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飲み物でいえばビールやコーヒーのイメージが強いドイツですが、実は密かに紅茶フィーバーの流れが巻き起こっていることをご存知ですか?
「ドイツ紅茶」なんてあまり馴染みのない言葉ですが、実はドイツの地域によっては、古くから紅茶が親しまれてきた場所があるのだそうです。
そこで今回は、「ドイツではどのようなスタイルで紅茶が飲まれているのか?」「ドイツの紅茶文化って?」「有名な紅茶ブランドは?」などについてまとめていきたいと思います。
Contents
気になる「ドイツの紅茶文化」とは?
ドイツ全体で見ると、やはり紅茶よりもビールやコーヒーが一般的に飲まれていて有名です。
しかし、ドイツ北部にある「ニーダーザクセン州の東フリージア」周辺の地域では、古くから紅茶を飲む風習があるんだとか。紅茶は単なる飲み物ではなく、文化的な儀式としての側面も持っています。
フリージア周辺では紅茶の消費量がとても多く、その量は紅茶消費量第1位のトルコ・第2位のアイルランドに次ぐほど!
ドイツ国内全体でみると紅茶の消費量はトルコやアイルランドよりも少ないですが、フリージア地方だけでみると、紅茶の消費量がトルコやアイルランドに次ぐ多さなので、かなり多く紅茶が飲まれていることが分かりますね。
フリージア地方に住む住民の明確な紅茶消費量はわかりませんが、フリージア地方周辺では紅茶に使用する専用茶器の生産が盛んだったり、フリージア流の紅茶の飲み方・淹れ方まで存在しています。
このことからも、フリージア地方の人たちがかなり紅茶にこだわりを持っていることが伺えますし、紅茶の消費率も他の地域より高いことが予想できるでしょう。
ドイツ式!紅茶の淹れ方
- カップに「クルンチェ」と呼ばれる氷砂糖を入れる
- 濃いめに抽出した熱々の紅茶を静かにカップに注ぐ
- 氷砂糖が溶けるときに聞こえる「パチパチ」という音を楽しむ
- 小さめのスプーンを使用して生クリームを静かに入れる
- 生クリームがバラの花びらのように浮かび上がるのを見て楽しむ
- そのまま混ぜずに、味の違いを感じながら飲む
フリージア地方に古くから伝わるこの飲み方は、五感をフルに使って紅茶を楽しむという斬新なスタイルです。
舌や鼻を使って紅茶を味わうのはもちろんのこと、耳や視覚からも紅茶の素晴らしさを感じることができるので、優雅なティータイムになること請け合いです。
ちなみに、フリージア地区周辺のノルデンという街には、オランダの紅茶文化にまつわる情報が収集された「Tea Museum」があります。
当時、茶葉の輸送に使用されていた船などの展示物からフリージア地方に古くから伝わる茶器・紅茶店の再現など、興味深い展示物がたくさん!
フリージア地方に旅行へ行く機会があれば、ぜひ訪れてみたいミュージアムです。
ドイツで人気の紅茶ブランド4選
地域によって、ものすごく独特な紅茶の文化を持っているドイツ。
ここでは、そんなドイツで人気の高い紅茶ブランドを4つご紹介します。
ロンネフェルト
ドイツの紅茶といえば「ロンネフェルト」と名前をあげられるほど有名なのは、世界中の高級ホテルでも愛用されることが多いこちらのブランド。
ロンネフェルトが創業された理由は「高級ホテルのサービスに見合う紅茶を提供するため」ということもあり、ドバイの7つ星ホテルでも採用されるほどの実力派紅茶ブランドです。
180年以上の歴史を持つロンネフェルトの紅茶の特徴は、どのブレンドもとにかく香りがいいことです。
品質への高いこだわりに着目し、使用する茶葉は「オーソドックス製法」というこだわりの手製法にて手間暇かけて作られたもの。
また、顧客のニーズをしっかりと考え抜いているのもロンネフェルトの特徴です。
「リラックスしたい」「頭をスッキリとさせたい」「柑橘系の香りが好き」「甘い香りでゆっくりくつろぎたい」など、幅広い顧客のニーズに答えられるように、豊富なバリエーションの紅茶を用意しています。
ウォーレンホプト
ドイツで100年以上にわたってハーブティーやフルーツティーの研究・開発を行っているウォーレンホプト社では、乾燥果実をブレンドした香り高いハーブ&フルーツティーが好評です。
リーフタイプとティーバッグタイプの2種類がそれぞれのフレーバーから登場しているので、好みに合わせて選べることができて便利。
また、選べる4つのフレーバーはどれもトロピカルで爽やかなフルーツやハーブの香りが楽しめる飲み口なので、きっとお気に入りを見つけることができるはずです。
ポンパドール
日本では「ポンパドール(POMPADOUR)」、ドイツ国内では「ティーカンネ(TEEKANNE)」というブランド名で発売されているのは、ドイツの大衆派お茶ブランド。
ドイツ国内にあるスーパーでは、このブランドを見ない日はないというほど人気のあるブランドです。
ラインナップのほとんどはアップルやカモミールフレーバーなどのハーブティーになっているので、紅茶…というよりもハーブの香りを楽しみたい人におすすめです!
ダルマイヤー
なんと300年の歴史を持つこちらのブランドは、高い品質に加えて3,000以上にも及ぶティーバリエーションが注目を集めています。
ダルマイヤーでは、世界屈指の有名茶園から最高級の茶葉のみを仕入れることで紅茶の品質維持・向上につなげているだけではなく、特別訓練を受けた「ティーエキスパート」が茶葉のクオリティーを徹底的に管理!
他にはない良質なフレーバーを堪能できるとして、今も変わらず人々に支持され続けています。
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ドイツの紅茶はフルーティーで高級志向!お土産にも最適
ドイツの紅茶ブランドはそれほど多くはありませんでしたが、ほとんどのブランドが茶葉にこだわっている高級志向派です。
数百年もの歴史を背負っているドイツ紅茶は、果物やハーブの香りがたっぷりと楽しめるフレーバーやブレンドに人気が集中していたのも面白いですね。
中でも「ロンネフェルト」「ダルマイヤー」の2ブランドは、日本へも進出しているので知名度も高くなっています。
高級ホテルやラウンジなどでも取り入れられているためラグジュアリー感が高く、お土産としても文句のつけようがありません。
「結婚祝いに」「お祝い返しに」「誕生日プレゼントに」「バレンタインデーやホワイトデーに」など、さまざまなシーンでドイツ紅茶を利用してみてはいかがでしょうか?
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