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紅茶好きの人は、1日に何杯もの紅茶を飲むことがありますよね?
しかし、紅茶にはカフェインが入っているので、飲み過ぎによって体に悪影響がないか心配される人も少なくありません。
そこで今回は、紅茶を飲み過ぎることで懸念される体調不良や、下痢や吐き気などとの関係についても触れていきたいと思います。
Contents
そもそも「飲み過ぎ」とはどのくらい?
紅茶の飲み過ぎで心配になる人にとってややこしいのは、一体「何杯までなら飲み過ぎではないのか?」ということでしょう。
紅茶カップ1杯あたりだいたい30mgのカフェインが含まれているため、胃腸が弱い人は飲み過ぎることで「胃痛」「吐き気」「消化不良」などといったトラブルが引き起こされる可能性も高まってしまいます。
ヨーロッパの欧州食品安全機関(EFSA)では、健康を維持するために「成人では1日400mg未満、かつ1回の摂取量が200mgを超えないように」と発表。
紅茶カップ1杯のカフェイン量は約30mgなので、1日に「10杯」で飲み過ぎとなってしまう計算ですね。
ただ、胃腸が弱っている時や元々の体質から、1日400mgに満たない量のカフェイン摂取でも健康被害を引き起こす場合も十分考えられることです。
ちなみに!コーヒー1杯分のカフェイン量は紅茶のほぼ2倍。
と言うことは、1日5杯のコーヒーを飲む習慣がある人は飲み過ぎ(カフェインの摂取し過ぎ)になり得ると考えられます。
紅茶は1日何杯飲むと飲み過ぎにならない?
紅茶の適量は個人によって異なりますが、一般的には1日に3〜4杯程度が推奨されています。
紅茶1杯あたりの量は、カップの大きさにもよりますが大体約200〜300ml程度。
ただし、個人差があるため、自分に合った量を見つけるためには、自分自身の体調や健康状態をよく観察することが大切です。
また、カフェインが含まれているため、夜遅くに飲むと眠りに影響を与えることがあるため、夜遅くには控えるようにしましょう。
紅茶を飲み過ぎるとどうなるの?
1日に10杯以上の紅茶を飲む場合、飲み過ぎになってしまう可能性があるとお伝えさせていただきました。
そこでここでは、紅茶を飲み過ぎてしまうと私たちの体にどのような悪影響が及ぼされるのかについてお話をしていきましょう。
カフェイン中毒
紅茶の飲み過ぎで健康障害を引き起こしてしまう大きな原因は、紅茶に含まれている「カフェイン」が原因。
カフェインは中枢神経に働きかけることで「眠気の抑制」「興奮作用」「リフレッシュ効果」などを与えてくれるのですが、摂取し過ぎると不眠症・高血圧・不整脈などが引き起こされる恐れがあると言われています。
俗に言う「カフェイン中毒」とはこのことで、長期間に渡って大量のカフェインを摂取し続けた結果、以下のような不調が現れます。
- 不眠症
- 精神不安
- 緊張感
- 落ち着きがなくなる
- 胃痛や胸焼け
- 吐き気
- 動悸
- 頻尿
上記のような症状が慢性化して重症化すれば、足がつったり歩行が困難になる・うつ病やパニック障害などの引き金にもなり得るのだとか。
また、カフェイン中毒になる程カフェインを摂取している人の中には、カフェインの摂取を止めたくても止められなくなる「カフェイン依存症」になっている人も!
そうならないためにも、紅茶以外の「コーヒー」「ココア」「コーラ」「緑茶」「エナジードリンク」等にも多量のカフェインが含まれていることをしっかりと考慮し、1日のカフェイン摂取量を調節していくのが理想的です。
消化器関係の不調(吐き気や下痢)
カフェインには胃酸の分泌を活発にする作用があるため、胃が弱っている時や体質的に胃腸が丈夫ではない人は注意が必要です。
特に気を付けたいのが、空腹時にカフェインを摂取すること!
カフェインによって胃酸がたくさん分泌されているのに「胃の中に消化する食べ物がない」場合、胃酸によって胃壁が刺激され、吐き気や胃痛などの症状につながってしまうこともあります。
また、カフェインを摂取し過ぎてしまうと下痢になる場合も。この原因は、カフェインに含まれているタンニンが腸粘膜を刺激してしまうのが主な原因と考えられていますよ。
コーヒーの半量とはいえ、紅茶にもしっかりとカフェインやタンニンが含まれています。
胃腸が弱い人だけではなく、カフェインの影響を受けやすい妊婦さんやカフェイン依存症の人は特に気を付けましょう。
紅茶の飲み過ぎによる体への影響は、こちらの記事でも解説しています
カフェイン中毒の治し方は?
紅茶を1日に10杯以上飲む人で、飲んだ後すぐ・もしくはしばらくしてから「吐き気」「頭痛」「同期や不安感」といった症状が出てしまう場合は、もしかするとカフェイン中毒を引き起こしている可能性も。
自分が「カフェイン中毒かな?」と思った場合、まずはしばらく紅茶の摂取を止めるかノンカフェインの紅茶に置き換えてみてください。
カフェインの摂取を控えることで体の中のカフェイン量が徐々に減ってくれば、体の不調も回復の兆しを見せてくれることでしょう。
また、体の中のカフェインを一刻も早く排出したい場合は、水をたくさん飲んだり運動をして汗をかいたりして体の代謝をUPさせるといいですよ。
カフェイン中毒は時に、思い中毒症状を引き起こす場合があります。
一度に多量のカフェインを摂取するのはもちろん控えてほしいですが、長期にわたってカフェインの摂取を続けている人にも注意してもらいたいところです。
- 夕方以降はノンカフェインの紅茶を飲む
- カフェイン入りの紅茶は会社で、デカフェは自宅で、などとメリハリをつける
基本的に1日5杯程度の紅茶を飲むのであれば、飲み過ぎになってしまうことは考えにくいですが、上記のように時々デカフェを取り入れるなどしてカフェインと上手く付き合っていく方法を探してみてはどうでしょうか?
紅茶の飲み過ぎによる不調は人それぞれ!自分の体調と相談を
紅茶の飲み過ぎによって引き起こされるのは、紅茶の中に含まれているカフェインが主な原因でしたね。
カフェインの理想的な摂取量は成人男性で1日400mgまでとご紹介していますが、カフェインに敏感な体質の人はその半量ほどでも不調症状が現れてしまう場合もあります。
紅茶を1日に10杯以上飲んでも大丈夫という人もいれば、数杯飲んだだけで胃痛や下痢をしてしまう人も…。
上記のような特徴がある場合、胃腸が敏感になってたりカフェインの影響をダイレクトに受けてしまう可能性があります。
くれぐれも紅茶の飲み過ぎ・カフェインの過剰摂取には気をつけてください。
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