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紅茶の有名産地といえば「インド」「スリランカ」「アフリカ」などですが、実は日本でも「和紅茶」と呼ばれる紅茶の栽培が広がっています。
和紅茶は優しい味がするといわれる一方で、中には「まずい」といった口コミが見られることも…。そこで今回は、和紅茶がまずいといわれる原因について考えてみたいと思います。
また、もうまずいなんて言わせない!海外紅茶に引けをとらない美味しい和紅茶も紹介します。
「和紅茶を試してみたい」「美味しい和紅茶になかなか出会えない」という人は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
和紅茶がまずいのはなぜ?
和紅茶には「べにほまれ」「べにふうき」などの有名銘柄がありますが、なぜまずいといわれているのでしょうか。
ここでは、和紅茶がまずいといわれる理由について考えていきたいと思います。
和紅茶の歴史が浅いから?
日本で生産される和紅茶ですが、世界的に見ると和紅茶の歴史はまだまだ始まったばかり。
世界一の紅茶生産量を誇るインドでは、19世紀頃から紅茶栽培が始まっているのに対して、日本でお茶の栽培が始まったのは鎖国が終わった明治時代から。紅茶に至っては戦後から本格的な栽培が始まっています。
戦後から数えてまだ80年も経っていないことから、海外に比べて紅茶栽培の技術や環境などが追いついていないことも考えられるでしょう。
和紅茶の歴史についてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。
「「和紅茶」とはどんな紅茶のこと?味や香りなどの特徴をご紹介」
味や香りが弱いから?
和紅茶は総じて「優しい香り」「渋みが少ない」「飲みやすい」などといわれていますが、パンチのある飲み口が好きな人は物足りなく感じてしまうかもしれません。
紅茶の特徴として、花を突き抜けるような華やかで繊細な香りと、口の中に広がるバランス感の取れた渋み。
これを和紅茶にはあまり感じられないと思う人にとって、和紅茶は「まずい」という評価になってしまうのかもしれません。
日本の環境が紅茶栽培に適さないから?
紅茶栽培に適している環境を「ティーベルト地帯」と呼びますが、これはスリランカやインド・中国の赤道を中心として「北緯45度から南緯35度までに広がる土地」のことを指します。
この地帯にある茶園では良質な茶葉が育つとされ、有名な銘柄の紅茶が数多く生産されているのも特徴的。
日本列島の緯度はティーベルト地帯に当てはまりますが(北海道以外)、実は世界各国の有名紅茶生産地の緯度を見てみると「北緯30度より南」であることが多いのです。
日本で北緯30度より南といえば日本列島は入らず、奄美大島や沖縄のみとなってしまいます。
このため、北緯30度以上の九州地方や本土で育った和紅茶に関しては物足りなさが感じられるのかもしれません。
ティーベルト地帯についてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。
ハズレなし!海外紅茶に負けないおすすめの和紅茶3選
人によって「味が薄い」「香りが弱い」と感じられてしまうこともある和紅茶ですが、実は紅茶好きの人から太鼓判を押されている和紅茶も存在しています。
その紅茶の産地は、沖縄や鹿児島など南の地域。特に沖縄は、世界的にも有名な紅茶の生産地「インド・アッサム地方」とほぼ同緯度の北緯26度に位置していることから、上質な紅茶が生産されます。
そこでここでは、海外紅茶に引けをとらない!北緯26度に基づく美味しい和紅茶を3つ紹介してみたいと思います。
沖縄和紅茶 琉球ロマン
沖縄は日本の中でも紫外線が強く、紅茶に旨味をもたらす「タンニン」を生成するのに最適な環境です。タンニンを豊富に含む紅茶は力強い味わいで、健康や美容にも抜群!
「和紅茶はまずいよね」と感じている人がいれば、ぜひ試していただきたい一品です。
また、こちらの和紅茶は、紅茶の最大級産地であるスリランカと同じ赤土で育てられています。赤土は「紅茶に適した土」ともいわれているため、本格的な和紅茶を楽しみたい人におすすめです。
薩摩和紅茶ティーバッグ
鹿児島で生産されている和紅茶です。鹿児島は、世界的にも有名な紅茶の生産地「インド・アッサム地方」とほぼ同緯度の北緯26度ではなく北緯31度程度。
沖縄に比べると北緯が上がりますが、ティーベルトゾーンであることには変わりありません。「インド・アッサム地方に限りなく近い緯度」と考えれば、良質な和紅茶が生産されるのも予測がつきますよね。
アッサム紅茶はコクが強く香りが控えめで、ミルクとの相性がいい紅茶です。こちらの薩摩和紅茶はアッサムを少し優しくした飲み口。
「アッサム紅茶はコクが強すぎる」と感じている人におすすめしたい、自然な甘さを楽しめる和紅茶です。
こちらはギフトセットになっているので、お世話になった人や大切な人への贈り物にぴったりな一品になっています。
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屋久島和紅茶 リーフティー
海に浮かぶ屋久島は、北度30度。沖縄の北緯26度には届きませんが、こちらも紅茶の栽培地としては適している環境だといえるでしょう。
屋久島の和紅茶は、本格的な味わいを楽しめるリーフタイプ。ティーバッグタイプよりも茶葉本来の良さを引き出しやすいため、繊細な味わいや香りを堪能できそうです。
屋久島の大自然と無農薬・有機栽培にて育てられた茶葉は、安心安全の有機JAS認定取得済み。毎日のティータイムとしてぴったりです。
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和紅茶がまずいと思ったら「沖縄和紅茶」を試してみて!
和紅茶がまずいといわれる理由は、和紅茶の特徴である「控えめな味わいや香り」にあるのかもしれません。
もしも美味しい和紅茶にまだ出会っていないのであれば、ぜひ今回紹介した「北緯30度に基づく産地選び」をしてみてください。
沖縄は、ミルクティーに合う紅茶として有名なアッサム地域とほぼ同じ北緯26度です。環境的にも紅茶栽培に適していることから、海外紅茶に負けない力強さを感じられるでしょう。
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