紅茶を飲みながら、三段スタンドにケーキやスコーン、サンドイッチ。憧れの英国式アフタヌーンティーは特別なティータイムですよね。
しかし、いざ行ってみると「三段スタンドの食べる順番は?」「どんな紅茶を選んでいいか分からない」「特別なマナーがあるの?」など、マナーや楽しみ方について戸惑うこともありますよね。
そこで今回は、アフタヌーンティーの楽しみ方やマナーについて、またぴったりな紅茶の選び方をご紹介します!
おうちでのんびりティータイムも素敵だけど、時には優雅なアフタヌーンティーをホテルのラウンジや紅茶専門店で過ごしてみませんか?
Contents
アフタヌーンティーとは?
アフタヌーンティーは、三段スタンドにケーキやスコーン、サンドイッチなどを盛り合わせ、たっぷりの紅茶とともに頂く午後のティータイムのことを言います。
アフタヌーンティーの始まりは、1840年頃イギリスのベッドフォード公爵夫人が習慣にしていたティータイムが起源とされています。
当時のイギリスは19時~21時は観劇やオペラ鑑賞など、夜の社交として過ごしていました。夕飯はその後にとることが一般的で、昼食から夕食までの間がとても長かったのです。
そこで、昼食から夕食までの間の空腹を満たす為に、紅茶やお菓子を楽しむようになりました。夕飯前の軽い腹ごしらえとしてアフタヌーンティーは始まったのです。
その後、アフタヌーンティーは女性の社交の場として広まり、貴族の間にも浸透し優雅なお茶の時間として定着しました。
現在ではホテルのラウンジや紅茶専門店、カフェなどでも誰でも気軽に午後のひとときを楽しむことができるようになりました。
時代によって変わるアフタヌーンティースタイル
アフタヌーンティーと言えば、豪華な三段スタンドが象徴的ですが、時代によってそのスタイルも変わり、様々なタイプを見かけるようになりました。
例えば、三段スタンドよりもカジュアルなアフタヌーンティーには二段スタンドでお菓子やサンドイッチが用意されていたり、日本風のアフタヌーンティーではお重に詰めてサーブされるところもあります。
またホテルでよく見るのが、まるでコース料理のように一皿ずつサーブされるスタイルです。スコーンなどの温かいものは、温かいうちに食べられるよう配慮されているのでしょう。
時代と共に、また国によってアフタヌーンティーの形式は新しいスタイルも楽しめるように変化しています。
正統派アフタヌーンティーの楽しみ方
アフタヌーンティーの作法として一番気になるのは、食べ物を食べる順番ですよね。
三段スタンドのアフタヌーンティーの場合は、下の段からサンドイッチ、中段にスコーン、上段にケーキ(ペストリーと呼ばれている)と場所が決まっています。
通常の食事も最後がデザートになるように、アフタヌーンティーも原則として「サンドイッチ→スコーン→ケーキ」と食事系→デザート系の順で食べるのがマナーです。
サンドイッチの食べ方
現在は、季節によって中身も変えたりしますが、アフタヌーンティーのサンドイッチと言えば、きゅうりのサンドイッチが定番です。
昔のイギリスでは、きゅうりがとても高価で、パンに挟んで食べるなんて余程の余裕がなければ食べれない贅沢品でした。きゅうりのサンドイッチを食べることは、貴族のステイタスだったのですね。
アフタヌーンティーのサンドイッチの食べ方は、一口サイズにカットされている場合は、直接手で持って食べます。大きいサイズの場合は、用意されているお皿にサンドイッチを置き、ナイフとフォークで食べましょう。
スコーンの食べ方
スコーンと言えば、英国のティータイムには欠かせない食べ物ですよね。アフタヌーンティーでも、スコーンは絶対にはずせないメイン的存在です。
スコーンはジャムとクロテッドクリームをつけて食べますが、食べ方にもマナーがあります。
まずスコーンを手でお皿にとりわけ、手で半分に割ります。オオカミの口と呼ばれる割れ目が真ん中にあるので、そこに指を入れて割ればきれいに半分にすることができます。
次に備え付けのスプーンで、ジャムとクロテッドクリームを自分のお皿に移します。ジャムとクロテッドクリームは一口ずつ塗り、スコーンはそれ以上割らずに食べます。
細かく割ってポロポロの状態になったり、そのまま手でかじるのはマナーとしては良くないので気をつけましょう。なるべく温かいうちに召し上がってください。
ケーキの食べ方
アフタヌーンティーの正式な順番で、最後を飾るのがケーキです。パウンドケーキやフルーツタルトなどは、本当に紅茶に良く合いますよね。
アフタヌーンティーのケーキの中で、特に食べづらいのがミルフィーユとシュークリームです。
ミルフィーユはお皿に取り分けた後、フォークとナイフで押さえながら横に倒します。それから、端から食べやすい大きさに切り分けて食べましょう。
シュークリームは、いつもなら手でつかんでがぶっといきたいところですが、アフタヌーンティーの時は、少し上品にナイフとフォークを使いましょう。始めに半分にカットして、端から食べやすい大きさに切り分けるときれいに食べることができます。
アフタヌーンティーの紅茶の選び方
ホテルやお店にもよりますが、アフタヌーンティーの紅茶は基本的にはお代わり自由で、紅茶もたくさんの種類を楽しむことができます。
色んな種類があると、どんな紅茶が合うか迷ってしまいますよね。そこで、アフタヌーンティーにおすすめする紅茶をいくつかご紹介します。紅茶選びの参考にしてみてくださいね。
オリジナルブレンド紅茶
まず必ず飲んで欲しいのが、そのお店限定のブレンド紅茶です。見つけた場合は、一杯は飲んでおくことをおすすめします。
アフタヌーンティーに合うように作られた紅茶は、フードとの相性も抜群です。ブラックティーのブレンドやオリジナルのフレーバーティーなどさまざまですが、そこでしか味わえないアフタヌーンティーを楽しむことができます。
イングリッシュ・ブレックファースト
ブレックファーストはその名の通り、朝一番に飲むための紅茶のブレンドです。ブランドやメーカーによっても違いますが、多くはアッサム・セイロン・ケニアなどの茶葉をブレンドして作られています。
程よい渋みとしっかりしたコクが特徴で、アフタヌーンティーのサンドイッチにもとてもよく合います。フードの最初から最後までオールマイティーに合う紅茶としておすすめです。
クオリティーシーズンの紅茶
ダージリンやアッサムなど、クオリティーシーズンの紅茶があったらぜひ味わいましょう!アフタヌーンティーのフードも、お店によっては季節ごとに内容を変えたりするので、紅茶の茶葉も旬のものを用意していることがあります。
クオリティーシーズンの紅茶は、繊細な味わいと香りを楽しみたいので、フードが来る前の最初の一杯として選ぶのがおすすめです。
アイスティーやハーブティーも
たくさんの紅茶の他にも、アイスティーやハーブティーを用意しているお店も多いです。紅茶の渋みや味わいをリセットしてくれて、違ったフードとのマリアージュが楽しめますよ。アフタヌーンティーの最後の飲み物としてもおすすめします。
せっかく色々な紅茶を試せる機会なので、飲んだことのない紅茶にチャレンジしてみるのも良いですね!紅茶の世界を広げる場としても、アフタヌーンティーはおすすめです。
アフタヌーンティーで優雅なティータイムを
いかがでしたでしょうか?
アフタヌーンティーは、食べる順番や食べ方のマナーもあり、少し面倒だと感じたかも知れませんね。ちなみに昔はもっと細かいマナーがあったようです。
しかし、今は誰でもカジュアルにアフタヌーンティーを楽しめる時代です。マナーにこだわり過ぎず、自分が「楽しい・美味しい」と感られる心地よいアフタヌーンティーを楽しみましょう。
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