お菓子の国フランスには、昔から家庭で代々作られている伝統レシピがたくさんあります。その中に「ウィークエンドシトロン」という、週末に食べられているお菓子があります。
華やかなイメージのフランス菓子とは違って見た目も材料もシンプルですが、爽やかなレモンの香りと酸味が広がる味わい深いケーキです。
時間が経つほど生地がしっとりとして、紅茶との相性もぴったりです。週末のティータイム用にぜひ作ってみてくださいね。
Contents
レモンが香るフランス菓子ウィークエンドシトロン:レシピ
材料
[17㎝パウンド型1台分(または※ミニパウンド型2台分)]
所要時間約60分
※写真はミニパウンド型で焼いています
- 無塩バター/100g
- グラニュー糖/95g
- 卵/2個
- レモン(できれば国産のもの)/1個
- 薄力粉/100g
- ベーキングパウダー/2g
- 刻みピスタチオ(飾り用)/適宜
〈レモンアイシング〉
- 粉糖(純粉糖)/100g
- レモン果汁/30cc
作り方
▼下準備:バターと卵は冷蔵庫から出して常温に戻しておく。レモンはよく洗い、皮をすりおろして果汁を絞っておく。果汁は生地用に15cc、アイシング用に30ccとっておく。薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく。
- ボウルに無塩バターを入れ、ゴムベラで柔らかくする。グラニュー糖を加え、ハンドミキサーで白っぽいクリーム状になるまで泡立てる。溶き卵を少しずつ加えて、その都度ハンドミキサーで混ぜる。(一気に入れると分離するので、4~5回に分けて少しずつ加えましょう)
- レモン果汁、レモン皮、ふるった粉類を加えて、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせる。粉気がなくなったら生地につやが出るまで混ぜる。
- パウンド型に生地を流し、表面を平らにならす。170℃に予熱したオーブンで40〜45分程焼成する。竹串をさして生地がついてこなければ焼き上がり。
- すぐに型から取り出し、逆さまにしてケーキクーラーなどの上で冷ます。粗熱がとれたら乾燥を防ぐため、ラップで包む。
〈レモンアイシングを作る〉
- ボウルに粉糖を入れレモン汁を一度に加え、なめらかになるまで泡だて器でよく混ぜる。固さは泡立て器で持ち上げたときにゆっくり流れ落ちるくらいがベスト。ゆるい場合は粉糖を追加する。固い場合はレモン汁を数滴ずつ落として調節する。
〈ウィークエンドシトロンを仕上げる〉
- しっかり冷めたら山の部分をまっすぐカットする。※カットしたものはそのままおやつにどうぞ
- ケーキのカット面を下にして、ケーキクーラーに乗せる。(下にラップを敷いておくと後片付けが楽です)レモンアイシングを表面全体にざっとかけ、手早くパレットナイフで落としていく。レモンアイシングが足りないところはパレットナイフで置くようにのせる。
- レモンアイシングが固まる前にピスタチオやレモンの皮などでデコレーションする。レモンアイシングがしっかり固まったら出来上がり。
ウィークエンドシトロンに合うおすすめ紅茶3選!
爽やかなレモンを感じるしっとりパウンドケーキに合うおすすめのlinktea紅茶3選をご紹介します。ぜひお好みの組み合わせでティータイムを楽しんでください。
秋摘み紅茶
濃厚なバター生地とレモンの柑橘が香るウィークエンドシトロンには、渋みの少ないまろやかな味わいの紅茶がよく合います。
linkteaの秋摘み紅茶は、タンニンやアミノ酸を豊富に含み、茶葉本来の芳醇な香りが感じられます。
ほどよい渋みと厚みのある味わいがウィークエンドシトロンをより一層美味しく引き立ててくれます。ぜひ一度試してほしい組み合わせです。
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アールグレイ
レモンと同じ柑橘系のベルガモットの香りをつけたフレーバーティー。
linkteaのアールグレイは夏摘み紅茶に天然ベルガモット、レモングラスやレモンピールなどの柑橘系ハーブをブレンドした爽やかなブレンドティーです。
同じ柑橘系を使ったスイーツとも相性が良いので、ウィークエンドシトロンにもおすすめです。
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ミントルイボスティー
南アフリカのグリーンルイボスにネパール産ペパーミントを加えた、清涼感のあるすっきりした口当たりのハーブブレンドティー。
ルイボスティー特有のクセもなく、どなたにも飲みやすい味わいです。
バターを使ったお菓子をさっぱりと食べさせてくれるので、パウンドケーキにもぴったりの組み合わせです。ノンカフェインなのも嬉しいですね。
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ウィークエンドシトロンってどんなお菓子?
ウィークエンドシトロンは、レモンをたっぷり使ったフランスの伝統菓子のひとつです。
パウンドケーキのようなバター生地にレモン果汁とレモン皮を加えて、仕上げにレモンアイシングで全体をコーティングするのが特徴です。
見た目も材料もシンプルですが、しっとりした食感と爽やかなレモンの酸味が口中に広がり、とても人気の高いお菓子です。
名前の由来には諸説ありますが、週末(ウィークエンド)に家族や大切な人と過ごすときに食べるレモン味(シトロン)のお菓子として作られていたという説があります。
フランス人は家族と過ごす時間をとても大切にしているため、平日の余裕のある時に焼いておいて、週末ゆっくりとみんなお茶を楽しむときに食べていたのかも知れませんね。
ウィークエンドシトロンは日持ちもして時間が経つほど美味しくなるため、バカンスやちょっとしたお出かけにも持っていくお菓子として愛されていたようです。
サブレシトロンのレシピもおすすめです♪
ウィークエンドシトロンで楽しい週末ティータイムを
甘いものは苦手という方でも、レモンの酸味が効いたウィークエンドシトロンはお好きという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私もウィークエンドシトロンに目がなく、ケーキ屋さんやカフェで見かけたら必ず購入してしまうほど大好きです。
シンプルだけど飽きがこない、紅茶との相性もピッタリなフランスの伝統菓子「ウィークエンドシトロン」。ぜひ週末のティータイムのために作ってみてくださいね。
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