世界には紅茶に合う美味しいお菓子がたくさんあります。その中で、今回ご紹介するのはドイツの伝統菓子「バウムクーヘン」です。
お祝い事や贈り物の定番菓子としても親しまれていて、専門店からコンビニなど幅広いお店で販売されている人気の洋菓子です。
本来は特殊な焼き方をするバウムクーヘンですが、今回はフライパンを使っておうちでも簡単に作れるバウムクーヘンの焼き方をご紹介します。
自宅のティータイムを手作りドイツ菓子と共に楽しみませんか?
Contents
フライパンで簡単!バウムクーヘンの作り方
卵焼き器を使えば、食べきりサイズのバウムクーヘンを手軽に焼くことが出来ます。しかもホットケーキミックスを使用するので、材料も少なくて作り方も簡単!
ぐるぐると生地を巻いていく作業は他のお菓子作りにない行程で、バウムクーヘンならではの特別感が楽しめます。ホットプレートを使えば大きめサイズに焼くこともできます。
[材料(2本分)所要時間:60分(冷ます時間は除く)]
- 全卵/2個
- 砂糖/50g
- はちみつ/10g
- 牛乳/180cc
- ホットケーキミックス/200g
- バター/40g
- バニラオイル/適量
[作り方]
〈下準備〉
- 卵焼き器の横幅に合わせてアルミホイルを棒状に丸めて中心にする芯を作る。表面に油(分量外)をしっかり塗っておく。
- バターは耐熱容器に入れ、600wのレンジで20秒加熱し溶かしバターにする。(溶けてない場合は10秒ずつ追加で加熱する))
- ボウルに全卵、砂糖、はちみつを入れ、泡だて器でよく混ぜる。牛乳とバニラオイルを数滴加え、しっかり混ぜ合わせる。
- ホットケーキミックスを加えて粉気がなくなるまで混ぜ合わせる。溶かしバターを加えて、しっかり生地全体を混ぜ合わせる。
- 卵焼き器にキッチンペーパーなどでサラダ油を薄く塗り、中火にかける。温まったら弱火にして、生地を全体に薄く流す。生地の表面がふつふつとして乾いてきたらアルミホイルで作った芯を奥にのせる。手前に向かって生地を転がしながら芯に巻いていく。(軍手をして手で巻いていくと作業しやすい。熱いのでやけどに注意)
- 卵焼きを焼く要領で巻いた生地を奥に移動させ、再度サラダ油を全体に塗り生地を薄く流す。同じ作業を6回ほど繰り返す。(大きさはお好みで)焼き終わったらオーブンシートの上に乗せて、巻いて形を整える。そのまま粗熱をとる。
- 生地が冷めたらアルミホイルの芯を抜く。お好みの厚さにカットして出来上がり。
バウムクーヘンに合うおすすめLinktea紅茶3選
バウムクーヘンに合うおすすめのlinktea紅茶を3つご紹介します。色々試してみてお気に入りの組み合わせを見つけてみてください。
春摘み紅茶
クオリティーシーズンの茶葉の中でも、青々しい香りと緑茶の様な味わいが特徴的な春摘み紅茶。丁寧に手摘みされた茶葉には、産毛がついた新芽が贅沢に含まれています。
バウムクーヘンのようなシンプルな焼き菓子との相性も良く、どちらの美味しさも引き立て合う組み合わせです。
ミントルイボスティー
飲みやすいグリーンルイボスにネパール産のペパーミントを合わせたノンカフェインのハーブブレンドティー。
さっぱりした後味で、バターを使ったお菓子に合わせると後味がすっきりします。ホットも美味しいですが、暑い季節はアイスティーもおすすめです。
マサラチャイ
linkteaのマサラチャイはスパイスが効いた本格的な味わいが人気。CTC茶葉を使用しているため、たっぷりのミルクを加えても茶葉本来の味わいがしっかりと感じられます。
バウムクーヘンに合わせるならストレートも美味しいですが、やっぱりミルクティーがおすすめです。ほっと一息つきたいときのティータイムにぴったりの組み合わせです。
バウムクーヘンてどんなお菓子?
バウムクーヘンは、ドーナツのように中央に穴があいたドイツの伝統菓子です。ドイツ語でバウム(baum)は「木」、クーヘン(kuchen)は「菓子」という意味があり、断面の層が木の年輪に見えることから名づけられたといわれています。
バウムクーヘンの最大の特徴はその独特の焼き方です。生地を棒の表面に少しずつかけながら焼き上げることを繰り返し、一層一層時間をかけて作ります。
基本の材料も小麦粉、卵、バター、砂糖と非常にシンプルで、バターの風味が広がりしっとりした食感が人気です。
ドイツではバウムクーヘンは特別なお菓子?
日本ではコンビニやスーパーでも売られていたり、気軽に食べられるバウムクーヘンですが、実は本場ドイツではあまり見かけることができないお菓子なんです。
というのも、ドイツではバウムクーヘンは非常に特別なお菓子で、国立ドイツ菓子協会によって材料や作り方などが細かく決められています。
その規定を満たさないものはドイツではバウムクーヘンとして販売することができず、製造できるお菓子屋さん自体も限られています。
そんな理由からドイツでは、バウムクーヘン=お祝い事やクリスマスなどの特別な日に食べる高級菓子として位置づけられているようです。
バウムクーヘンとバームクーヘンの違い
バウムクーヘン、バームクーヘンどちらも同じように使われている名前ですが、実はそれぞれ違いがあります。
「バウムクーヘン」はドイツでの正式名称で、先程お話したように国立ドイツ菓子協会によって定められた規定に満たしたもののみが表記できる名前です。
一方、「バームクーヘン」は日本で使われている名称で、ドイツのような規定がないため、バウムクーヘンでもバームクーヘンでも販売者が好きなように表記することができます。
ちなみにドイツのバウムクーヘンの規定は
- 使用する油脂はバターのみ
- ベーキングパウダーを使用しない
- バター、小麦粉、砂糖1に対して卵を2使用する
- 職人が1本1本手作りする
の4つの条件が定められています。
ドイツの人たちがバウムクーヘンをとても大切にしていることがこれを見ても分かりますね。
手作りバウムクーヘンで素敵なティータイムを
お菓子といえばフランス菓子やイタリア菓子などが有名でドイツ菓子のイメージはあまりないかもしれませんが、日本で人気のバウムクーヘンは実はドイツの伝統菓子です。
コンビニやスーパー、また専門店もあるほど、多くの人から愛されているバウムクーヘンは、日常のおやつからお祝い時の贈答用など幅広い用途で選ばれています。
専用の器具がないと焼けないイメージですが、家庭にある卵焼き器でも手軽にチャレンジすることができます。
ぜひ手作りバウムクーヘンと共に、素敵なティータイムをお楽しみください。
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