紅茶

紅茶講師が分かりやすく解説!「紅茶のグレード」について

紅茶を購入すると、パッケージにOPやBOPなど記号のように表記されているのを見たことがありませんか?

これは紅茶の茶葉を表す記号で、「グレード(等級)」といわれています。

グレードは品質の良し悪しを見極めるものと思われがちですが、そうではありません。

今回は、紅茶のグレードとは何を表しているのか、また記号の読み方や意味などを分かりやすくご紹介します。

紅茶のグレードを知れば、紅茶の選び方がより楽しく簡単に出来るようになりますよ!

紅茶のグレードとは?

紅茶のグレードとは、茶葉の大きさや形状から分けられている等級区分のことを言います。

茶葉のグレードが大きいほど品質がいいというわけではなく、細かく砕かれた茶葉でも品質の良いものが存在します。「グレードが高い=品質が高い」というわけではありません。

紅茶は、製造仕上げの工程でふるいにかけられ、その形状・大きさによってグレードが分けられます。グレードは大きく4つに区分されます。

▼リーフタイプ=OP
▼ブロークンタイプ=BOP、BOPF、D

この茶葉の大きさの統一基準はなく、国や産地によって異なります。

茶葉が大きさによって分類される理由は、茶葉のサイズや撚りが異なると、抽出時間に差が出て、味に影響が出るからです。

茶葉の大きさを揃えて分けることで、味のバランスがとれた紅茶を製品化することができ、安定した美味しさを味わうことができるのです。

オーソドックス製法とCTC製法

紅茶の製造方法はオーソドックス製法とCTC製法(アンオーソドックス製法)の2つに大きく分けられます。オーソドックス製法はいわゆるリーフタイプの茶葉のことで、先ほどご説明した4つの区分(OP、BOP、BOPF、D)を指します。

一方、CTC製法とは短時間で抽出できるように開発された製法で、茶葉は特徴的な丸い粒状をしています。

CTCとはCrush(押しつぶす)、Tear(引き裂く)、Curl(丸める)の略で、このCTC製法で作られた茶葉は、主にティーバッグの茶葉として使われています。

短時間で素早く濃い紅茶を抽出できるので、ミルクティー向きの紅茶としても使われることが多く、現在はアフリカの紅茶はほぼ100%、インド紅茶でも約90%がこのCTC製法で紅茶が製造されています。

グレードを表すアルファベットの意味

OPやBOPなど、グレードを表すアルファベットの頭文字は、それぞれに茶葉を表現する意味が決められています。

この頭文字の意味を理解していれば、直接茶葉を見なくてもどんな形状の紅茶か知ることができます。

グレード表記で使われている代表的な頭文字と意味をご紹介します。

T=ティッピー(ティップ、芯芽)
G=ゴールデン(金色の)
OP=オレンジペコー(橙黄色がかった、うぶ毛、若い芽)
B=ブロークン(細かい、砕いた)
F=フラワリー(花のような)
F=ファニングス(細かい)

※Fはグレードの位置する場所によって意味が違ってきます。OPより先に位置する場合はフラワリーの意味、OPより後ろに位置する場合はファニングスを意味します。

紅茶のグレードは、このアルファベットを並べて茶葉の大きさや形状を表します。

一般的に多く使われているグレード区分の読み方と意味を詳しく解説しましょう。

これで解決!紅茶のグレード区分

よく表記されている紅茶のグレードの読み方・意味はこちらです。これを知っていれば、購入時にグレードについて悩むことはなくなりますね。

OP/オレンジ・ペコー

茶葉の長さが7~11㎜のリーフティー。一般的に長い針状の葉で、撚りのかかった大型茶葉が多く葉肉は薄い。

産毛のついた芯芽を多く含んだものはFOP(フラワリー・オレンジ・ペコー)という。水色は明るくうすいものが多く、香りが強いのが特徴。

リーフタイプはこのほか、P(ペコー)やS(スーチョン)などがある。

ちなみにPはOPよりも長さが短く、芯芽はあまり含まれいない。水色もOPよりやや濃い特徴がある。

BOP/ブロークン・オレンジ・ペコー

茶葉を揉捻する時にカットしたもので、大きさは2~4㎜とリーフタイプの中では、一番サイズが小さい。芯芽を多く含む上級品が多く、需要が最も多いグレード。

水色は濃く、香りも高く味わいにコクがあるのが特徴。茶葉をカットしたブロークンタイプはこのほか、BP(ブロークンペコー)などがある。

BPはBOPよりややサイズが大きく、芯芽を含まず扁平な形のものが多い。水色はやや薄く、増量用に使われる中級品が多い。

BOPF/ブロークン・オレンジ・ペコー・ファニングス

BOPよりも小型の茶葉で、大きさは1~2㎜ほど。BOPより水色や香りも濃く早く出るのが特徴。

上級品のティーバッグやブレンドに使われていることが多い。

D/ダスト

オーソドックス製法の中で一番茶葉が小さいグレード。1㎜以下の粉状の茶葉。抽出時間も早く味や香りも強いので、良質なものは高値で取引されることもある。

ダストとはクズ、ほこり、塵という意味ではなく、細かいという意味です。「ダスト=品質が低い」ではないので気をつけましょう。

ダージリンなどに多く見られるグレード表記

紅茶専門店などで販売している、ダージリンやアッサムのグレードの表記で、TGFOPやSFTGFOP1など見たことありませんか?

先ほどご紹介した基本のグレード表記よりもさらに複雑で、頭が痛くなりそうですがこれも茶葉の形状や特徴を表している記号です。

特にダージリンは他の紅茶にはない形容で例えられることが多く、例えばTGFOPは「ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー」と読み、意味は「金色の若い芽を多く含んだ、花のような香りの大きいリーフタイプの茶葉」ということになります。

日本語で説明すると長い文章になってしまいますが、アルファベットを使えば簡潔に茶葉の説明ができてしまいますね。この他にも、Sがついたり、1がついたりとその茶葉の特徴を形容しています。

アルファベットが並んでいるのを見ただけでは何のことか意味が分からないですが、一つ一つの意味を解いていくと茶葉のイメージができて楽しいですよね。

紅茶のグレードを知ると紅茶がさらに楽しくなる

いかがでしたでしょうか?

紅茶のグレードは、茶葉の大きさや形状を表すもので、品質の良し悪しを表すものではありません。グレードの区分を知っていれば、それぞれの特徴に最適な飲み方で紅茶を楽しむことができます。

頭文字の意味を全部覚える必要はありませんが、代表的なものを覚えておくだけで紅茶を購入する時にパッケージ表記だけで、どんな紅茶かわかるのでとても便利です。

紅茶の知識が深まることで、紅茶を選ぶ楽しみがまたひとつ増えますね。

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パティシエ兼ティーインストラクター。今までの知識と経験を活かし、皆様に紅茶の素晴らしさを伝えるため、webライターとして活躍中。美味しい紅茶は人生を豊かにしてくれます。好きな紅茶はダージリンオータムナル