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生姜紅茶といえば、今やスパイスティーの代表格となるほど知名度が高くなりました。
「風邪に効く」「冷え性に効く」「基礎代謝を上げる」「ダイエットに効く」といった様々な噂が聞こえてきますが、実際はどうなのでしょうか?
実は症状によって使う生姜や生姜紅茶の作り方が異なるんです!
今回は紅茶の効果をはじめ、生姜紅茶が期待できる風邪への効果や、風邪の時におすすめの生姜紅茶の作り方、冷え性改善のための生姜紅茶の作り方をご紹介します。
「ダイエットに生姜紅茶は効果的?」「おすすめの生姜紅茶は?」といった疑問にもお答えしていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
生姜紅茶と風邪への効果
「風邪のひき始めかな?」と感じた際、思い浮かぶのが生姜を使った飲み物です。
生姜を使用した飲み物には「生姜湯」「はちみつ生姜」など数種類ありますが、中でも風邪の季節に効果的といわれるのが「生姜紅茶」です。
紅茶の効果効能は
なぜ生姜紅茶が風邪の時期に重宝されているのかというと、生姜の温め作用に加えて、紅茶には「インフルエンザウィスルの不活性作用」「喉の粘膜炎症緩和作用」など、風邪症状緩和や予防に嬉しい効果がたくさんあるからです。
風邪の際に飲む紅茶は、体を温め免疫力を高める効果が期待できます。また、抗酸化作用により体内のダメージを軽減し、リラックス効果でストレス緩和にもつながるでしょう。
一般的に、生姜紅茶は風邪が流行る時期におすすめの飲み物で日常生活にも取り入れやすいですが、注意点もあります。
それは、生姜紅茶を「飲むタイミング」や「生姜の使い方」です。生姜紅茶の効果を十分に発揮させるためには、次の点に気をつけてみましょう。
生姜紅茶が風邪に効くタイミング
風邪を治すために生姜紅茶を飲む場合、「悪寒がある」「汗が出ない」など、風邪の超初期段階に飲んで寝るのがおすすめです。
悪寒がある超初期のタイミングなら、生姜が持つ発汗解熱作用が効果的に作用しやすく、高熱になる前に発汗させて熱を引かせることが期待できます。
さらに生姜には抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去して免疫力を高める効果が期待できます。
生姜紅茶は血行を良くする作用も持つため、体を内側から温めることができ、冷え性の改善にも役立つと言われています。
飲む際には、蜂蜜やレモンを加えることで、風邪症状の緩和や喉の痛みの軽減にも効果的です。
風邪の時に飲む生姜紅茶の作り方
材料
- 生の生姜(小さじ1)
- 紅茶(一人分、ティーバッグでもOK)
- 熱湯
作り方
- 淹れた紅茶に、おろし生姜もしくは生姜のしぼり汁を入れる。
- の生姜
- 紅茶(一人分、ティーバッグでもOK)
- 熱湯
必ず生の生姜を使う!
生姜は、必ず「生の生姜」を使ってください。加熱されていない生の生姜には「ギンゲロール(ジンゲロール)」といわれる、発汗解熱作用が高い成分が豊富に含まれています。
一方で、生姜は乾燥させたり加熱したりすると、ギンゲロールの成分が変わってしまい、熱を下げるどころか「体内を温める」という物質に変わってしまうため注意しましょう。
ちなみに、生姜紅茶にシナモンを足すと、生姜の発汗解熱作用が増幅されやすくなります。
(※)発汗解熱作用は、生の生姜>乾燥した生姜>蒸してから乾燥させた生姜(漢方薬の生薬で『乾姜』と呼ばれる)となっています。
使用する茶葉の種類
生姜紅茶に使う茶葉は、どの紅茶でも変わりません。味わいの好みに合わせて茶葉を選んでみるのも面白そうですね!
アッサムブレンドやケニア産茶葉 | コク深いため、生姜の風味が紅茶の味わいにかき消されることなく、バランスのいい仕上がりになります。 |
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ファーストフラッシュやセカンドフラッシュ | 紅茶の華やかさや爽やかさが生姜と相性抜群。すっきり飲みたい人にぴったりの仕上がりです。 |
また、生姜紅茶に甘みをつけるなら、白砂糖ではなく「黒砂糖」「蜂蜜」がおすすめ。ミネラルや栄養素が多いため、栄養バランスが崩れやすい体調不良時に最適でしょう。
喉が痛いときは…
もし喉の痛みがあるなら、のどに潤いを与えて炎症を抑える効果がある蜂蜜を加えてみましょう。生姜紅茶に片栗粉や葛粉でとろみを加えることで、喉粘膜の保護も期待できます。
「解熱作用が期待できる」と紹介したシナモンですが、実はシナモンには「喉の痛みを助長してしまう可能性」があります。
喉の痛みや違和感などの症状がある場合、シナモンの使用は避けた方が無難かもしれません。
生姜紅茶と冷え性への効果
「生の生姜は発汗解熱作用がある」と説明しましたが、乾燥させたり加熱したりすると成分が変化して「体を温める作用」が期待できるようになります。
熱を下げたい場合は「生の生姜」を、反対に体を温めたい場合は「乾燥・加熱した生姜」を使い分けるのがおすすめです。
ここでは、冷えを改善・予防するための生姜紅茶の作り方を紹介します。
冷え性改善のための生姜紅茶の作り方
冷え性対策で使用する生姜には、蒸して乾燥させた生姜がおすすめ。この生姜は漢方薬の生薬で『乾姜(かんきょう)』と呼ばれていて、多方面で使用されているものです。
乾姜は、生姜の中で最も体内の温度を上げてくれると考えられていますよ!
固形の乾姜ならミルなどで細かく砕いて茶葉に混ぜ、その茶葉で紅茶を淹れましょう。粉砕したての生姜パウダーは香り高く、生姜の成分もしっかりと抽出されます。
基本的な生姜紅茶の作り方
材料
- 生姜:小さじ1
- 紅茶:茶葉なら3g、ティーバッグなら1袋
- 水:1カップ
- 砂糖またははちみつ(お好みに応じて)
作り方
- 生姜を洗って皮を剥き、細かく刻みます。
- 鍋に水を入れ、刻んだ生姜を加えて中火にかけます。沸騰したら、弱火にして5分ほど煮ます。
- 紅茶袋または茶葉を加え、弱火で2〜3分ほど煮出します。強火にすると茶葉の苦味が出るので、注意してください。
- 砂糖またははちみつを加え、火からおろしてカップに注ぎます。
生姜の量や煮出す時間、砂糖やはちみつの量などは、お好みに応じて調整してください。
また、紅茶の種類や茶葉の量を変えることでも、味わいを変えることができます。
ベースの茶葉には「ネパール紅茶セカンドフラッシュ」を
Link teaのセカンドフラッシュは、ネパール産の上質な紅茶を厳選してハンドピッキングしています。
紅茶らしい華やかな香りとバランスの良い渋み、繊細で上品な味わいがスパイシーな生姜の風味を引き立ててくれるでしょう。
また、粉末の乾姜を購入しておけば「淹れた紅茶に少量加えるだけ」で手軽に生姜紅茶を作れるため、忙しい朝などにもぴったりです。
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ジンジャーシロップよりも乾姜か生の生姜を
生姜紅茶に手軽に加えられる加工生姜として、生の生姜と黒砂糖などを煮詰めて作ったジンジャーシロップも有名です。
このようなジンジャーシロップは、乾姜ほど温める効果は強くありません。しかし、手軽に作れて味も美味しいと高評価を得ています。
手軽さや飲みやすさを求める人は、シロップタイプを選ぶといいでしょう。
冷え対策のためには「生姜を乾燥もしくは加熱すること」がポイント!
生の生姜しかない場合は、生姜をできるだけ細かく千切りにしてその上から熱湯を注ぎ、紅茶のティーバッグを浸しましょう。
また、鍋に生姜と水とティーバッグを入れ、煮出して生姜紅茶を作る方法もおすすめです。
乾姜の購入先
蒸して乾燥させた生姜というと、手に入りにくそうに聞こえますが、アマゾンや楽天市場を利用すれば簡単に入手できます。
健康食品として売られている乾姜はそれほど高価なものではないため、日常使いの紅茶生姜に利用しやすいでしょう。
紅茶に少量の乾姜を入れるだけで強い生姜の風味が加えられ、体を芯から温めます。コスパがいい乾姜も多いので、生姜紅茶用に常備させておくのもおすすめです。
冷え性を治したい時は、できる限り乾姜を
冷え性を治そうとして生姜紅茶に生の生姜を入れると、発汗作用により汗をかきすぎてしまい、よけい体を冷やしてしまうことがあります。
乾姜がどうしても手に入らない場合は、生の生姜を煮出すかGABANやS&Bなどでスパイスとして売られている乾燥粉末生姜を使うようにしてください。これならスーパーで簡単に手に入りますよね。
また、甘味が欲しい場合は白砂糖ではなく血行促進作用がある「黒砂糖」や、栄養素の高い「はちみつ」がおすすめです。
中華食材の「紅花」にも、強力な血行促進作用があるので、ぜひ試してみてください。
紅花とは?
紅花はサフランとしても知られる食材で、料理に色付けや風味付けのために使われます。
これは、クロッカス科の植物の花の雄しべから抽出されるスパイスです。
この植物は主に西アジアや地中海地方で栽培されていますが、中華料理をはじめとする世界各地の料理に用いられます。
紅花はお湯に入れると黄色くなりますが、大量に入れて煮詰めない限り味も香りもさほどしません。
紅茶を淹れるための水に紅花をひとつまみ入れてから沸かし、そのお湯で生姜紅茶を淹れると格段に末端冷え性に効果が期待できます。
「慢性的な冷え性だ」「何をしても冷えが改善されない」という人は、紅花を試してみられてはいかがでしょうか。
生姜紅茶のダイエットその他への効果
生姜紅茶は特にむくみ、水太り、便秘解消に効果が期待できます。
むくみと水太りに対する効果については、紅茶の利尿作用+生姜の血行促進作用(黒砂糖入りなら黒砂糖のカリウムの利尿作用も)が相乗効果を起こすのが、その理由だろうと言うことです。
便秘解消効果は、生姜紅茶による適度な水分補給+生姜が胃腸を温めて蠕動運動を改善したことによるものだろう、とされています。
その他に、生姜紅茶単体によるダイエット効果も噂されています。しかし、生姜紅茶の効果を強く宣伝している石原結實医師は、自著で健康や減量のために、生姜紅茶と組み合わせてプチ断食を推奨しています。
そのため、生姜紅茶を飲むだけでは、体の余計な水分を減らすならともかく、体脂肪を減らすのは難しいのではないかと考えられます。
ちなみに生姜紅茶(無糖)マグカップ1杯のカロリーは約2kcal。これに加えて砂糖など甘味料を入れると約26kcalと、カロリーがなんと13倍に!
参考
https://www.asken.jp/calculate/meal/420328?cat_id=0
生姜紅茶に甘味を加えると美味しくはなりますが、ダイエット中の方はできるだけストレートで飲むのがおすすめです。
生姜紅茶の副作用は?
過剰摂取に注意!
生姜紅茶は美味しくて体に良いため、つい何杯でも飲みたくなるかもしれません。
しかし、あまりに多く飲むとお腹が不快になったり、心拍数が上がったりすることがあるので、ほどほどにしましょう。
生姜紅茶に含まれるカフェインや生姜の成分が過剰に体内に入ると、不眠などを引き起こす可能性もあります。また、胃腸が敏感な人は胃炎を悪化させることも。
毎日の楽しみは少しずつ楽しむのが一番です。必要なら専門家に相談して、適量を見つけましょう。
薬との飲み合わせ
生姜紅茶は、自然の素材から作られる優れた飲み物ですが、抗凝固薬や抗血小板薬と同時に飲むと、副作用が出る可能性も考えられます。
特に糖尿病の薬との組み合わせは、血糖値に影響を与える可能性があります。大切な健康のために、必ず医師と相談してから飲むようにしましょう。
妊娠中と授乳中の方は気をつけよう
妊娠中や授乳中のママたちは、少し注意が必要です。大量の生姜を摂ると、一部の研究では赤ちゃんへの影響を言われています。
心配な方は、飲む前に医師に相談することをおすすめします。安心して生姜紅茶を楽しめるよう、しっかりと情報を得てください。
生姜紅茶と飲むのに適した季節
生姜紅茶は、基本的に冬に風邪の治療や冷え性対策に飲まれます。
けれど、生姜紅茶は、夏の冷房の冷え対策に飲むのにも、とても役立つ紅茶です。冷えは万病の元ですから、冬も夏も生姜紅茶を上手に飲んでいきいきと生活したいですね。
また、生姜紅茶は、暑い時に甘くしてアイスティーにして飲んでも、冷やし飴に通じる爽やかさがあります。これにシナモンを足しても美味しいです。
また、倍の濃さに淹れたアールグレイに、多めの生姜汁と白砂糖を足してよく溶かし、強炭酸水と合わせて氷の上に注ぐと、ジンジャーエールめいた夏の生姜紅茶が楽しめます。
ここでは夏・冬それぞれの生姜紅茶の飲み方をお話ししていきます。
夏の生姜紅茶の飲み方
夏の季節は暑さで体が疲れやすいですよね。
その時にピッタリなのが、涼しくして爽やかな生姜紅茶です。生姜のスパイシーさが絶妙にマッチした生姜紅茶は、冷たくすることで暑い日にぴったりなドリンクになります。
作り方
- 生姜を薄くスライスし、紅茶とともに熱い水で淹れます。
- 茶葉が十分に浸出したら、茶葉、もしくはティーバッグを取り除きます。
- 生姜紅茶を冷蔵庫で冷やし、冷たくなったらグラスに注ぎます。お好みで氷を加えても良いです。
- 仕上げに、レモンのスライスやミントの葉を飾りると爽やかさが加わります。
冷たい生姜紅茶は、熱中症予防や消化促進にも役立ちますよ!
おすすめ生姜紅茶
手作りの生姜紅茶をご紹介しましたが、とはいえ、毎回生姜をおろしたり細切りにするのは面倒…という方もいるのではないでしょうか。
今は手軽に飲める市販の生姜紅茶も多く販売されています。
linkteaのジンジャーティーはティーバッグで手軽に淹れることができます。
linktea ジンジャーティー
ヒマラヤ山脈を臨むネパールのイラム紅茶をベースに、ジンジャー、唐辛子でピリッと辛さを加え、さらに国産のゆずエッセンスを加えています。
代謝促進、抗菌、抗酸化作用などがあり、飲んだあとにほんわかと内側からスッキリしてきます。
寒い冬場はもちろん、夏場の効きすぎたエアコンによる冷えにも効果が期待できますよ!
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まとめ
生姜紅茶の効果と生姜紅茶に期待する効果別の生姜の使い方、生姜紅茶を飲むのに適した季節や、オンラインで購入できる生姜紅茶を紹介させていただきました。
生姜紅茶は、うまく生姜を使って、タイミングを誤らずに飲めば、とても健康に役立つ紅茶です。
生姜紅茶は冬の寒さ対策だけでなく、ぜひ夏の冷房対策にも飲んでほしい紅茶です。
女性に冷えは大敵ですからね。うまく生姜を使って冷え知らずの健康な体を目指しましょう!