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カフェインの影響が気になる授乳期では、いつも以上に飲み物への配慮が必要となります。
カフェインが含まれていないハーブティーは授乳期間中に重宝しますが、ハーブの種類によっては母乳の出を抑制してしまったり、持病を悪化させたりしてしまう恐れのあるものも…。
そこで今回は、授乳期に飲めるハーブティーと避けた方がいいハーブティーについてまとめてみました。中でもカモミールティーについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
Contents
カモミールティーは授乳中に飲める?飲めない?
カモミールティーは優しい香りと飲み口でリラックス効果も高く、安眠におすすめのハーブティーとしても有名です。
そんなカモミールティーですが、授乳中は飲んでも問題ないのでしょうか?カモミールについても詳しく紹介します。
そもそも「カモミールティー」とは?
そもそもカモミールティーとは、どのようなハーブティーなのでしょうか?
カモミールには「カモミールジャーマン」と「カモミールローマン」の2種類があり、ハーブティーとしてよく使用されるのは「カモミールジャーマン」の方です。
双方の違いを見ていきましょう。
ジャーマン種
ジャーマン種はリンゴのような優しい香りとほのかな甘さがあり、ハーブティーに向いています。ただし、ジャーマン種はメディカル要素が強いため、体質や体調によって注意が必要です。
例えば、ジャーマン種のカモミールは消化を助けたり、不眠やストレスを軽減する効果があると言われています。
しかし、過度な摂取やアレルギー体質の方は特に慎重に摂取するよう心掛ける必要があります。特に妊娠中や服薬中の方は、事前に医師のアドバイスを求めることをおすすめします。
ジャーマンカモミールについては、以下の記事で詳しく解説しています。
ローマン種
ローマン種もリンゴのような優しい香りがしますが、味わいはやや苦味を帯びています。そのため、ローマン種はハーブティーではなく精油として活用されるのが一般的です。
ローマン種の精油は、リラックス効果や皮膚の健康促進に役立ちます。また、抗炎症作用もあり、筋肉の痛みや関節の不快感を和らげるのに適しています。
香り高いローマン種の精油は、アロマセラピーで広く使われ、心身のバランスを整えるのにも効果的です。
授乳中のカモミールティーはOK?
厚生労働省によると、カモミール(主にジャーマン種)は、ハーブティーとして使用する一般的な量であれば「安全性は高い」そうです。授乳中でも飲めるハーブティーにブレンドされていることも少なくありません。
ただし、授乳中におけるカモミール摂取の安全性については「ほとんど分かっていない」との記述を参考にすると、授乳期のカモミールティー飲用は注意深くなる必要があるといえるでしょう。
たまに飲む程度であれば問題は少ないと思いますが、心配な場合はかかりつけ医に相談してみるのもひとつの方法です。
参考:https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c04/10.html
カモミールティー(ジャーマン種)の効果効能
ここでは、ハーブティーとして使用されることが多い「ジャーマンカモミール」についての効果効能を紹介します。
リラックス・安眠効果
ジャーマンカモミールは気持ちを落ち着かせてくれる働きに優れていることから、ストレスや緊張をほぐしたり不安感などを優しく包み込んだりしてくれます。
深いリラックス効果を得られることにより、安眠効果も期待できるでしょう。
ジャーマンカモミールの含有成分であるアピゲニンが脳内の特定の受容体に作用し、リラックス効果を高めることが知られています。
この成分は、睡眠の質を向上させる効果も持つため、ストレスや不安が原因で睡眠が不足している人に特におすすめです。
胃腸の働きを整える
胃腸の粘膜を整える働きがあり、胃痛や胃炎、胃潰瘍など胃のトラブル緩和にも役立ちます。
消化を助け、ガス蓄積や腸の不調を減らすことで、胃腸機能を正常に働くことに効果が期待できるでしょう。
また、上記で紹介した「ストレス緩和効果」によって、ストレス性の下痢や過敏性腸症候群のサポートにもおすすめです。
子どもの癇癪にも
ヨーロッパでは「子どもの癇癪にいい」といわれているジャーマンカモミール。
神経を落ち着かせてくれるため、気持ちがソワソワして落ち着かないときや就寝前に取り入れてみるのもいいでしょう。
夜泣きにも効果的と言われています。もし赤ちゃんに飲ませるのであれば、1歳以降からが良いです。薄めて飲ませるのがポイント。
皮膚を健やかに保つ
ジャーマンカモミールには皮膚を健やかに保つ働きもあります。カモミールティーを楽しんだ後の出がらしを入浴剤として使用してみるのもおすすめです。
生理痛緩和
体を温める働きもあるため、冷えから来る生理痛を緩和してくれたり、婦人科系のトラブルがある場合にもぴったりのハーブです。
通経作用
通経作用とは、生理を促す作用のことを指します。カモミールには女性ホルモン用作用があることから、通経を誘発する可能性があります。
女性ホルモンの分泌や卵巣の機能に影響が出ることが考えられるため、妊娠初期や妊娠の疑いのある場合は、特に注意すべきでしょう。
また、ホルモン治療をしていたり投薬をしたりしている場合は、必ず医師の指示を仰ぐようにしてください。
授乳中に避けた方がいいハーブティー
カモミールティーは安全性が高いハーブティーですが、授乳期における安全性が確立されていないことを考えると、控えておいた方がいいハーブティーとも考えられます。
ここでは、カモミールティー以外にも控えておいた方がいいハーブティーを紹介します。
妊娠中に避けた方がいいハーブティーに関しては、以下の記事をご覧ください。
セージ
セージは母乳の分泌を抑制する働きがあるため、授乳中は避けたいハーブティーです。
ただし、母乳過多や断乳中の場合は積極的に取り入れてみるといいでしょう。
反対にセージは母乳の分泌を減少させることがあるため、母乳の量を増やしたいという場合は他のハーブティーを選ぶことをお勧めします。
セントジョーズワート
セントジョーンズワートは鬱に効果が期待されているハーブであるため、心身への影響がかなり強いのが特徴的です。医薬品の効果を弱める可能性もあるため、独断で飲用するのは控えておきましょう。
どうしても授乳中に飲みたい場合は、かかりつけ医に必ず相談してください。
センナ
センナ茶は下剤効果があると有名なお茶です。センナの下剤成分が母乳に移行する可能性があることから、授乳中の飲用は控えましょう。
授乳中のカモミールティーは控えた方が無難!
授乳中のカモミールティー飲用は、安全性が確立されていません。
カモミールには女性ホルモン用作用があることを考えると、ホルモンバランスが不安定になっている産後〜授乳期は、カモミールではなく違うハーブティーを取り入れてみましょう。
ハーブは薬ではなく植物ですが、昔から「生薬」として薬の代わりに使用されてきました。
種類によっては心身へ大きな影響を与える可能性もあることから、授乳期の飲用は注意してください。
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