ふわふわのスポンジ生地に生クリームを巻いたロールケーキ。バリエーションも多く、誰もが大好きなケーキですよね。
今回はアールグレイ香る紅茶生地を焼いて、旬の果物みかんとあわせた「みかんと紅茶の米粉ロールケーキ」をご紹介します。
米粉スポンジのしっとりきめ細かい食感に柑橘が香るケーキは、さっぱりとした後味で紅茶にもよく合います。
クリスマスにぴったりのアレンジ「ブッシュドノエル」の作り方もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
小麦粉不使用「みかんと紅茶の米粉ロールケーキ」:レシピ
生地にもクリームにもアールグレイをつかった香り高い紅茶のロールケーキです。同じ柑橘類のみかんをあわせて、爽やかな組み合わせに仕上げました。
米粉を使っているので混ぜる時にも失敗がなく、きめ細やかでしっとりふんわりと焼きあがります。小麦アレルギーの方やグルテンフリーの方にもおすすめです。
[材料/28×22㎝天板一枚分:所要時間約40分(冷やす時間は除く)]
〈紅茶スポンジ生地〉
- 卵/2個
- グラニュー糖30/g
- linkteaアールグレイ/ティーバッグ1個
- 製菓用米粉/35g
〈紅茶クリーム〉
- 生クリーム/200cc
- linkteaアールグレイ/ティーバッグ3個
- グラニュー糖/大さじ2
・みかん(オレンジでも可)/1個
[作り方]
▼紅茶クリーム
- 手鍋に生クリームとティーバッグからとりだした茶葉をいれて、弱火にかける。鍋の端がふつふつしてきたら火を止め、そのまま30分〜1時間ほど置いておく。(絶対に沸騰させないこと)時々混ぜて紅茶のエキスを出やすくする。時間がたったら茶こしで茶葉を取り除き、生クリームをしっかり冷やす。(急ぎの時は氷水ボウルをつけて、時間がある時は冷蔵庫で一晩冷やす)
- 紅茶生クリームをボウルに入れ、グラニュー糖を加えてハンドミキサーでしっかり角がたつまで泡立てる。出来上がったら使うまで冷蔵庫でしっかりと冷やしておく。(※ブッシュドノエルを作る場合は、表面のデコレーション用に50gほど別にとっておく)
▼紅茶スポンジ生地
- ティーバッグから茶葉を取り出し、ミルやすり鉢で細かく粉砕しておく。
- 卵は卵黄と卵白に分けて、それぞれボウルに入れる。卵白は冷蔵庫に入れて冷やしておく。
- 卵黄のボウルにグラニュー糖10gを加え、泡だて器でマヨネーズ状になるまですり混ぜる。①の茶葉と米粉を加えてしっかり全体を混ぜ合わせる。
- メレンゲを作る。ハンドミキサーで卵白のこしを切り、残りのグラニュー糖20gを3回に分けて加えツヤのあるきめ細かいメレンゲに泡立てる。
- ③のボウルにメレンゲの1/3を加え、泡だて器でしっかりと全体になじませる。残り半分を加えてゴムベラに持ち替え、切るように混ぜる。残りのメレンゲを加えたら、泡をつぶさないようにふんわりと混ぜ合わせる。生地につやが出てきたら出来上がり。
- クッキングシートを敷いた天板に生地を流し、カードなどで平らにならす。180℃に予熱したオーブンで12分ほど焼成する。焼きあがったら網の上で冷ます。
▼組み立てる
- みかんは皮をむいて房に分け、3等分くらいにカットしておく。
- 生地が冷めたら裏返してクッキングシートをはがし、また裏返して新しいクッキングシートの上にのせる。(焼き面が上)
- 紅茶クリームを巻き終わりが少なくなるように全体に塗り広げ、手前にみかんを敷き詰める。
- 手前を折り曲げて芯を作り巻いていく。巻き終わったらクッキングシートで巻きつけてさらにラップで巻いて冷蔵庫で1時間ほど冷やす。
- 端を切り落として、食べやすい大きさにカットしたら出来上がり。
- 米粉は小麦粉と違い粘り成分のグルテンがないため、しっかり泡だて器で混ぜても大丈夫です。
- 米粉は粒子の細かい製菓用のものを使用してください。
- 紅茶クリームは動物性生クリームを使うのがおすすめです。水分が入ったり沸騰させてしまうと泡立ちにくくなることがあるので気を付けましょう。
みかんと紅茶の米粉ロールケーキに合うおすすめ紅茶
南インドで栽培されているニルギリは、果実を思わせる優しい香りと軽やかな味わいが特徴的な紅茶です。
そのためフルーツを使ったお菓子との相性が良く、みかんやアールグレイを使った柑橘系のロールケーキともマッチします。
さっぱりした後味がお好みならストレートティーで。ケーキとバランスよく飲みたい時はミルクティーがおすすめです。
またlinkteaの夏摘み紅茶もおすすめです。しっかりとしたコクがありながらすっきりした味わいで、ロールケーキとのバランスもばっちりです。
お菓子と紅茶どちらの美味しさも引き立ててくれるおすすめの組み合わせです。ぜひ試してみてください。
簡単アレンジ!クリスマス「ブッシュドノエル」の作り方
12月といえばクリスマス!毎年どんなクリスマスケーキにするかわくわくしますよね。お店のケーキもいいけれど、今年は自宅で手作りケーキはいかがでしょう?
今回ご紹介したロールケーキをアレンジしたブッシュドノエルの作り方をご紹介します。
[作り方]
- ロールケーキの表面にとっておいた紅茶クリームをパレットで塗る。2㎝程にカットしたロールケーキを上にのせて側面にクリームを塗って合体させる。表面にフォークで跡をつけて丸太のようにする。
- クリスマスオーナメントをつけて出来上がり。お好みでフルーツやチョコレートで飾り付けを楽しんでください。
ブッシュドノエルってどんなお菓子?
ブッシュドノエルはフランス語で「クリスマスの丸太(切り株)」という意味です。確かに見た目は切り株の様な形をしていますね。
この形の由来には所説あり、キリストの誕生を祝って夜通し暖炉に薪をくべていたところからきているとか、薪を燃やすことで来年の厄除けをするという伝統からきているなど様々な説があります。
またヨーロッパでは古くからクリスマス時期になると神に捧げる儀式的な意味合いで、大きな丸太を何日もかけて焼いていたといいます。
そんな伝統的な背景もあり、縁起物として丸太がモチーフになったケーキをクリスマスに食べる習慣が根付いていったのかも知れませんね。
参考
https://www.frantz.jp/xmas/buchedenoel.html
小麦粉と米粉のケーキの違いって?
ケーキを焼くときに欠かせない粉類。小麦粉のほかに最近では米粉を使ったレシピもよく見かける様になりました。
米粉はうるち米やもち米を細かく砕いて粉状にしたものです。お米文化の私たちにとってはとてもなじみのある食材です。
米粉は独特のもちもちとした食感が特徴で、米粉を使ったお菓子やパンは小麦粉に比べて弾力がありしっとりもっちりした仕上がりになります。粒子が細かくダマになりにくいので、粉をふるう手間がないのも嬉しいですね。
そして小麦粉との最大の違いはグルテンが含まれていないこと。グルテンは生地にコシや粘りを生むもので、混ぜすぎると生地が膨らまなかったり食感が硬くなったりします。
生地の混ぜ方が難しいお菓子作りでも、米粉を使えばグルテンが形成されないので混ぜすぎによる失敗の心配もありません。
なにより小麦アレルギーの方やグルテンフリーの方も安心して食べられるのが嬉しいですね。それぞれの粉類の特徴を生かして色々なスイーツにチャレンジしてみてください。
紅茶香るロールケーキでクリスマスティータイム
12月はクリスマスや年末など、人が集まったり大勢で楽しむイベントが多い月です。そんな時のおもてなしやおもたせにもロールケーキは大人気。
アールグレイを贅沢に使用した香り高い紅茶ロールケーキは、小さなお子さまから大人の方まで幅広く楽しめる味わいです。
米粉のしっとりした生地とジューシーなみかんの組み合わせは、口当たりも軽く、ティータイムはもちろん食後のデザートにもおすすめです。
クリスマスや年末年始など楽しいイベントにぜひお試しください。
クリスマスにはジンジャーマンブレッドクッキーもおすすめ♪
紅茶のスノーボールは、寒い冬にぴったりのスイーツです。
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