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皆さん「ゴールデンドロップ」という言葉を聞いたことがありますか?ゴールデンドロップとは、紅茶を淹れた際の「最後の一滴」です。
なぜゴールデンドロップと呼ぶかというと、茶葉のエキスがしっかりと抽出されることから水色がしっかりしており、金色に輝いているからとも言われています。
今回の記事では、そんな「美味しい紅茶を淹れるために大切な一雫!」のゴールデンドロップについてや、美味しい紅茶の淹れ方を解説します。
Contents
ゴールデンドロップとは?
冒頭でもお伝えしたように、ゴールデンドロップとは「紅茶を注ぎ切る最後の一滴」のこと。
ゴールデンという名前がついているように、最後の一滴は黄金の輝きを放ち、茶葉の味わいや香りも最高のものになります。
紅茶をティーポットで蒸らす際、どうしてもティーポットの下部(茶葉の近く)から紅茶のエキスが濃く抽出されていきますよね。
カップに注ぐ際は上部から注がれていくため、最も紅茶成分が抽出された下部分は最後の一滴になってしまうというわけです。
香りも味わいも最高!
ゴールデンドロップは香りも味わいもしっかりとしていることから、ゴールデンドロップが一滴入るかどうかで紅茶の味が大きく変わると言われるほど!
いつも飲んでいる紅茶が、ゴールデンドロップを意識すると見違えるような紅茶に変身してしまうかもしれません。
美味しいだけじゃない!ゴールデンドロップの裏の顔
ゴールデンドロップは美味しい紅茶を入れるためには欠かせませんが、実は「美味しいだけじゃない」のです。
実は、ゴールデンドロップの最後の一滴をティーポットに残したまま2煎目を飲もうとすると、紅茶のえぐみが出やすくなってしまいます。
2煎目も美味しく楽しむためには、余分なえぐみを出さないためにも紅茶を残らず注ぎ切る必要があると言えるでしょう。こうした観点からも、ゴールデンドロップは必ず意識してください。
美味しい紅茶を入れるための鉄則
ここでは、ゴールデンドロップの味わいや香りを最高度に引き上げる、美味しい紅茶を淹れるための鉄則についてお話をしていきたいと思います。
高級紅茶でなくても大丈夫!ここで紹介するポイントを抑えることで、いつもの紅茶がより本格的で美味しくなるはずです。
1. 茶器を温める
紅茶を淹れる際に使用するティーポットやティーカップは熱湯で温めておくのが基本中の基本。
冷えた茶器を使用するとお湯の温度が急に下がってしまうことから、紅茶の抽出が十分におこなわれなくなり、紅茶の味わいや香りが低下してしまうからです。
美味しい紅茶を淹れるためには必ず茶器を温めてから使用しましょう。
2. 汲みたての水道水を使用する
美味しい紅茶のベースとなるのは「水」です。水は水でも、ペットボトルなどのミネラルウォーターではなく、汲みたての水道水がおすすめ。
汲みたての水道水には酸素がたっぷりと含まれていることから、紅茶の成分を抽出させる際に重要な「ジャンピング現象」を生じさせやすくなります。
ジャンピング現象について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
3. 茶葉の量は正確に測る
水量に対して適切な茶葉の量を計量することで、その紅茶の良さを最大限に引き出せます。
適量は紅茶の種類やメーカー規定によって異なりますが、一般的には1人分(お湯200ml)に対して茶葉3gが目安です。
ストレートティーで楽しむのかミルクティーにするのかでも茶葉の量は異なります。紅茶の種類に合わせて適切な茶葉の量を意識しましょう。
4. しっかりと蒸らす
紅茶の成分をしっかり抽出するためには、蒸らしが大切です。ティーポットを使用する場合は3〜5分じっくり蒸らしましょう。
外気温が低くなる冬場は蒸らしている最中にお湯の温度が下がり、茶葉の抽出が上手く進まなくなってしまう可能性があります。
そんなときは、ティーポットを温めてくれる「ティーウォーマー」などを利用してみるのもいいでしょう。
ティーウォーマーについての記事は以下で詳しく解説していますので、参考にしてください。
5. 注ぐ前にティーポットをゆする
美味しいゴールデンドロップにするためには、しっかりと紅茶を抽出させた後に「ティーポットをゆする」ことがポイント!
紅茶を蒸らして数分経過すると茶葉が下部に沈殿していき、紅茶の濃さも下部が濃く上部が薄いグラデーションになりやすくなります。
そのまま注いでしまうと紅茶の濃さがバラバラになってしまうため、注ぐ前に軽くティーポットをゆすって紅茶をなじませましょう。
ティーバッグの場合は?
ティーバッグの場合も、上記と同じように「カップを温める」「汲みたての水道水を使用する」などの工夫が必要です。それに加えて、お皿などをカップに被せて蓋をし、数分蒸らすといいでしょう。
蒸らしたあとはティーバッグを上下にゆすると、さらに芳醇な香りが抽出されやすいです。
また、時間があれば、ティーバッグを破って茶葉を取り出し、ティーポットで作る方法もおすすめです。この際はティーバッグを2個使用することがポイントになります。
紅茶の最後の一滴!ゴールデンドロップを忘れないで!
ゴールデンドロップは、紅茶を淹れる際の最後の一滴です。この一滴があるかないかで紅茶の味わいや香りが大きく変わってくるため、ぜひ意識して「最後の一滴」まで注ぐように意識してみてください。
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