紹介します。
リーフティーでストレートティー
アッサムのリーフタイプは、クオリティーシーズンの上質なものによく見られます。芳醇な甘い香りとコクのある味わいは、まずはストレートで味わってみて下さい。
- ティーポットにお湯を入れて、ポットを温めておく。
- 温めたポットにアッサムの茶葉を6g入れ、熱湯を300㏄注ぎ蓋をして3分ほど蒸らす。
- ティーポットの蓋をとり、茶葉を軽くスプーンでかき混ぜ、茶こしでこしながらカップに注ぐ。
- アッサムの甘い香りと深い味わいを楽しむため、まずは砂糖を入れずにストレートで味わいましょう。その後はお好みで加えてくださいね。
CTCの茶葉でミルクティー
CTCの茶葉は、コロコロと丸まっている茶葉で、短い時間でも濃い紅茶の成分が出るのが特徴です。
CTC茶葉のおすすめはやっぱりミルクティー!紅茶の渋みとミルクのコクが合わさるとまろやかな口当たりになります。
- ティーポットにお湯を入れて、ポットを温めておく。
- 温めたポットにCTCのアッサムを6~8gくらい入れ、熱湯を300㏄注ぎ蓋をして4分ほど蒸らす。
- ティーポットの蓋をとり、スプーンで軽くかき混ぜ、茶こしでこしながらカップに注ぐ。
- 紅茶にたっぷりのミルクとお好みで砂糖を入れて召し上がれ。
CTCをストレートで飲む場合は、茶葉を4gほどにして蒸らし時間を少し短めにしましょう。
アッサムティーで美味しく健康に
いかがでしたでしょうか?
アッサムティーはインドのアッサム地方で作られている紅茶です。
濃厚な味わいと芳醇な香りが特徴で、濃い水色にミルクを入れてミルクティーにすると、さらに美味しさが増します。
他の紅茶に比べてタンニンが多いので、美容効果や整腸作用に効果が期待できるのも嬉しいですね!
ストレートで飲むならリーフタイプのクオリティーシーズンのアッサム、ミルクティーで飲むならCTC製法のアッサムと、飲み方で茶葉を選ぶのもおすすめです。
美味しくて身体にも良いアッサムティーを飲んで、日々を健康に過ごしましょう。
アッサムの歴史や美味しい飲み方など、こちらの記事でも解説しています。
LINE@お友達登録で200円offプレゼント中!
inkteaはネパールから直接茶葉を輸入している紅茶専門店です。
渋みが少ない、芳醇な香りで甘みのある茶葉を使用。 フレーバーティーやハーブティーも作っています。 今ならlinktea公式LINE追加で、200円オフクーポンプレゼント中です!