linkteaの紅茶を使ったレシピ第23弾は、人気の焼き菓子フィナンシェをご紹介します。
フランスの伝統菓子のひとつであるフィナンシェは、焦がしバターとアーモンドパウダーをたっぷり使った、芳醇な香りと濃厚でリッチな味わいが特徴です。
そんなフィナンシェに合わせるのは、先日リニューアルしてより一層香りと風味が増したlinkteaのジンジャーティーです。
柚子の香りとジンジャーのぴりっとした風味が、フィナンシェにアクセントをつけてくれる大人の特別レシピ。お店のような味を、ぜひご自宅で作ってみてください。
Contents
人気焼き菓子フィナンシェに挑戦!
フィナンシェはフランス発祥の焼き菓子の一種で、17世紀にナンシーの修道女によって作られたといわれています。
その修道院の名前がL’ordre des Visitandines(聖母訪問教会)ということから、当時はフィナンシェのことを「ヴィジタンディーヌ」と呼んでいたようです。
フィナンシェという言葉はフランス語で「金持ち」や「金融家」という意味があり、小さな台形の金型で焼き上げた形が、金の延べ棒に似ていることからそう呼ばれるようになったという説も。
本場フランスではフィナンシェをフリアンと呼ぶこともあり、ティータイムには欠かせない焼き菓子として多くの人に愛されています。
フィナンシェってどんなお菓子?
フィナンシェは卵白、砂糖、焦がしバター、アーモンドパウダー、小麦粉を混ぜて焼いた小型のお菓子です。
その特徴はなんといっても焦がしバターの風味とアーモンドのコクと甘さ!
一見マドレーヌにも似ていますが、マドレーヌは卵白の代わりに全卵、溶かしバターを使用し、アーモンドパウダーは使いません。
材料が違うため食感も異なり、フィナンシェは外はカリッと中はしっとりもちっとした重めの食感、マドレーヌはふんわりとした軽さがあります。
またフィナンシェの焦がしバターには、発酵バターという普通のバターよりも風味が強いものを使うため、焼き上がりの時により一層風味が引き立ちます。
最近ではチョコレート、抹茶、ゆずなど味のバリエーションも豊富で、形もローズ型や正方形など色々なフィナンシェを見ることができます。
ご自宅で手作りする時も、好みの茶葉を加えたり焼き型でアレンジしても楽しいですね。
焼き菓子は日持ちもするので、プレゼントやお茶請けにもぴったりです。
フィナンシェと一緒に飲みたいおすすめ紅茶4選
フィナンシェは気軽に手でつまんで食べられるので、ティータイムのお供にもピッタリですね。濃厚なバターの風味とアーモンドの香りが引き立つ、おすすめ紅茶を4選ご紹介します。
ディンブラ
スリランカの高地産紅茶のディンブラは「日本人がイメージする紅茶」に一番近いともいわれており、程よい渋みとマイルドで力強いフレーバー、鮮紅色の美しい水色が特徴です。
紅茶本来の味わいもしっかり感じつつ、誰にでも飲みやすい爽やかさがあり、ストレートはもちろん、ミルクやレモンをいれても美味しく飲むことができます。
ディンブラはフィナンシェのバターの油分をバランスよく中和してくれるので、お互いの良さを感じながらティータイムを楽しむ紅茶におすすめです。
アッサム
ミルクティー向きの紅茶として人気のアッサムは、インドのアッサム地方で栽培されている紅茶です。
アッサムは甘く芳醇な香りと濃厚なコクが特徴で、その独特な味わいはモルティーフレーバーとも呼ばれています。
水色は濃い赤褐色で、ミルクを入れると美味しそうなキャラメル色に変身します。ミルクティーの濃厚な味わいとフィナンシェを合わせたら、リッチなお茶時間が楽しめますね。
甘みの強いフィナンシェにミルクティーを合わせる時は、砂糖を入れずに飲むのがおすすめです。
ウバ
スリランカ高地産紅茶のウバは、世界三大銘茶のひとつとしても有名です。
夏のクオリティーシーズン時に収穫される最良の茶葉には、ウバフレーバーと呼ばれるメンソールのような爽快な香りが感じられるのが特徴です。
他の紅茶にはない独特の香りとすっきりしたのど越しは、焼き菓子を食べた後の口の中も爽やかにしてくれます。
どっしりとした食感の焼き菓子を軽やかに食べたい時は、ウバのような清涼感のある紅茶がぴったりです。
アールグレイ
アールグレイは、ベルガモットという柑橘の香りを茶葉につけたフレーバーティーです。
イギリスの元首相グレイ伯爵が考案した紅茶として有名ですが、その華やかで優雅な香りと爽やかな味わいは、世界中の人々から愛飲されていますね。
バターたっぷりのお菓子にあわせたり、油っぽい食事のアフターティーとしてもおすすめのアールグレイ。ベルガモットの香りがふわっと漂い、後味をすっきりさせてくれます。
ストレート、ミルク、レモンなどお好みの飲み方で楽しみましょう。
linkteaのジンジャーティーで作る本格フィナンシェレシピ
linkteaのジンジャーティーを使った本格的なフィナンシェの作り方をご紹介します。
ネパール産茶葉にドライジンジャーと柚子ピールを合わせたスパイシーな紅茶は、フィナンシェに良いアクセントをプラスしてくれます。
ちょっと大人の味わいのフィナンシェにぜひチャレンジしてみてください。
フィナンシェ型約8個分
- 発酵無塩バター(なければ無塩バター)/70g
- 卵白/Lサイズ2個分(約70g)
- グラニュー糖/70g
- アーモンドパウダー/30g
- 薄力粉/30g
- linkteaジンジャーティー/ティーバッグ1個
- 柚子茶の柚子ピール(あれば飾り用に)/適宜
- フィナンシェ型にバターを塗っておく(分量外)。アーモンドパウダーと薄力粉は合わせてふるっておく。
- 焦がしバターを作る。小鍋にバターをいれて中火にかける。バターが溶けはじめたら泡立て器で混ぜながら完全に溶かす。大きな泡がたちパチパチと跳ねる。泡が小さくなりバター液が少しずつ色付き、べっこう飴のような金色になる。(泡立て器でつねに混ぜていること)沈殿物が茶色になったら火からおろし、すぐに鍋ごと氷水につけて温度の上昇を止める。氷水からだしてそのまま静かに置いておく。
- ボウルに卵白を入れる。泡立て器で軽くほぐし、グラニュー糖を加えて混ぜ合わせる。(泡立てる必要はない)
- ふるったアーモンドパウダーと薄力粉を加え、泡立て器でぐるぐると円を描くように混ぜる。粉気がなくなったら手を止める。
- 温かい液状の焦がしバターを④のボウルに一度に加える。(底の沈殿物も加えること)泡立て器で円をえがくようにぐるぐると混ぜる。全体に焦がしバターが混ざり、生地につやがでてくる。ゴムベラでボウルの側面についた生地もきれいにまとめる。
- スプーンで生地を型に流す。(9分目くらいまで)天板に型を並べ、190℃に予熱したオーブンで15~20分ほど焼成する。
- 焼きあがったらすぐに型から取り出し、網の上に並べて冷ます。
- 柚子茶の柚子ピールを上に飾る。(お好みで)
- 焦がしバターを作る時は、鍋の中がつねに均一な温度になるように、絶えず泡立て器でまぜる。急にバターが焦げ付かないよう、火加減は弱火でおこなうのがおすすめです。
- 卵白に粉類を入れたら混ぜすぎないこと。混ぜすぎると小麦内のグルテンがでてしまい、固くつまった目の焼き上がりになってしまう。粉気がなくなればOK。
- 生地に加える焦がしバターは温かくさらさらした状態のものを入れること。固まっていたり、とろみがついたものは湯煎で温めて使用しましょう。参考温度は50℃くらいです。
焼きたては外側がカリッと香ばしく、内側はしっとりとしていて食感の違いを楽しめます。
すぐに食べない場合は保存容器やOPP袋などにいれて保存しましょう。常温で4~5日程度保存が可能です。
時間がたつと全体にしっとりとバターが馴染み、さらにリッチな味わいに変化します。プレゼントする場合は、ラッピング袋を使うとお店のような仕上がりになります。
手作りの焼き菓子と一緒に贅沢なティータイムを
ジンジャーティーと焦がしバターの風味がとても香ばしい紅茶のフィナンシェ。少し手間はかかりますが、焼き立てが食べられるのは手作りだからこそ。
日持ちもするので、可愛くラッピングしてプレゼントにもピッタリです。
手作りの焼き菓子と美味しい紅茶で、贅沢なティータイムを楽しんでくださいね。
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inkteaはネパールから直接茶葉を輸入している紅茶専門店です。
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