紅茶とハーブティーを販売している、linkteaのwebマガジンです。
紅茶を淹れる時に必要な道具といえばティーポットですが、ガラス製の筒状の器具「フレンチプレス」を使って淹れる方もいるのではないでしょうか?
カフェで紅茶を注文した時に、フレンチプレスで運ばれるお店を見かけたこともあるのではないでしょうか。
フレンチプレスは本来は紅茶専用として作られたものではないのですが、日本では今でも紅茶の道具というイメージがあり、人気の商品でもあります。
今回はフレンチプレスの正しい使い方と特徴、フレンチプレスとティープレスの違い、フレンチプレスを使った美味しい紅茶の淹れ方や、おすすめのフレンチプレスの商品をご紹介します。
時にはフレンチプレスを使って、違った紅茶の演出を楽しむのも良いですね。
Contents
フレンチプレスとは?
フレンチプレスとは、ガラス製や透明プラスチック製の細長い筒状の容器に蓋がついたもので、蓋には上下に動かす棒がついており、先にはメッシュのフィルターがついているものをいいます。
このフレンチプレスは、19世紀にイタリア人デザイナーによって発明されたもので、「プレスポット」や「コーヒープレス」とも呼ばれています。
イタリアで発明されたものですが、今ではフランスの一般家庭で多く普及しています。
本当はコーヒー用の道具?
ご存知の方も多いと思いますが、本来フレンチプレスはコーヒーの抽出用に作られたもので、紅茶を淹れる道具ではありません。
容器内のフィルターによってコーヒーの油分までしっかり抽出できるため、コーヒーの素材すべての美味しさを楽しめるものとしてコーヒー器具としてとても人気があります。
しかし、日本ではフレンチプレス=紅茶のイメージが根強く残っており、喫茶店でもフレンチプレスで紅茶が提供される所も沢山あります。
フレンチプレス=紅茶のイメージがついた理由
フレンチプレスが日本にやってきたのは昭和48年頃。当時、紅茶メーカーが紅茶を淹れる道具としてフレンチプレスを紹介したため、瞬く間にフレンチプレスは人気となりました。
そこから「フレンチプレス=紅茶」のイメージがついてしまったようです。まだガラスのティーポットも普及していなかった時代、ポットの中身が見えて演出効果もあるフレンチプレスが流行ったのもうなずけますね。
その後、フレンチプレスはコーヒー用の抽出器具だということも世間に浸透しましたが、その独特の佇まいと演出効果からか、今でも紅茶の道具として人気は衰えません。
フレンチプレスとティープレスの違い
フレンチプレスのことをティープレスと呼ぶこともありますが、実際には別のものです。ティープレスはフレンチプレスの構造を紅茶用に開発したものです。
フレンチプレスは飲み頃になったらコーヒーの粉を底にプレスして抽出するため、コーヒーの粉はずっと抽出されたコーヒー液に触れている状態です。コーヒーに関してはこの状態でも特に問題はありません。
一方、ティープレスの場合は茶こしの下部に穴が開いておらず、紅茶の抽出が完了したら上からプレスして茶葉を閉じ込めることができます。つまり、それ以上濃くならないように作られています。
フレンチプレスで淹れた紅茶が、時間が経つと濃くなり渋みが増してしまうのはこのためです。紅茶専用に使う場合は、ティープレスがおすすめです。
フレンチプレスを使って紅茶を淹れよう!
フレンチプレスの良い所は、道具が一つで完結できる手軽さです。フレンチプレスを使った紅茶の美味しい淹れ方をご紹介します。
フレンチプレスの紅茶の淹れ方
- 汲みたての水道水を沸騰させます。
- フレンチプレスとカップにお湯を注ぎ、温めます。
- お湯を捨て、フレンチプレスの中に茶葉を入れ熱湯を素早く注ぎます。
- 蓋をして蒸らします。このときフィルターは湯面の上にセットしておきます。
- 蒸らし時間が終了したら、フィルターをゆっくり押し下げます。このとき底まで押し込むことはせず、少し隙間を開けて止めます。そうすると茶葉が潰れず、渋みや苦みが出にくくなります。
- カップに注ぎ、紅茶を楽しみましょう。
熱湯を使い、容器の中でしっかり茶葉をジャンピングさせる
→空気を含んだ新鮮なお湯を使えば、筒状の容器のでも上手にジャンピングします
フィルターを最後まで押さない
→最後まで押してしまうと、茶葉同士が潰れて雑味が出てしまうので隙間を開ける位にする
抽出後別のポットに移し替える
→そのままにしておくと、茶葉が紅茶液に浸かったままになって味が濃くなってしまうので、別のポットに移すと好みの濃さで飲み切ることができる
紅茶を淹れる場合は専用のティープレスがおすすめ
→紅茶専用のものなら、そのままでも最後まで同じ濃さで飲むことができる
紅茶におすすめのフレンチプレス
紅茶を淹れるのにおすすめのフレンチプレスの商品をご紹介します。フレンチプレス選びに迷ったら参考にしてみて下さい。
BODUM ボダム ティープレス ASSAM
デンマーク生まれのキッチンウエアブランド「BODUM」。フレンチプレスコーヒーメーカーの機能を紅茶用に作ったのが、このティープレスASSAMシリーズです。
茶葉を一度プレスしてしまえば、過抽出を防げるため最後まで好みの濃さで飲むことができます。紅茶だけでなく、ハーブティーやフルーツティーにもおすすめです。
HARIO ハリオールエレガンスコーヒー&ティーフレンチ
フレンチプレスといったら誰もが一度は見たことのある商品ではないでしょうか。耐熱性ガラスに特化したキッチンウエア「HARIO」のハリオールです。
猫足のようなエレガントなデザインで、紅茶のイメージにもぴったりですよ。
HARIO ハリオールブライトコーヒー&ティーフレンチ
同じくHARIOのハリオールシリーズの、ブライトコーヒー&ティーフレンチです。
商品名にティーと使われているだけあり、紅茶も美味しく淹れることができます。シンプルなデザインで、どんなティーカップとも相性が良いです。
フレンチプレスで淹れた紅茶を楽しみましょう
フレンチプレスはもともとコーヒー用の器具ですが、日本では紅茶を淹れる器具としてもイメージが定着しており、とても人気があります。
フレンチプレスで紅茶を淹れる時は、抽出時に下までプレスせずに少し隙間を開けて押すと茶葉の雑味が出ず美味しく淹れることができますよ。
ティーポットにはない、独特のデザインと佇まいで、いつものティータイムの印象がガラッと変わりますね。
時にはフレンチプレスを使って、いつもと違った美味しい紅茶を楽しみましょう!
ティーポットの紅茶も楽しみたい!という方は、こちらの記事もおすすめです。
急須で紅茶を淹れるという方法も!こちらの記事で解説しています。
LINE@お友達登録で200円offプレゼント中!
inkteaはネパールから直接茶葉を輸入している紅茶専門店です。
渋みが少ない、芳醇な香りで甘みのある茶葉を使用。 フレーバーティーやハーブティーも作っています。 今ならlinktea公式LINE追加で、200円オフクーポンプレゼント中です!