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イギリスのデザートの代名詞といえば「プディング」!プディングにはとても多くの種類があり、それぞれの家庭に伝わるレシピも様々です。
今回はそんな中でも身近な材料で簡単に作れる「イギリス流パンプディング(ブレッド&バタープディング)」をご紹介します。
焼き立てのふるふる食感と優しい甘さで、心もあたたかくなる味わいです。固くなったパンのリメイクにもおすすめなので、ぜひ作ってみてくださいね。
Contents
余ったパンを美味しく変身!「イギリス流パンプディング」レシピ
イギリスではパンプディングのことを「ブレッド&バタープディング」と呼んでいます。パンの片面にバターを塗って作ることからそう呼ばれています。
作り方もとっても簡単でボリューム満点なので、午後のティータイムやおもてなしのデザートにはもちろん、朝食にもおすすめです。
材料
1人分/所要時間:約40分(パンを浸す時間は除く)
- 食パン/1枚
- 卵/1個
- 牛乳/100cc
- 生クリーム/50cc
- 砂糖(あればブラウンシュガー)/30g
- オレンジの皮すりおろし/適宜
- バター/適宜
- 仕上げ用粉糖/適宜
作り方
- 食パンの片面にバターを塗って、適当な大きさにカットする。耐熱容器にもバターを塗っておく。耐熱容器にカットしたパンを並べる。
- ボウルに卵を割り入れ、よく混ぜる。牛乳、生クリーム、砂糖を加え泡立てないようによく混ぜ合わせる。砂糖が溶けたら卵液を濾して、オレンジの皮のすりおろしを加える。①の耐熱容器に流し込み、パンに卵液を染み込ませるため、ラップをして2時間〜ひと晩冷蔵庫に入れておく。
- 180℃に予熱したオーブンで30分ほど焼成する。卵液に火が通っていて表面に美味しそうな焼き色がついたら出来上がり。
- スプーンですくってお皿に盛り付けて、粉糖をかけて出来上がり。お好みでジャムやカスタードクリームなどを添えて温かいうちに召し上がれ。
パンプディングと一緒に飲みたいおすすめ紅茶3選
パンプディングに合うおすすめ紅茶を3つご紹介します。紅茶選びの参考に、お好みの組み合わせでそれぞれの美味しさをお楽しみください。
イングリッシュブレックファースト
1日の始まりや朝食にぴったりのブレンドティー。アッサム、セイロン、ケニアなどの茶葉が使われており、ミルクによく合う濃厚な味わいが特徴的です。豊かな香りとコクのある紅茶は、パンなどの食事系ともよく合います。パンプディングにもぴったりなので、ぜひ一度お試しください。
秋摘み紅茶/linktea
ネパールの標高1,600mにある茶園で、機械を使わずハンドピックングで丁寧に作られた秋摘み紅茶。クオリティーシーズンの中でも、特に芳醇な香りと茶葉の甘みが感じられるのが特徴です。程よい渋みで後味もよく、パンプディングの優しい味わいともよく合います。
ウバ
スリランカの高地で栽培されている紅茶。世界三大銘茶のひとつとしても有名ですね。ウバ特有のスーッとしたメントール系の香りと爽快な渋みが特徴で、口の中をさっぱりとさせてくれます。甘いものやこってりしたものを食べる時にもおすすめの紅茶です。お好みでミルクを加えても。
イギリスの「プディング」ってどんな食べ物?
日本でプディングというとカスタードプリンを連想しますが、イギリスでのプディングはもっと広い意味を指します。
プディングとは、昔からイギリスの家庭で親しまれてきた蒸し料理の総称です。卵や牛乳、小麦、香辛料などを使って食材を蒸し固めたもので、料理からデザートまでその種類は多岐にわたります。
今回ご紹介したパンプディング(ブレッド&バタープディング)もその中の1つで、日常的に食べられているプディングの代表格ともいえるでしょう。
プディングの歴史
先程もお話した通り、プディングは蒸し料理の総称です。その歴史は古く、諸説ありますが16世紀頃に船乗り達が作った料理がルーツといわれています。
その料理は肉や野菜などの切れ端を卵と一緒に蒸したもので、限られた食材を使って無駄なく料理をするための工夫から生まれたものだったといわれています。
そのため食材はさまざまで、肉やソーセージ、野菜やパンなどその時々で色々なものが使われていたようです。料理やデザートなどたくさんの種類のレシピが存在するのも納得ですね。
プディングの種類について
イギリスには本当にたくさんのプディングの種類が存在します。その中でもイギリスで代表的なプディングをいくつかご紹介します。
ブレッドプディング
今回ご紹介したパンプディングのようにパンを使ったプディングの総称です。以前にご紹介した「サマープディング」もこのカテゴリーになります。
「クイーンオブプディング」は上にメレンゲをトッピングして焼き目をつけたもので、ブレッドプディングの代表といえるレシピです。
クリスマスプディング
イギリスのクリスマスケーキと言えばこのスイーツ!洋酒に漬け込んだドライフルーツやナッツなどを、卵、小麦粉、スパイス、牛脂などで作った生地に混ぜ合わせ蒸して作ります。
クリスマスの5週間前から仕込んで、当日まで熟成させて食べる伝統的なプディングです。
ライスプディング
お米を牛乳で煮込んだおかゆのようなもので、砂糖やチョコレート、フルーツなどを加えます。あつあつを食べたり、冷やして食べたりと色々な楽しみ方があります。
日本のおかゆは甘くないので、好みが分かれる味かもしれませんね。
ヨークシャープディング
ヨークシャープディングは上記で紹介したプディングと異なり、シュークリームのような見た目でふわふわもちもちした食感が特徴的なプディングです。
イギリスではローストビーフなどの肉料理の付け合わせの定番で、肉汁やグレービーソースをつけて食べます。
軽いパンのようなもので、イギリスならではの食べ物のひとつです。
ふわふわ食感の優しいデザートでイギリス流ティータイムを
パンプディングは、イギリスでは大きな耐熱容器に作ってお皿に取り分けることが多いですが、今回は1人分のココットで作ってみました。
厚切りの食パンは角切りに、薄切りの場合は斜め半分に切って重ねて並べて卵液を流して焼くなど、パンの厚さによってお好みの仕上がりを楽しんでください。
優しい甘さとふるふる食感のパンプディングとたっぷりの紅茶を用意して、イギリス流ティータイムをお楽しみください。
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