紅茶

【世界三大紅茶】ウバの産地や茶葉の特徴、美味しい飲み方とは?

食べ物や景色など、世界には「世界三大〇〇」と呼ばれているものがたくさんありますよね。実は紅茶にも世界三大銘茶といわれている紅茶があるのをご存知でしょうか?

数ある紅茶の中でも、インドのダージリン、スリランカのウバ、そして中国のキーマン(キームン)が世界三大銘茶に数えられています。

どの紅茶も共通して標高の高い土地で独自の製法によって栽培され、国際品評会などで認められた特徴的な味や香りをもっています。

今回はその世界三大銘茶の一つ、スリランカ紅茶のウバについてご紹介します!

ウバ紅茶とは?


スリランカは世界でも有数の紅茶産地がある国です。かつてはセイロンという国名だったため、今でもスリランカ産の紅茶をセイロン紅茶と呼ぶことがあります。

すばらしい紅茶がたくさん作られるスリランカで、世界三大銘茶に選ばれた「ウバ」はどのような特徴がある紅茶なのでしょうか。

産地の特徴

スリランカ島の山岳部東側に位置するウバ地方は、スリランカの代表的な茶産地の一つです。

スリランカでは紅茶が栽培される土地の標高によって、ローグロウンティー(低地紅茶)、ミディアムグロウンティー(中高地紅茶)、ハイグロウンティー(高地紅茶)と大きく3つに区分されています。

ウバは標高約1200m以上の岩肌が見えるような斜面に茶畑が広がり、個性的なハイグロウンティーが一年中収穫されています。

特に7月~9月に収穫されるクオリティーシーズンの茶葉は、独特な香りと味わいがあり、とても貴重な紅茶として人気があります。

ウバの味わいや水色、茶葉の特徴

すっきりとした香りと刺激的で爽快な渋み、コクのある味わいがウバの特徴です。他の紅茶と比べると個性が強いので、好みが分かれるかも知れませんね。

水色は明るく澄んだ赤みの強いオレンジ色で、水色の美しさでも高い評価を得ています。

またバランスがとれた上質なものには、カップの縁に「ゴールデンリング」と呼ばれる金色の輪を見ることができ、これもウバならではの特徴です。

茶葉はBOPタイプが多く、ウバ以外でもスリランカ産の紅茶はほぼこのグレードで生産されています。

主な茶園

ウバ地方の数ある茶園の中でも、おすすめの茶園をご紹介します。

  • セントジェームス茶園
  • ハイランズ茶園
  • ディックヴェッラ茶園
  • アイスラビー茶園
  • シャウランズ茶園

最近では茶園指定の紅茶も増えてきましたね。ウバを購入する時に茶園によって売られていたらぜひ飲み比べしてみてください。茶園ごとによって味わいも異なり面白いですよ。

ウバのクオリティーシーズン


一年中茶葉を収穫できるウバですが、7~9月に収穫される茶葉はクオリティーシーズンとして、特に特徴的な香りと味わいがあります。

南西モンスーンが吹く5~9月、海の水を含んで湿った空気が西側の斜面に多くの雨を降らせます。

一方、山を越えた東側のウバ地区には、乾いた風が吹きつけて茶園に広がる霧をはらっていいくのです。

この乾燥した良い天気の期間が40日以上続いた最後の2週間に、ウバの特徴的な香り(ウバフレーバー)を放つ貴重な茶が生まれると言われているとのこと。

ウバのクオリティーシーズンの紅茶は、他の紅茶よりも希少価値が高く、高値で取引されています。

紅茶で唯一のメンソール香

ウバのクオリティーシーズンの紅茶の特徴は何といっても香りです。

バラやスズランのような華やかで甘みのある香りと、ミントのような清涼感のあるメンソール香を合わせもっています。

これだけ個性的な香りの紅茶はウバ以外ないでしょう。色々な種類の紅茶を目隠して飲んでも、ウバだけは誰もが分かるほどです。

この独特のメンソール香はウバフレーバーとも呼ばれ、クオリティーシーズンの紅茶だけに見られる特徴です。

クオリティーシーズンだからといって、収穫された茶すべてに香りがあるわけではく、上質なものだけに限り味わうことができます。

紅茶の香りはとても繊細で、茶葉が空気に触れる度に薄れていってしまいます。大事に保管せずに、クオリティーシーズンの紅茶はなるべく早めに飲んで楽しみましょう!

ウバの美味しい飲み方


爽快な渋みとすっきりとした香りが特徴のウバ、美味しさを楽しむおすすめの飲み方をご紹介します。

ストレートティー

ウバの渋み、甘み、清々しさ、若々しさをしっかり味わえるストレートティー。香りと味のバランスの良さも感じられるでしょう。

特にクオリティーシーズンのウバは、ぜひストレートで飲むことをおすすめします。

またストレートティーの良い所として、ウバの魅力のひとつである水色の美しさを楽しむこともできます。ウバを飲む時はぜひ内側が白いカップで淹れてくださいね。

ミルクティー

ウバは渋みが強くしっかりとしたコクもあるので、ミルクティーにしてもとても美味しいです。

紅茶自体の味が濃いのでミルクにも負けませんし、ウバの強い渋みをミルクがまろやかにしてくれるので、ストレートティーよりも飲みやすくなります。

ウバはちょっと苦手・・と感じていた人でも、ミルクティーなら美味しく飲むことができるのではないでしょうか。他の茶葉で作るミルクティーよりも上品な味わいで、香り高い個性的なミルクティーに仕上がります。

まだ飲んだことがないようなら、ぜひ一度試してみてくださいね。

アイスティーは水出しがおすすめ

ウバをアイスティーで飲むなら、水出し方式がおすすめです。

渋みの強いウバはタンニンが多い紅茶なので、一般的なアイスティーの淹れ方のオンザロックス方式で淹れると、クリームダウン(紅茶が白く濁って見える現象)しやすくなります。

水出し方式なら紅茶の温度変化が少ないので、タンニンの多いウバでも濁らずきれいなアイスティーを作ることができます。

水出し方式で淹れたウバのアイスティーは、ホットティーよりもまろやかな渋みと甘み、爽やかさを味わうことができます。

メンソールの爽やかな香りが引き立ち、ティータイムだけでなくお食事の時にもピッタリですよ。

美味しいウバ紅茶を楽しみましょう

いかがでしたでしょうか?

世界三大銘茶の一つ、スリランカのウバについて詳しくご紹介しました。

クオリティーシーズンのウバは、他の紅茶では味わえない素晴らしい香気と味を楽しむことができます。

強い渋みと甘み、爽快感を持つウバはストレートティーの他、ミルクティーとしてもおすすめです。

ウバはちょっと苦手・・と思っていた方も、ミルクティーを飲めば印象が変わるかも知れませんよ。

まだ飲んだことがない方は、ぜひ一度お試しください。

ABOUT ME
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hana_sora
元パティシエのティーインストラクター。今までの知識と経験を活かし、皆様に紅茶の素晴らしさを伝えるため、webライターとして活躍中。美味しい紅茶は人生を豊かにしてくれます。好きな紅茶はダージリンオータムナル