linkteaの紅茶を使ったスイーツレシピ第30弾は、紅茶が香る生クリームをたっぷり包んだフルーツクレープです。
クレープ生地にも茶葉を加えて、より紅茶の味わいを楽しめるようにアレンジしました。お好みのフルーツを間にはさんで、見た目にもボリューム満点なデザートです。
たくさんクレープ生地を焼いて、みんなでわいわいクレープパーティーを楽しむのも良いですね!
Contents
クレープとガレットの違いって?
クレープはフランス発祥のパンケーキの一種です。小麦粉、卵、牛乳などで作ったゆるい生地をフランパンで薄く焼いたものを指します。
クレープはそのまま食べるというよりは、中にクリームやジャム、フルーツなどをいれて食べるのが一般的ですよね。
元々は「ガレット」と呼ばれるそば粉で作られた薄いパンのような料理が、歴史の中でそば粉から小麦粉に変わり、「クレープ」という名前で新しく生まれたといわれています。
クレープとガレットの大きな違いは、材料の粉が違うということですね。
また歴史的に見てもガレットの方が先で、クレープが後というのも意外な感じがします。日本では小麦粉のクレープの方がメジャーだからでしょうか。
ガレットの生地は通常塩味で、具にもハムやチーズ、たまごなどを使っている食事系が多く、食感もザクッとしています。
一方のクレープは、生地に砂糖を加えているのでほのかな甘みと柔らかい食感が特徴です。
どちらも同じ作り方ですが、材料や中にはさむ素材によってまったく違った美味しさを楽しめるのが魅力ですね。
世界のいろいろクレープ
クレープが生まれたフランスはもちろん、世界には様々なクレープ料理があります。国によって個性がプラスされた独自のクレープをご紹介します。
フランス
まずフランスといえば食事系のガレットが主流ですが、甘いクレープももちろんあります。一番代表的なデザートといえば「クレープシュゼット」です。
砂糖をかけたクレープにグランマルニエというリキュールを注ぎ、オレンジの皮や果実とともにフランベした温かなクレープ料理です。
レストランなどでは目の前で調理してくれるので、フランベの時の幻想的な雰囲気や特別感が味わえますね。
ちなみにフランスでは、食事系のクレープを「クレープ・サレ(塩味のクレープ)」、甘いクレープを「クレープ・シュクレ(砂糖味のクレープ)」と呼んでいます。
日本
クレープ生地にフルーツや生クリーム、アイスクリームなどをたっぷり包んだクレープはじつは日本独自のスタイルです。
そもそもフランスでは甘いクレープも砂糖やジャムを薄くぬっただけのものが多く、日本のクレープは海外では「Japanese crepe」と呼ばれ、独自のジャンルに分けられ話題になっているようです。
そんな日本でクレープを使った人気のケーキといえば「ミルクレープ」。じつはこのミルクレープ、日本が発祥ということをご存知でしょうか?
フランス語で「千枚のクレープ」という意味のケーキなので、フランス生まれと思っている方も多いと思いますが、なんと1978年頃日本のケーキ屋さんで誕生しました。
クレープと生クリーム(またはカスタードクリーム)を層にして作られるケーキは、シンプルながら美味しく、切った時の断面が美しいのも特徴です。
クレープを何枚も焼くのはなかなか根気がいりますが、クリームと重ねていくだけなので、おうちで手作りミルクレープに挑戦するのも良いですね。
香港
香港のクレープは鶏蛋仔(けいたんし)と呼ばれる球状のワッフル菓子を使っているのが特徴です。ベビーカステラのような小さな丸いボールがつながっていて、エッグワッフルやバブルワッフルとも呼ばれています。
フランスのクレープから見た目はまったくかけ離れていますが、味の面では日本より本格的ともいわれているようです。
中にいれる具もフルーツやソース、野菜やチーズなど、フランスのクレープに近いようです。屋台で見つけたらぜひ食べてみたいですね。
紅茶クリームとフルーツのクレープ包み:レシピ
紅茶がふわっと香る優しい口どけのクリームと、フレッシュなフルーツをたっぷり包んだクレープ。デザート仕様なのでナイフとフォークで召し上がってください。もちろん紅茶との相性も抜群です。
[約8枚分]
<クレープ生地>
- 卵/1個
- 牛乳/250㏄
- 無塩バター/30g
- 薄力粉/100g
- 砂糖/15g
- 塩/ひとつまみ
- linktea紅茶(アールグレイ)/ティーバッグ1袋
<仕上げ>
- フルーツ(お好みのもの)/適宜
- 紅茶クリーム/適宜
- 粉糖/適宜
- 無塩バターは湯煎にかけて溶かす。薄力粉はふるっておく。茶葉は袋から取り出して細かく粉砕しておく。
- ボウルに卵を割り入れて、分量の1/3の牛乳を加えて泡立て器でよく混ぜる。砂糖、塩、茶葉、ふるった薄力粉を一度に加え粉気がなくなるまでよく混ぜる。
- ②に残りの牛乳を加えしっかりと混ぜ合わせる。溶かした無塩バターを加え、さらによく混ぜる。ラップをして冷蔵庫で1時間以上休ませる。(できれば1晩が良い)
- 生地を円を描くようにしっかり混ぜてなめらかにする。
- フライパンにバター(分量外)を入れて弱火で溶かし、フランパンの中心からお玉一杯弱ほどの生地を流し入れ、フライパンをまわして生地を薄く均一に広げる。生地のふちが乾いて浮き上がってきたらひっくり返し、両面焼いて出来上がり。
<仕上げ>
- 冷めた生地の真ん中に紅茶クリームをおく。カットした好みのフルーツをのせて、その上に紅茶クリームをのせる。両端を折りたたんでキャラメル包みをする。ひっくり返して上に粉糖をふって出来上がり。
- クレープ生地は休ませる時間が長いほど、きめ細やかに焼き上げることができます。
- 生地を焼く時はサラダ油でも大丈夫ですが、バターを使うとコクが加わりリッチな味わいに仕上がります。
- クレープ生地は内側の方が紅茶の茶葉が目立つので、クリームを包む時は焼き面を中にすると見栄えが良いです。
- 生地は甘さ控えめなので食事系のクレープにもおすすめですよ。
上品な香りと味わいの紅茶クリームを作ろう!
- 生クリーム/1パック(200ml)
- 砂糖/20g
- linktea紅茶/ティーバッグ2袋
- 熱湯/大さじ2
- 小さな耐熱容器にティーバッグから取り出した茶葉を入れて、熱湯をかけて5分ほどふやかす。
- 手鍋に生クリームを入れて火をつける。沸騰直前まで加熱し、火を止めて紅茶を加える。そのまま10ほど蒸らす。
- 茶こしで茶葉を取り除き、しっかり最後の一滴までしぼる。
- 大きなボウルに移し替えて、底に氷水ボウルをあてながらしっかり冷やす。クリームが冷えたら砂糖を加えてハンドミキサーで泡立てる。
- おすすめの紅茶はアールグレイやマサラチャイなど香りがしっかりあるものがおすすめです。
- 紅茶を抽出した後のクリームはしっかり冷やしてから泡立てましょう。通常の生クリームより泡立ちにくいので、仕上がりはゆるめになります。
紅茶クリームのおすすめアレンジ
クレープに包む以外にも、紅茶クリームを楽しむおすすめアレンジをご紹介します。
ミルクティーに浮かべて
紅茶クリームがあまったらぜひ試してほしいのが、ミルクティーに浮かべたアレンジティーです。
濃いめに淹れた熱々のロイヤルミルクティーに冷たい紅茶クリームをのせれば、ゆっくりと溶け出し濃厚な味わいがプラスされます。
おうちティータイムがカフェのような時間になりますね。
クレープと何層にも重ねて
クレープ生地をたくさん焼いて、その間に紅茶クリームをはさんで重ねれば紅茶のミルクレープの出来上がり。お祝い事やプレゼントにもおすすめのケーキです。
夏はかき氷にも
優しい味わいの紅茶クリームはかき氷の上にかけても美味しいです。以前にご紹介した紅茶シロップと合わせれば、香り豊かな紅茶づくしのかき氷が楽しめます。
クレープはおやつやブランチにもおすすめ
薄い生地に色々な具をはさんで食べるクレープは、意外とボリュームもありスイーツ以外にもブランチや軽食にもおすすめです。
たくさん焼いてラップをし、冷凍庫にストックしておけば小腹が空いた時にも便利ですね。甘い系から食事系まで応用が効くのも嬉しいです。
紅茶クリームはスポンジケーキやシフォンケーキの添え物にしても美味しいので、ぜひ色々アレンジして楽しんでください。
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