サクサクのパイ生地とカスタードクリームが層になったお菓子「ミルフィーユ」。シンプルな組み合わせで、誰からも愛される人気のスイーツです。
ミルフィーユの美味しさは作りたてが一番!こんがり焼いたパイ生地と、濃厚なクリームの食感の違いがより一層際立ちます。
今回は、手軽な冷凍パイシートを使ったミルフィーユレシピをご紹介します。出来立てミルフィーユと紅茶で、フランス風ティータイムを楽しみませんか?
冷凍パイシートで作る簡単本格ミルフィーユ:レシピ
自宅で折り込みパイ生地を作るのは大変なので、今回は冷凍パイシートを使って作ります。焼き方を工夫すると、サクサク食感の本格的なミルフィーユが作れます。
カスタードクリームも電子レンジで作れるので、お菓子作り初心者の方もぜひチャレンジしてみてください。
[材料/5個分]
- 冷凍パイシート(10㎝×18㎝)/3枚
- 粉糖/適宜
- 全卵/1個
- グラニュー糖/40g
- 薄力粉/15g
- 牛乳/200cc
- 無塩バター/3g
- バニラエッセンス/適宜
- 粉糖(仕上げ用)/適量
[作り方]
<電子レンジでカスタードクリームの作り方>
- 耐熱ボウルに全卵を割り入れ、よくほぐす。グラニュー糖を加えて混ぜ溶かし、薄力粉をふるいながら加えてダマがないようしっかりと混ぜ合わせる。牛乳を少しずつ加え混ぜ、しっかりと全体を混ぜ合わせる。
- 500wの電子レンジで2分30秒加熱し、取り出して泡だて器で全体がなめらかになるまでよく混ぜる。
- ②の耐熱ボウルにふんわりラップをして、1分ほど加熱する。取り出したら再度全体がなめらかになるまで泡立て器で混ぜる。最後にもう一度、ふんわりラップをして1分加熱。取り出したら泡立て器で全体をしっかりと混ぜ合わせる。
- 熱いうちに無塩バターを加えて混ぜながら溶かす。バニラエッセンスを数滴加え、全体をまぜたら、アルコールスプレーしたバットに移して落としラップをする。(空気が入らないようにぴっちりと)バットの下に氷水、ラップの上に保冷剤をのせカスタードクリームを急冷する。粗熱が冷めたら冷蔵庫にいれて2時間以上しっかり冷やす。
<パイ生地を焼く>
- 冷凍パイシートをクッキングシートの上に並べて10分ほど解凍する。フォークで生地全体に穴をあけておく。
- 200℃に余熱したオーブンに入れ10分焼成する。パイ生地がぶわっと膨らんだら一度取り出し、天板をのせて上から軽く押して生地のふくらみを潰す。生地の上に天板をのせたまま、再度200℃のオーブンに入れ、15分ほど焼成してしっかり火を通す。
- 焼きあがったらパイ生地の上全体に粉糖をふりかけ、200℃のオーブン5分ほど入れて粉糖を溶かし表面をキャラメリゼする。
- オーブンから出して、ケーキクーラーの上にのせて冷ます
〈ミルフィーユを組み立てる〉
- パイ生地の外側をカットして形を整える。1枚を4カットに切り、計12枚の長方形のパイ生地を作っておく。(一つのミルフィーユに3枚のパイ生地を使う)
- カスタードクリームをボウルに移し、ゴムベラでほぐす。丸口金をつけた絞り袋にいれておく。
- ①のパイ生地にカスタードクリームを2列絞り、その上にパイ生地をのせる。同じようにカスタードクリームを絞り、パイ生地をのせて2層にする。これを4つ組み立てる。
- トップの真ん中に紙を敷いて、粉糖をふる。紙を外して出来上がり。
- キャラメリゼするための粉糖はコーンスターチなどが入っていない純粉糖を使ってください。
- 冷やしたカスタードクリームは、混ぜすぎるとこしがなくなってトロトロの状態になってしまうので、ざっくりとほぐす程度にしましょう。
- ミルフィーユは上手にカットするのが難しいので、最初からパイ生地をカットして組み立てるときれいに仕上がります。
- フルーツを挟む場合は、カスタードクリームを絞った上にのせて、さらにクリームを少し絞ってパイ生地をのせます。
ミルフィーユはどんな菓子?
ミルフィーユは、キャラメリゼした3枚のパイ生地の間にクリームを挟んだフランスの伝統菓子です。
ミルフィーユはフランス語で「千(ミル)の葉っぱ(フィユ)」という意味で、何層もあるパイ生地が、幾重にも重なった葉っぱに見えることから名づけられたといわれています。
パイとクリームをはさんだシンプルなケーキですが、表面にフォンダンやチョコレートをかけたり、間にフルーツをはさんだりとアレンジも自在です。
本場フランスではもちろん、日本でも定番のスイーツになっていますね。
ミルフィーユの歴史
薄い生地を何層にも重ねた食べ物は古代ローマ時代から食べられていたそうですが、現在のミルフィーユの原型が生まれたのは、19世紀後半といわれています。
パリのベック通りにある洋菓子店のパティシエ「アドルフ・セニョ」が、ザクザクしたパイ生地とクリームを組み合わせたケーキを考案し瞬く間に人気となりました。
それ以来多くの人々に愛されたミルフィーユは、フランスのみならず世界中に広まったというわけです。
知っている?ミルフィーユをきれいに食べるコツ
ミルフィーユは美味しいけど、崩れやすくて食べづらい・・と、敬遠している方もいらっしゃるのではないでしょうか?特にお店で食べるときは気になってしまいますよね。
実はミルフィーユには上手に食べるコツがあります。
まず上にフルーツなどがトッピングされている場合は、お皿の隅に移動させましょう。そしてナイフとフォークで支えながらゆっくりとミルフィーユを手前から奥側に倒します。
「せっかくのケーキを倒して食べるなんてマナー違反じゃないの?」と思われるかもしれませんが、そんなことはないのでご安心ください。
その後は左側から一口大に切り分けながら食べれば、きれいに食べることができます。ポロポロ崩れたパイ生地はクリームにつけて食べるとお皿も汚れませんよ。
ミルフィーユを食べるときに注意したいのが、パイ生地とクリームを別々に食べてしまうことです。ケーキをバラバラに食べることこそマナー違反なので気を付けましょう。
ミルフィーユと紅茶で素敵なティータイムを
サクサクのパイ生地とクリームのバランスが絶妙なミルフィーユ。甘さも控えめで、紅茶との相性も抜群です。
さっぱり食べたいならストレートティー。ケーキとのマリアージュを楽しみたいならミルクティーがおすすめです。
ストレートティーは爽快感のあるウバや燻製香が特徴的なキームンなどがおすすめです。バター感の強いパイ生地など、こってりしたお菓子に爽やかさをプラスしてくれます。
ウバについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
ミルクティーがお好きなら、アッサムやディンブラがぴったりです。濃厚なミルクティーにして、ミルフィーユとのリッチな組み合わせを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ミルクティーのおすすめ茶葉については、こちらの記事にも書かれています。
今回はベーシックなカスタードクリームのミルフィーユをご紹介しましたが、旬のフルーツをはさんで豪華にアレンジしても美味しいです。
お気に入りの紅茶とともに、手作りミルフィーユで素敵なティータイムをお過ごしください。
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