紅茶のイメージといえば、やはり外すことができないのが「イギリス」ではないでしょうか?
実際に「イングリッシュ・ブレックファスト・ティー」など、紅茶の名前としても利用されるほど紅茶文化が浸透しているのはイギリスです。
しかし、紅茶の消費率が世界でNO.1となっているのは「トルコ」!
トルコといえばびよよ〜んと伸びる「トルコアイス」が真っ先に頭に浮かびましたが、実は独特な紅茶の文化で注目されているんです。
そこで今回は、トルコの紅茶事情やトルコのおすすめ紅茶についてご紹介してみることにしましょう。
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トルコ紅茶ってどんな感じ?
トルコ最大の都市・イスタンブールは「東洋と西洋の交差点」などともいわれ、歴史的にも豊かな場所です。
世界三大料理としても知られているトルコ料理も有名ですが、地元に人々はトルコ料理とともに「トルコ紅茶」を欠かさないといいます。
トルコでは紅茶のことを「チャイ」と呼び、トルコ人が年間で消費する紅茶の量は1人あたり約3kgにも及ぶそう。
(ちなみに日本人の平均は年間約1kg!約3杯の量です…。)
日本やヨーロッパなどではカップに注がれることが多いのですが、トルコでは耐熱式の細長いグラスに注ぐのが一般的!
朝起きて目覚めのチャイを飲む、ランチ後にもチャイ、休憩時間にもチャイ、ディナーの後にもチャイ…こんな風に、トルコでは1日に何杯もチャイを楽しむ風習があります。
現地の人はチャイの中に角砂糖を3つも4つも入れて飲むことが多く、チャイと呼ばれているものの、ミルクは入れられないことがほとんどです。
私たち日本人からすると「チャイ=ミルクで煮出している」と感じてしまいがちですが、トルコ人にとって「チャイ」の認識は大きく異なっていることがわかりますね。
現地の飲食店でも、チャイとともに出されるのはミルクではなく大量の角砂糖!
チャイの飲み過ぎでカフェイン中毒が懸念される場合もありますが、トルコにおいてはカフェインよりも「糖分の過剰摂取」に注目が集まることも珍しくありません。
トルコ紅茶の入れ方
トルコでは紅茶のことを「チャイ」と呼び、ミルクではなくたっぷりのお砂糖を入れて飲むのが一般的でした。
次に注目してみたいのは「チャイの入れ方」なのですが、これが結構「独特で面白い!」と評判になっているようです。
トルコ流の紅茶(チャイ)の入れ方とは
トルコ式のチャイの入れ方は少し変わっていて、日本では馴染みの少ない「チャイダンルック」という2段式のポットを利用して、以下のように入れます。
- ポットの上段に茶葉を入れ、下段でお湯を沸かすことによって茶葉を蒸らす。
- 茶葉が十分に蒸れたら上段にもお湯を入れてさらに数十分ほど蒸らしたら、チャイ専用グラスに上段のチャイを半分注ぎ、次に下段のお湯を注いで味を薄める。
- 好みで角砂糖を加えて完成。
チャイを入れるときに使用するチャイダンルックには、トルコ柄を思わせるような模様がペイントされているものから、すっきりとシンプルなステンレス製のものまでさまざまです。
チャイダンルックは街の問屋やバザールでも頻繁に販売されているので、トルコ土産に買って帰る人もありますよ。
トルコのおすすめ紅茶(チャイ)5選
紅茶の年間消費率が世界で第1位のトルコですが、紅茶の生産量も年間20万トン以上で世界的にも有数の紅茶生産国として知られています。
ここでは、トルコ産のおすすめ紅茶をいくつかご紹介してみましょう。
ドアダン キズリ・バフチェ
ドアダン(Dogadan)社から発売されているこちらの紅茶は、トルコ最大級の大手メーカー。
トルコのスーパーでこの紅茶を置いていないことはまずないといわれているほど有名で、日常使いしやすい紅茶です。
トルコ式のチャイの入れ方は少々難しいですが、こちらはティーバッグタイプなので手軽にトルコの味を楽しむことができます。
クセがなくて飲みやすく、ホットでもアイスでもトルコチャイの味わいを堪能することができるでしょう。
ドアダン ミックススパイスティー
トルコ産の手摘み茶葉に、シナモン・ジンジャー・クローブ・カルダモン・フェンネル・コショウの6つのスパイスがミックスされた紅茶です。
スパイシーで刺激的な飲み口で、シャキッとしたい朝や食後・休憩時間などに最適!
ミルクの甘みとも相性がいいので、濃いめに煮出してインド風のチャイにしてもても美味しいです。
ドアダン アップルシナモンティー
引き続き、ドアダン社の人気ドリンクをご紹介します。
トルコではアップルティーのことを「エルマチャイ」と呼びますが、こちらのエルマチャイはリンゴの甘い香りと酸味がフルーティーなフルーツティーです。
アップルだけではなく、ハイビスカスやオレンジピール・シナモン・ローズヒップなどがブレンドされているので、さまざまな味わいが口の中で広がりますよ。
ブラッサムティー・フィリズチャイ 500g
トルコ東部の黒海沿岸・リゼというところで栽培された茶葉を使用して作られたのは、渋みが少なくてとても飲みやすいこちらのチャイ。
ティーバッグタイプではありませんが、通常の紅茶ティーポットを使用し入れることができます。
「少し濃いめに入れてお湯で割る」というのがトルコスタイルなので、通常のポット使用でも意識して入れてみましょう!
CAYKUR ブラックティー
こちらの紅茶は新芽のみを使用して作られたブラックティーで、トルコ人のお気に入りチャイ!
CAYKURはトルコ最大手の紅茶メーカーらしく、無農薬で低カフェインの茶葉を厳選して使用しています。
また、入手困難ですが、ベルガモットの香りが爽やかなアールグレイティーも好評です。
トルコ紅茶はぜひストレートで楽しんで!
いかがでしたか?
トルコで生産される茶葉の多くは、温暖で降水量が多い「リゼ」という土地にて作られています。
リゼ紅茶の特徴は、長く蒸らしても紅茶特有の渋みやえぐみが出にくいため、時間をかけてじっくりと紅茶成分を抽出できます。
濃いめに入れた紅茶をお湯で好みの濃さに薄めて飲むのがトルコ流なので、ぜひトルコ紅茶を飲むときにはトルコ式の入れ方にチャレンジしてみましょう!
また、糖分の過剰摂取は気になりますが…たまにはトルコの人たちが飲むように「たくさんの砂糖を入れて」飲んでみるのも面白そうですよね。
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