アレルギー体質でもルイボスティーは飲める？

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ルイボスティーは「不良長寿のお茶」と言われていますが、アレルギー持ちの方にとっては「安全に飲めるのだろうか？」と心配になってしまいますよね。

そこで今回は、ルイボスティーの安全性やアレルゲンとなる成分はあるか、アレルギー体質の人向けの飲み方などを紹介します。ぜひ参考にしてください。

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アレルギーの種類

※写真はイメージです

はじめに、食品と植物におけるアレルギー原材料や物質を見ていきましょう。

アレルギー特定原材料等28品目

えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生（ピーナッツ）・アーモンド・あわび・いか・いくら・オレンジ・カシューナッツ・キウイフルーツ・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン

上記はアレルギー特定原材料に指定されている食品です。

この中でも重篤度や症例数が特に多い8品目（えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生（ピーナッツ））については、食品表示基準によって表示が義務付けられています。

スギ花粉・ヒノキ花粉・ブタクサ花粉などは、鼻水や目の痒みなど花粉症の症状を引き起こす植物として有名です。

スギは2～4月、ヒノキは3～5月、ブタクサは8～10月頃に飛散してアレルギー症状を引き起こします。

この時期以外にも、シラカンバ（4～6月）イネ科（4～11月）ヨモギ（8～10月）など、国内ではほぼ1年中何らかの花粉が飛散している状況です。

食物と植物アレルギーについて簡単にご紹介しましたが、自分がどのアレルゲンに反応しているのか調べていない人も少なくありません。

また、例え専門機関で検査をしたとしても、その日の体調やコンディションによってはアレルゲン物質の数値が測定されないことも考えられます。

必要であれば、数カ所の専門機関で検査を受けるなど工夫するのもひとつの方法です。

ルイボスティーには上記でご紹介したアレルゲン成分は含まれておらず、安心して飲用できるハーブティーと言えるでしょう。

ここでは、ルイボスティーの主成分について詳しくお伝えしていきたいと思います。

ルイボスティーに含まれる主成分といえば「ポリフェノール」です。ポリフェノールには強力な「抗酸化作用」があり、様々な不調やトラブルの改善をサポートしてくれる働きが期待できます。

ポリフェノールの強い抗酸化作用は、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える働きがあることから、動脈硬化・糖尿病・肥満・メタボなど生活習慣病の予防にも役立ちます。

その他にも、古くなった細胞の生まれ変わりを促進させることで美肌効果・シワ予防などのアンチエイジングにもおすすめされることも増えてきました。

また、ポリフェノールには「アレルギーの発症に関わる活性酸素を抑制する」という働きも確認されていることから、ルイボスティーを飲むことでアレルギー反応が出るのではなく「ルイボスティーがアレルギー症状緩和に繋がる」可能性も示唆されています。

ルイボスティーのアレルギー緩和作用が知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

ルイボスティーには、人体に極めて重要な「ミネラル」も豊富に含んでいます。ミネラルについての詳細は以下の表を参考にしてください。

カルシウム	ミネラルの中で人体に最も多く含まれている成分。大部分は「リン酸カルシウム」として歯や骨のエナメル質を形成。カルシウムは心臓の収縮調整・筋肉の興奮抑制・出血予防にも関わっている。
リン	歯や骨に含まれる成分のひとつ。様々な細胞内に存在し、細胞膜や核酸の構成要素になったり、細胞内の浸透圧を保つ働きをしたりする。エネルギー物質であるATPの構成成分でもある。
マグネシウム	カルシウムやリンと同じく、歯や骨に含まれる成分。脳・神経・筋肉などに存在し、体内の代謝をサポート。
カリウム	細胞内に多く存在し、浸透圧を一定に保つ役割を持つ。ナトリウムの排出作用があり、塩分摂取量の調節をサポートする役割。

ミネラルは1日の必要量こそ微量ですが、不足してしまうと生命維持や健康維持に大きな悪影響を及ぼしてしまう重要度の高い栄養素です。

ルイボスティーにはバランスよくミネラルが含有されていることから、食事からの摂取とともに取り入れるといいでしょう。

ちなみに、血液中に存在しているリンとカルシウムの割合は1：1です。この割合でリンとカルシウムを摂取すると、カルシウムの吸収を促進する作用があります。

ルイボスティーに含まれているリンとカルシウムは1：1と理想的な割合なので、まさに「ミネラル摂取に理想的な飲み物」と言えるのではないでしょうか。

さらに、ルイボスに含まれているミネラルは人間の体液を組成している比率と酷似しているため、ルイボスに含まれているミネラル成分は体に馴染みやすいとも考えられています。