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linkteaの紅茶を使ったお菓子レシピシリーズ第6弾は、爽やかで上品なベルガモットが香る「アールグレイ」を使った、ふんわり優しいマドレーヌをご紹介します。
マドレーヌはお菓子作りでも上級者向けと思われますが、実は材料も少なく作り方も簡単なんです。焼き立ては外がカリッと中はふわふわで、止まらない美味しさですよ。
レシピと合わせて、マドレーヌの歴史や一緒に飲みたいおすすめ紅茶などもご紹介します。ぜひ焼き立てを味わってみてくださいね。
Contents
マドレーヌの歴史
今や定番お菓子として有名なマドレーヌですが、発祥はフランスのロレーヌ地方のコメルシーという町といわれています。
バターと砂糖、卵、小麦粉が基本材料で、好みによりアーモンドパウダーやバニラエッセンス、レモン汁などを入れて生地を作ります。パウンドケーキと同じような材料ですね。
マドレーヌといえば貝殻(シェル)型のイメージがありますが、これは昔巡礼者が旅のシンボルとして帆立の貝殻を持ち歩いていたことに由来しているといわれています。
マドレーヌの名前の由来
マドレーヌの名前の由来は諸説ありますが、どれも共通しているのはコメルシーの町の女性の名前から付けられたということです。
特に有名な説をひとつ。18世紀ごろロレーヌ地方を治めていた元ポーランド国王がパーティーを開いた際、常勤のパティシエと料理長が口論となり館を出て行ってしまいました。そこで急遽、召使の女性マドレーヌがありあわせの材料を使って黄金色の焼き菓子を作りました。
その焼き菓子をお客様に振舞ったところ、その味は宮廷の人々に大絶賛され、脚光を浴びました。その後、そのお菓子は女性の名前から「マドレーヌ」と付けられ、フランス中に広まったといわれています。
フランス人は紅茶にマドレーヌを浸す?
マルセル・プルーストの小説「失われた時を求めて」に、マドレーヌが登場する一説があります。主人公がマドレーヌを紅茶に浸して食べた時に、忘れていた幼い頃の想い出が蘇るという話です。
これは、香りによって当時を思い出す“ブルースト効果”として有名になりましたが、実際フランス人は、マドレーヌを紅茶に浸して食べる習慣はあるのでしょうか?
そもそもフランスには、朝食のカフェオレにバゲットを浸して食べたり、飲み物を染み込ませながら食べるビスコッティという固いお菓子もあります。
そう考えると、紅茶にマドレーヌを浸して食べることも習慣のひとつとして不思議な話ではないですよね。焼いてから時間のたった固いマドレーヌがあったら、フランス人を真似して一度紅茶に浸して試してみたいですね。
ふわふわ食感の紅茶マドレーヌレシピ
スポンジ系の焼き菓子は、少し時間が経った方が生地もしっとりして美味しいのですが、マドレーヌは焼き立ても格別に美味しいです。
外はカリッと、中はふわふわなマドレーヌは、手作りだからこそ味わえる贅沢な味わいです。シンプルながら、止まらない美味しさのマドレーヌのレシピをご紹介します。
ふんわりしっとり紅茶のマドレーヌレシピ
- 全卵/2個
- 砂糖/60g
- はちみつ/10g
- 薄力粉/100g
- ベーキングパウダー/2g
- 無塩溶かしバター//70g
- linkteaアールグレイ/1袋
- 下準備をする。室温に戻しておいた無塩バター(分量外)を、マドレーヌ型に塗っておく。型を冷蔵庫で冷やした後、強力粉(分量外)をはたいて余分な粉を落とす。卵は常温に戻しておく。薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく。アールグレイは袋から取り出しミルで細かく粉砕しておく。
- ボウルに卵を割りほぐし、泡だて器でこしを切るように混ぜる。砂糖、はちみつを加えて全体がとろっとしてくるまでよく混ぜる。細かくした茶葉を加える。
- あらかじめふるっておいた薄力粉とベーキングパウダーを加え、泡だて器で中心から外側にゆっくりと円を描くように混ぜる。粉気がなくなったら混ぜるのを止める。(混ぜすぎると生地が固くなってしまうので、混ぜすぎに注意しましょう)
- 耐熱容器に入れたバターを600Wの電子レンジで約1分加熱し、熱い溶かしバターを作る。泡だて器で混ぜながら少しずつ③に加えていき、生地にダマができないようよく混ぜる。ラップをしてそのまま生地を1時間ほど休ませる。
- 休ませた生地を絞り袋に入れ(無ければスプーンですくって)、マドレーヌ型にいれる。型をテーブルに軽く落として生地の中の空気を抜く。180℃に予熱したオーブンに入れ、約10分焼成する。
- 焼き上がったらすぐに型から出し、生地の膨らんだおへその部分を下にして網にのせて冷ます。
生地を1時間ほど休ませることで、おへそのぷっくりしたきめの細かいマドレーヌが出来上がります。
マドレーヌに合うおすすめ紅茶
コロンと可愛いマドレーヌ。バターや砂糖を使ったリッチな味わいは、食べごたえがあり紅茶との組み合わせで美味しさが広がります。マドレーヌと一緒に飲みたい、おすすめの紅茶をご紹介します。
ネパール紅茶
ネパールの紅茶は、ヒマラヤ山脈を望む1600mの標高で栽培されています。隣接するダージリン紅茶のような華やかな香気と爽やかな渋みを持ち、すっきり飲みやすいのが特徴です。
linkteaではネパールのクオリティーシーズン茶葉やオリジナルフレーバーティーを展開し、上質なネパール紅茶を楽しむことができます。
バターのコクをすっきりと流してくれるネパール紅茶は、マドレーヌにもぴったりです。
アッサム
インドのアッサム地方で栽培されているアッサムは、重厚な味わいと芳醇な香りが特徴です。アッサムの深いコクと焼き菓子の甘さがとてもマッチして、口の中でマリアージュを奏でます。
すっきり味わいたい時はストレートで、まろやかな一体感を楽しみたい時はミルクティーがおすすめです。
ディンブラ
「紅茶の中でも最も紅茶らしい味」とも比喩されるディンブラは、スリランカの高地で栽培されている紅茶です。
香り、コク、渋み、水色全てのバランスがよく、誰にでも飲みやすい特徴をもっています。お菓子はもちろん、食事の時のお茶としてもおすすめですよ。
ストレート、ミルクとどんな飲み方でも美味しいですが、マドレーヌと合わせる時はレモンの酸味が爽やかなレモンティーとの組み合わせがおすすめです。
しっとりマドレーヌとlinktea紅茶で優雅なひと時を
バターの香りが広がるマドレーヌは、昔からフランスの家庭の味として作られてきた焼き菓子のひとつです。
シンプルな材料で手軽に作れるので、おうちのティータイムの時にもぜひ作ってみてください。マドレーヌに入れる紅茶は今回アールグレイを用意しましたが、お好みのもので大丈夫です。
たっぷりの紅茶を用意して、焼き立てのマドレーヌと共に優雅なひと時を楽しんでくださいね。
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