寒い季節になると食べたくなるチョコレート菓子。今回は、フランスで愛されている国民的スイーツ「ガトーショコラ」をご紹介します。
ガトーショコラに合う紅茶や美味しい淹れ方もあわせてご紹介しますので、ぜひティータイムに作ってみてくださいね。
Contents
簡単なのに本格!ガトーショコラ:レシピ
チョコレートの濃厚な甘さとなめらかな口どけが美味しい本格ガトーショコラ。メレンゲをやわらかく仕上げて生地と混ぜ合わせるのがポイントです。
焼いた翌日に食べるのがおすすめですが、あつあつの焼き立てにバニラアイスを添えて食べても美味しいです。
[材料/15㎝丸型1台分]
- チョコレート/100g
- 無塩バター/60g
- 卵/2個
- グラニュー糖/70g(30gと40gにわけておく)
- 薄力粉/20g
- ココア/20g
- 生クリーム/40cc
- 粉糖/適宜
[作り方]
- 卵は卵黄と卵白に分けて、それぞれ別のボウルに入れておく(卵白は冷蔵庫へ)。丸型にバター(分量外)を塗り、オーブン用シートをしいておく。
- 耐熱容器に無塩バターと細かく刻んだチョコレートを入れ、ふんわりとラップをかぶせて電子レンジ600wで1分20秒ほど加熱し、溶かしておく。
- 卵白を入れたボウルを冷蔵庫から取り出し、ハンドミキサーでメレンゲをつくる。卵白をこしをきったらグラニュー糖40gの半量を加え、泡立てる。ボリュームが出てきたら残りの20gを加えふんわりやわらかいメレンゲを作る。
- 卵黄を入れたボウルにグラニュー糖30gを加え、ハンドミキサーで白っぽくなるまで混ぜる。生クリームを加え、②のチョコレートを加えて全体をしっかり混ぜ合わせる。
- ④のボウルに③のメレンゲ1/3量を加え、泡だて器で全体がなじむようぐるぐると混ぜ合わせる。薄力粉とココアを合わせたものをふるいながら加え、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせる。粉気が少し残っている状態でメレンゲの残り2/3量を加え、泡をつぶさないように全体を混ぜ合わせる。
- 丸型に流し入れ、とんとんと数回落として空気を抜き、170℃に予熱したオーブンで40〜45分ほど焼成する。竹串をさして生地がついてこなければ焼き上がり焼き上がり。丸型のまま粗熱がとれるまで冷ます。冷めたら粉糖をふって出来上がり。
- チョコレートとバターは電子レンジで溶かした後、しばらくおいてから混ぜたほうがきれいに乳化します。
- メレンゲは泡立て器で持ち上げたときに、角が軽くお辞儀するくらいの硬さに泡立てましょう。(しっかり角が立つまで泡立てるのは✕)
- メレンゲ→卵黄の順に作ると、ハンドミキサーの羽を洗わずそのまま使うことができるので、作業がスムーズです。
- 焼き立てもいいですが、一日置いた方が生地が落ち着いて美味しいです。(冷蔵庫で冷やすのもおすすめ)
- お好みで生クリームやバニラアイスを添えて召し上がれ。
ガトーショコラに合うおすすめ紅茶
チョコレートのお菓子は味が濃厚なので、組み合わせる紅茶はしっかりとした味わいのものやちょっとクセのあるものがよく合います。
重厚なモルティーフレーバーが香るインドのアッサムや、しっかりしたコクと香味が特徴的なアフリカのケニアなどがおすすめです。
また中国のキームンは、チョコレート菓子にスモーキーな風味をプラスしてくれて一味違った美味しさが楽しめます。
ストレートティーでも美味しいですが、チョコレート菓子にはミルクティーがとてもよく合います。
紅茶にミルクをいれると味わいがまろやかになり、チョコレートの優しい口どけと繊細なカカオの美味しさをさらに引き立ててくれます。
チョコレート菓子にぴったり!ミルクティーの作り方
ミルクティーは作り方によって味わいやコクが違います。チョコレート菓子に合わせるなら、あまり濃厚過ぎず軽めのミルクティーがおすすめです。
濃いめに淹れた紅茶に、後からミルクを加えるミルクティーの作り方をご紹介します。
▼チョコレート菓子に合うミルクティーの淹れ方(2杯分)
- 茶葉/9g
- 熱湯/250cc
- 牛乳(常温にしておく)/50cc
- 温めたポットに茶葉を入れ熱湯を注ぎ、ストレートティーよりも長めに蒸らす。(CTCや細かい茶葉は3分、リーフタイプの茶葉は5分位が目安)
- 茶こしでこしながら、ティーカップに注ぐ。
- クリーミーブラウンの美しい色になるまで牛乳を加える。よく混ぜて召し上がれ。
お好みですが、チョコレート菓子には砂糖を加えないさっぱりしたミルクティーがよく合います。お気に入りの茶葉でぜひ作ってみてくださいね。
チョコレートに合う紅茶については、こちらの記事でも解説しています▼
ガトーショコラってどんなお菓子?
ガトーショコラは、チョコレート、バター、卵、ココアパウダー、小麦粉などを混ぜて焼いたチョコレート菓子です。
日本でも定番の焼き菓子ですが、名前の通りフランスが発祥のお菓子です。
とはいえ、フランスでは「ガトーショコラ」はチョコレート菓子全般を指す言葉で、私たちがイメージするガトーショコラは、「クラシック・オ・ショコラ」と呼ばれています。
お店で食べるというよりは家庭のスイーツという位置づけで、昔から人々に愛されてきたお菓子です。なんと1700年代の料理本にもレシピがのっていたそうですよ。
お家ごとの自慢のレシピがあって、親から子へ代々受け継がれる。時代と共に親しまれてきたチョコレート菓子です。
ガトーショコラとブラウニーの違いについて
ガトーショコラと似ているお菓子にブラウニーがありますが、ブラウニーはアメリカ発祥のチョコレート焼き菓子です。
基本的な材料は同じですが、ガトーショコラは卵を泡立てて使うのに対し、ブラウニーは生地にそのまま混ぜ込むので、それぞれ出来上がりの食感が違ってきます。
ガトーショコラはふんわりしっとりした生地に焼きあがるのに対し、ブラウニーはどっしりした食感に仕上がります。ナッツやチョコチップを加えて焼くところもブラウニーの特徴ですね。
レシピのチョコレートや粉類の分量も違いますが、ガトーショコラはケーキ、ブラウニーは焼き菓子というイメージです。
濃厚ガトーショコラでティータイムを楽しもう
ティータイムの定番ケーキ「ガトーショコラ」は、紅茶とも相性ぴったりのケーキです。
ガトーショコラは焼きっぱなしでも見栄えがいいので、おもてなしの時はもちろんお祝いケーキやプレゼントにも最適です。
製菓用チョコレートを使用するとぐっと本格的な味わいになりますが、手軽に板チョコを使っても美味しく作れます。
チョコレート菓子によく合うミルクティーとあわせて、ぜひ作ってみてくださいね。
生チョコのレシピもおすすめです▼
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