植物の葉や花びらを利用して作られているハーブティーは、エステサロンや美容室などでも提供されることも多い、女性に大人気の飲み物です。
今回は美容にも嬉しい効果があるといわれているハーブティーに注目し、効果的な飲み方や注意点についてまとめてみます。
また、おすすめのハーブティーや効果効能についてもご紹介していくので、ハーブティーを試してみられたい方の参考になれば幸いです。
Contents
ハーブティーとは?
冒頭でご紹介したように、ハーブティーとは自然界に自生している草や木・花を乾燥させてお茶にしたものです。
例えば、レモングラスやペパーミントなどのハーブを乾燥させたものが「レモングラスティー」「ペパーミントティー」となります。
使用する植物の種類によって様々な香り・味わい・効果効能が期待でき、ハーブティーのほとんどがノンカフェイン!
西洋では漢方として体の不調改善に役立てられているなど、その効果は確立しつつあります。
また、よく「ハーブティーは紅茶の1種」と思っている方もありますが、紅茶の茶葉とハーブティーは全くの別物。
紅茶に使用されている茶葉は、ツバキ科の多年性植物の新芽を摘んで発酵させることで完成されます。
緑茶も紅茶も烏龍茶も、加工方法が異なるだけで「全て同じ新芽を利用して作られる」というのがポイント!
その点ハーブティーは、紅茶のように茶葉を発酵させることなく、乾燥させただけのシンプルな製造工程となっています。
単一種のハーブティーももちろんありますが、最近では「カモミール+ペパーミント」「レモングラス+ネロリ」などと飲みやすくブレンドされているものも増えてきています。
ハーブティーにはハーブの特性(香りや味わい)が強く出るものが多く、香りの観点からも高いリラックス効果につながるんだとか!
植物の葉や茎・花びらなどからエキスを抽出すれば「アロマ精油」としてアロマテラピーに利用でき、乾燥させればハーブティーとして楽しむことができます。
- ハーブティーは紅茶ではない!
- ハーブティーはほとんどがノンカフェイン!
- エキスを抽出すればアロマ精油に、乾燥させればハーブティーになる!
こんなにある!ハーブティーの種類と効果効能
アロマ精油としても活用されるハーブですが、実はとっても多くの種類が存在しています。
全てのハーブティーをご紹介するのは難しいので、ここでは美容に嬉しい効果が期待できると人気のハーブティーをまとめていきたいと思います。
効果効能にも触れていくので、自分に合ったハーブティーを見つけてみてくださいね!
カモミールティー
ハーブティーの代表格といっても過言ではないカモミールティーは、優しい香りとまろやかな飲み口が特徴的です。
ギリシャなどでは、昔から「心と神経系に作用するハーブティー」と伝えられていて、婦人病や更年期障害・子どもの癇癪時などにも幅広く利用されてきたそう。
リラックス効果が高いカモミールティーなので、なかなか寝付けない夜などにもぴったりです。
レモングラスティー
東南アジアでは料理に使用されることも多いレモングラスは、消化促進効果があるハーブです。
イネ科で見た目もイネそのものですが、乾燥させてハーブティーにするとレモンの香りが甘く漂います。
胃腸の調子がすぐれないときは、レモングラスティーを飲んでひと息つくのもおすすめ!消化器官の働きが向上すれば、排便が促されて体もすっきりとしやすくなりますよ。
ペパーミントティー
すっきりとした味わいが特徴的なペパーミントティーは、消化器官の不調を整えてくれるハーブとして有名です。
整腸・殺菌作用に優れているので、風邪気味のときや体が疲れてだるいときにもおすすめ!
ペパーミント特有の爽やかな香りや味わいには脳を覚醒させる働きもあるので、目覚めの1杯や休憩時間にも最適でしょう。
サフランティー
パエリヤを作る際に色付けとして使用するサフランも、実はハーブの一種。
体を温めて消化の手助けもしてくれますが、その他にも「女性ホルモンの分泌を促進する」「抗酸化作用」「自律神経を整える」といった効果が期待されています。
女性ホルモン作用が強いので、妊娠中・授乳中の女性にはおすすめできませんが、体を温めて働きを整えたい人には最適です。
また、妊活中の人にもおすすめ!
ローズヒップティー
まるで赤ワインを思わせるローズヒップティーは、別名「ビタミンの爆弾」とも呼ばれているほどビタミン群の含有量が多いことで知られています。
ビタミン群をしっかり摂取することで免疫力が向上しやすく、皮膚や毛髪を健やかに保ってくれる嬉しい効果も期待できますよ。
また、ローズには血流促進作用もあり、栄養素をしっかりと細胞に運ぶことで美肌にもつながります。
ラズベリーリーフティー
ラズベリーリーフティーは、妊娠後期の妊婦さんや授乳中のママたちから人気を集めているハーブティーです。
ラズベリーリーフにはビタミン群・タンニン・ミネラル・カリウムといった妊婦さんに嬉しい成分がたくさん含まれています。
鉄分不足になりやすい妊娠後期〜授乳中では、ラズベリーリーフに含まれるビタミンCが鉄分の吸収率を高めてくれるので、食前や食後に飲む習慣をつけても◎
美容のために♡ハーブティーの効果的な飲み方
ハーブティーは漢方として使用されるなど、人間の体に強く作用することがわかりましたね。
しかし、ハーブティーを飲み始めたからといってすぐに効果が期待できるわけではありません。
ハーブティーは薬ではなく自然界のものなので、その効果も飲み続けていくうちにゆっくりと現れ始めるという方が適切でしょう。
そこで以下に、ハーブティーの効果をぐっと引き出す効果的な飲み方についてまとめてみたいと思います!
1日3回に分けて飲む
ハーブの力を効率よく引き出すためには、常にハーブの成分が体の中で巡っている状態を作ることが大切です。
そのためには、朝・昼・夜の1日3回に分けて飲むことをおすすめします。
全て同じハーブティーでもOKですが、目的に合わせて「朝は目覚めのペパーミント」「昼はリフレッシュのローズヒップ」「夜はリラックスのラベンダー」などと異なるハーブを利用してみるのも面白そう。
できるだけHOTで飲む
冷たい飲み物を大量に摂取してしまうと、内臓器官を冷やしてしまう恐れが生じます。
ハーブティーには血行促進効果や消化促進効果のあるものが多いので、できるだけHOTで飲むことでさらにハーブの力を実感しやすくなるでしょう。
夏場でHOTが飲みにくい場合は、アイスではなく「常温で」飲むようにしてみてください。
ハーブティーを飲むときの注意点は?
体や美容のためにもいいハーブティーですが、注意点もあります!
妊娠中・授乳中・薬を飲んでいる人は特に気をつけてもらいたいので、以下に詳しくまとめてみましょう。
妊娠中・授乳中に控えておきたいハーブの代表
- セージ
- オレガノ
- ミント系(ペパーミントも)
- カモミール
- タイム
- ローズマリー
- サフラン
- シナモン
- ウコン
- ラズベリーリーフ(妊娠後期〜はOK)
- レモングラス
上記のハーブ以外にも、妊娠中・授乳中に控えたいハーブはたくさん。
摂取することで子宮の収縮を促進させてしまい、最悪の場合は流産をも招いてしまう可能性もゼロではありません!
大切な赤ちゃんを守るためにも、妊娠中の方は必ず医師の確認を得てから安心してハーブティーを楽しんでくださいね。
降圧剤を飲まれている方が控えておきたいハーブの代表格
- ミント系
- タイム
- セージ
- ローズマリー
上記のハーブには血圧を上げる作用があるため、高血圧のための降圧剤を飲んでいる方にはおすすめできません。
また、リコリスやヒソップというハーブにも同等の効果があるので控えておきましょう。
薬と相性が悪いハーブの代表格
- リコリス
- ホーステール
- ジュニパーベリー
- セントジョーンズワート
上記4つのハーブはあまり有名ではありませんが、ハーブティー専門店などでも取り扱われることがあるハーブです。
これらのハーブは様々な理由から、とにかく「薬との相性が悪い!」といわれています。
高血圧・糖尿病・心臓疾患・甲状腺異常・肝臓疾患などなど、持病で薬を飲んでいる人は特に気をつけておきたいハーブといえるでしょう。
薬との飲み合わせによっては「薬が効かなくなる」「薬が効きすぎてしまう」などといった反応が起こってしまう場合もあります!
ハーブティーで体の中から美しく♡
いかがでしたか?
ハーブティーには美容や健康に嬉しい効果がたくさんありましたが、体調や体質・持病の有無によっては飲まない方がいい場合も。
ハーブティーの効果をより実感しやすくするためには、ここでご紹介して飲み方を参考にしてみてくださいね。
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