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赤ちゃんを母乳で育てると「赤ちゃんの免疫力が高まる」「ミルク代がかからない」「母体の回復を早める」「赤ちゃんの情緒を安定させる」「産後ダイエットに効果的」など、様々なメリットがあります!
私も3人の子どもたちを全て完全母乳で育てましたが、実に多くのメリットを体感できたと実感しています。
しかし、人によっては母乳の出が好ましくなく、泣く泣くミルクを与えるしかないという人も少なくありません。
そこでここでは、母乳の出をよくしてくれる働きのあるハーブティーをご紹介します。
ハーブティーを飲むことで母乳が出やすくなる理由や、おすすめのハーブティー、授乳中になるべく避けたい飲み物をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
なぜハーブティーで母乳が出るようになるの?
ハーブティーをあまり飲んだことがない人からすると「なぜハーブティーで母乳が出るようになるの?」と不思議に感じられるかもしれません。
ハーブティーを飲むことで母乳が出やすくなる理由は、ハーブティーには「母乳の原料になる血液を増強させる」という働きがあるから!
母乳をしっかりと出すためには、母体に十分な水分・血液があることが大切です。
母乳はなんと80%以上が水分でできていると言われています。母乳は赤ちゃんの免疫力を高める大切な要素でもあります。
ハーブティーは水分補給にも役立つだけではなく、血液作りに欠かせないビタミンやミネラルなどの栄養素も豊富です。
ハーブティーを飲むことで母乳の土台が整いやすくなるため、母乳の出がよくないと感じている人は、ぜひハーブティーを取り入れてみましょう。
さらに、ハーブにはリラックス効果もあり、ストレスの軽減にも役立つと言われています。
お母さんがリラックスすることでも、母乳の分泌を促してくれます。心地よくハーブティーを楽しむことで、さらに母乳分泌の助けとなるでしょう。
水分補給に適さない飲み物は?
母乳の出をよくするためにはこまめな水分補給が大切になってきますが、水分補給として適さない飲み物はあるのでしょうか?
ここでは、水分補給としておすすめしない飲み物をまとめてみたいと思います。
珈琲
珈琲にはカフェインが含まれているため、授乳中の人は避けたほうがいいでしょう。
1日1杯程度の珈琲であれば問題がない場合もありますが、摂取したカフェインは母乳を通して赤ちゃんに送られてしまいます。
母乳による赤ちゃんのカフェイン中毒症もあるため、水分補給としての珈琲はやめておきましょう。
紅茶
紅茶にもカフェインが含まれているため、水分補給として飲むのはおすすめできません。
紅茶のカフェイン量はコーヒーの約半分ではあるものの、カフェインに敏感に反応してしまう人などは母乳への影響も懸念されるでしょう。
紅茶による健康促進効果は嬉しいですが、水分補給はカフェインが入っていない飲み物を選ぶほうが安心です。
珈琲と紅茶のカフェイン量について詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。
栄養ドリンク
たくさんの栄養が入っている栄養ドリンクを飲めば、健康になって母乳の出もよくなると考える人も少なくありません。
しかし、栄養ドリンクの多くには大量のカフェインが配合されているケースが多く見られます。
授乳期間中の人にとって、カフェインの摂取は母乳を通して赤ちゃんに悪影響を及ぼしてしまうため、注意したいもの。
栄養ドリンクの摂取は水分補給代わりとしてではなく、短期的に利用するのがおすすめです。
ジュース
市販のジュースには多くの砂糖が配合されています。
砂糖は体を冷やしてしまうため、母乳の出を妨げてしまう可能性もゼロではありません。
また、大量の砂糖の摂取は「糖尿病」「肥満」「コレステロール値の上昇」なども招きやすくなってしまうため、できるだけ控えましょう。
「野菜ジュースならいいのでは?」と感じる人もいますが、実は野菜ジュースにも砂糖や添加物がたくさん加えられたものがあります。
オーガニックショップなどの完全無添加ジュースであれば話は別ですが、一般的なスーパーで売られている還元濃縮タイプの野菜ジュースは避けた方が懸命です。
アルコール
アルコールは、水分補給としては適しません。
水分補給としてだけではなく、授乳中の人にとってアルコールの摂取は厳禁です。母乳を通して赤ちゃんにアルコール成分が伝わってしまうため、禁酒は言うまでもありません。
どうしてもアルコールを飲みたい場合は、ノンアルコール飲料などで我慢するように工夫してみてください。
母乳の出をよくしたい!おすすめのハーブティー8選
ここでは、母乳の出をよくすると言われているハーブティーをご紹介します。ぜひ毎日の水分補給等に取り入れてみてください。
たんぽぽ茶
たんぽぽの葉や根を使用して作られるたんぽぽ茶は、日本でも古くから親しまれているハーブティーの一種です。
たんぽぽ茶には女性ホルモンの分泌を整えてくれる働きがあることから、母乳の出をよくしてくれると考えられています。
また、たんぽぽ茶には母乳の原料となる「血液」を増強させる作用もあり、母乳の土台を整えます。
さらに、たんぽぽ茶は利尿作用があるため、体内の余分な水分や老廃物の排出を助け、体調を整える効果も期待できます。浮腫みがちな妊娠後期や産後の女性をサポートしてくれるでしょう。
カフェインを含まないので、授乳中のママも安心して摂取できます。しかし、飲み過ぎには注意が必要で、体質やアレルギーの有無により、個人差があるため、取り入れる際は適量を心がけることが大切です。
チェストツリー
チェストツリーは「女性のためのハーブ」と言われるほど、女性特有の不調におすすめされることが多いハーブです。
このハーブは母乳の出に大きく関わる「催乳ホルモン」の分泌をサポートするため、母乳分泌促進目的でも利用されています。
他にも「PMS」「月経不順」「更年期障害」「子宮筋腫」「子宮内膜症」など、様々なトラブルへの作用が期待されていますよ!
チェストツリーは古代ギリシャ・ローマ時代から使用されており、その抗炎症効果やホルモンバランス調整機能も注目されています。
特に、生理周期の乱れや月経痛を和らげる効果があるとされ、自然療法として広く愛用されています。
ラズベリーリーフ
ラズベリーリーフは「安産のハーブ」と呼ばれていて、出産間近に飲むことでお産の負担を軽減してくれると言われています。
妊娠中に人気のハーブティーですが、産後は母乳の出をよくしてくれる作用があることから、継続して飲み続ける人も少なくありません。
また、ラズベリーリーフティーには鉄分やカルシウム、マグネシウム、ビタミンB群、ビタミンCなどの栄養素が含まれています。
少し苦味はある一方でほのかな甘さがあり、風味豊かなフルーティーな香りが特徴です。ホットで飲むことでリラックス効果も期待できます。
陣痛を緩和させてくれる働きがある以外にも、月経痛や更年期の不調にもおすすめです!
バーべイン
バーベインは、神経系に対して優れた強壮作用を発揮するハーブです。
精神的な疲れを軽減させたり疲労回復にも役立ったりするため、育児疲れによってストレスが溜まり、母乳の出に影響を及ぼしている人におすすめです。
また、肝機能の働きを高めたり子宮を強くしたりする働きもあり、何かと活力が欲しい授乳婦さんにぴったり!
マリーゴールド
マリーゴールドはデトックス効果の高いハーブティーとして知られていて、特に授乳期においては「乳性炎を予防する」と言われています。
女性ホルモンに大きく影響を与えるハーブなので、授乳期の長期使用には向かないと指摘する専門家もいるのは事実。
マリーゴールドにかかわらず、メディカル要素の強いハーブティーには「長期間の使用は避けた方がいい」と言われることが多くあります。
フェンネル
フェンネルは世界中で使用されているスパイスで、魚料理や肉料理に欠かせないハーブでもあります。
フェンネルの主な効果として知られているのは「消化不良改善」「呼吸器系のトラブル緩和」「風邪の初期症状緩和」などですが、実は母乳の出をよくするためにも古くから利用されてきました。
ただし、国によっては授乳中にフェンネルを多量に摂取することで子どもに悪影響を及ぼすと考えているところもあるようです。
市販の母乳ケアハーブティーの多くにはフェンネルが使用されているので禁忌ではなさそうですが、シングルティーなどでの飲みすぎには注意しましょう!
フェヌグリーク
フェヌグリークとは、インド料理に欠かせない刺激的なスパイス。
たんぱく質・ビタミン・ミネラルが豊富で、女性ホルモンを活性化させる「ジオスゲニン」という成分が含まれているため、バストケアやダイエットサプリメントにも活用されています。
フェヌグリークには母乳の出をよくする効果があると報告されていますが、同時に「授乳中の摂取は量に気をつけること」と警告されているとも言います。
女性特有の不調に力強く働きかけてくれるハーブなので、飲用する際はかかりつけ医に確認をしてからにすると安心です。
ブレストシスル
ブレストシスルは、フェヌグリークと並び「アメリカで人気の高いハーブ」のひとつです。
母乳の原料である血液の製造に必要な鉄分を多く含んでいるだけではなく、マンガン・カリウム・マグネシウムなどの栄養素もたっぷりと含んでいるのが特徴的!
フェヌグリークとブレンドして飲むと相乗効果を得やすくなるため、ぜひ組み合わせてみましょう。
母乳過多や乳性炎の人におすすめのハーブティー
ここまでは「母乳の出をよくするハーブティー」を中心に紹介しましたが、逆に「母乳が出すぎて困っている」「母乳分泌が多すぎて乳性炎になっている」と言う悩みを抱える人も少なくありません。
母乳過多の場合は、母乳抑制効果のある「ペパーミントティー」がおすすめですし、乳性炎の場合は、炎症を抑えて血流を促進させ、解熱効果も期待できる「カランデュラ」がおすすめです。
シングルハーブティーとして飲みにくい場合は、これらのハーブがブレンドされているハーブティーを選んでみるのもいいでしょう。
母乳育児にハーブティーを取り入れる際の注意点
母乳の出をよくするためには、母体の水分量が満たされていることや十分な血液量があることが大切でした。
その土台作りとしてハーブティーを利用する価値はありますが、必ずハーブティーで母乳の出がよくなるのかは不確定です。
そもそも母乳が出る仕組みは、出産直後に頻回授乳をすることで体が赤ちゃんの吸い付きに反応するためです。
母乳の出がよくなくても、諦めずに頻回授乳を続けてみましょう!
ハーブティーは頻回授乳によって失われる水分や気力をサポートする役目と捉え、気楽にハーブを楽しんでみるといいかもしれません。
私は3人の子どもを完全母乳で育てましたが、頻回授乳とハーブティーで余るほどの母乳が出るようになりました。
出産後すぐの対応が肝心なので、ぜひ妊娠期から情報収集をしてみてくださいね。
母乳の出をよくするおすすめのハーブティー3選
ここでは、母乳の出をよくしてくれる効果が期待できるハーブティーを3つ紹介します。
「母乳の出があまりよくない気がする」「完母で育てたい」と考えている人は、ぜひ参考にしてください。
たんぽぽ茶 清らかブレンド
こちらは、たんぽぽ根・醗酵ギンネム・黒豆がブレンドされた「清らかブレンド」です。
たんぽぽの根には滋養強壮作用が高く、産後で体力を消耗した母体をしっかりとサポートしてくれる心強いハーブです。
また、母乳の出をよくしてくれる効果も期待されているため、母乳育児に挑戦したいママにぴったりのハーブティーといえるでしょう。
たんぽぽ茶について詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。
AMOMA(アモーマ) 産後バランスブレンド
こちらのハーブティーは、産後ママのホルモンバランスの乱れに着目して助産師と共同開発されたハーブティーです。
産後はホルモンバランスが急激に変化することから、精神的に不安定になったり体のだるさに繋がったりしやすい時期。
ストレスは母乳分泌にも大きな影響を及ぼすため、産後のホルモンバランスをしっかりと整えるハーブティーも、母乳育児にはおすすめです。
ラズベリーリーフティー
ラズベリーリーフティーは妊娠後期から飲める、ママになる人のためのハーブティーです。
母乳の出をよくして栄養を高めてくれる働きがあるので、授乳期にはぴったりといえるでしょう。
ただし、子宮収縮作用があると言われることもあるため、妊娠初期〜中期の人は飲用を控えた方が無難です。妊娠後期になったら飲み始めたいハーブティーです。
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ハーブティーで母乳育児がもっと楽しく!
ハーブティーには母乳の出をよくする働きがあり、古くは江戸時代から催乳のために利用されてきました。
ハーブティーを飲んだからといってすぐに母乳が出るようになるわけではありませんが、母乳の土台作りとしてハーブティーは力強く働きかけてくれるでしょう。
ハーブの中には家庭菜園でも簡単に栽培できるものもあるので、手作りのハーブティーを作ってみるのも面白いですよ!
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