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紅茶に合うヨーロッパのお菓子シリーズ。今回ご紹介するのはドイツのクリスマスを祝う伝統菓子「シュトーレン」です。
11月下旬ごろからパン屋さんやケーキ屋さんで見かけますが、最近ではコンビニやスーパーでも売られるほど日本でもメジャーになってきましたね。
ゆっくり時間をかけて楽しむシュトーレンの魅力や食べ方、おうちでも作れる簡単レシピをご紹介いたします。
Contents
クリスマスまでのお楽しみ!「シュトーレン」レシピ
シュトーレンは買うものだと思っていませんか?じつはおうちでも作ることができます。中種法など色々な方法がありますが、今回はもっと手軽で簡単な作り方をご紹介します。
[材料:大1個または小2個分 / 所要時間:約180分]
- リスドォル(準強力粉)/300g
- グラニュー糖/50g
- 卵/1個
- 塩/3g
- ドライイースト/5g
- 牛乳/60cc
- 無塩バター/100g
- ラム酒/50cc
- ドライフルーツ(レーズンなど)/100g
- ミックスナッツ(くるみ、アーモンドなど)/80g
- マジパン(市販のもの)/80g
〈仕上げ用〉
- 溶かし無塩バター/適宜
- 粉糖/適宜
- グラニュー糖/適宜
〈下準備〉
- ドライフルーツは大きいものはカットする。お湯に浸して水気を切り、ラム酒に漬けておく。(出来れは前日に作り一晩おくのがおすすめ)
- ミックスナッツは生の場合、160℃のオーブンで10分ほどローストする。大きいものは荒く刻む。
- バターは1㎝角にカットして冷蔵庫で冷やしておく。
- マジパンは25㎝くらいの棒状にしておく。
[作り方]
- 大きなボウルにリスドォル(準強力粉)、グラニュー糖、塩、ドライイーストを入れて全体を混ぜ合わせる。冷蔵庫で冷やしたバターを加え、粉類をまぶしながら指先でバターをつぶすようになじませる。粉類と混ざりサラサラの状態になったらOK。
- 溶き卵、牛乳、ラム酒漬けのドライフルーツ、ミックスナッツを加えて混ぜ合わせる。粉気がなくなったら生地をひとつにまとめる。ボウルにラップをして1時間〜1時間30分くらいおく。(一次発酵)
- 生地が膨らんだらボウルから取り出し、軽く押してガスを抜く。表面がなめらかになるように再度丸めて15分ほどおく。(ベンチタイム)生地を台に取り出し、めん棒で25㎝位の楕円形に伸ばす。マジパンを中心に置いて、生地を少しずらして半分に畳む。上から軽く押さえてなじませつつ、形を整えてクッキングシートを敷いた天板にのせて30分ほどおく。(2次発酵)
- 180℃に予熱したオーブンで30分ほど焼成する。焼いている間に仕上げ用の溶かしバターを準備する。耐熱容器にバターを入れ、ふんわりラップをかけて600wの電子レンジで30秒ほど加熱する。
- 焼きあがったら熱いうちに刷毛で溶かしバターを全体に塗る。(裏面も)グラニュー糖も全体にまぶす。
- 生地がさめたら粉糖をたっぷりと全体にかけ(裏面も)、ラップでぴったりと包み冷蔵庫で寝かせる。2〜3日すると味がなじんでくるので出来上がり。
【シュトーレンと一緒に飲みたいおすすめ紅茶3選】
シュトーレンを美味しく頂くなら飲み物はやっぱり紅茶!ここでは特におすすめしたいlinktea紅茶を3種類ご紹介します。
秋摘み紅茶
紅茶の旨み成分でもあるタンニンやアミノ酸が豊富に含まれているのが秋摘み紅茶です。
茶葉本来の甘みが感じられるコクのある味わいは、シュトーレンの奥深い味わいともマッチします。ゆっくりとしたティータイムにおすすめの組み合わせです。
マサラチャイ
ドライフルーツの熟成した甘みやナッツの香ばしさには、香辛料のもつアクセントがよく合います。
オリジナルマサラを加えたlinkteaのマサラチャイも、ほどよいスパイシーさがシュトーレンに新たな味わいをプラスしてくれます。おすすめの飲み方はミルクティー。
ジンジャーティー
しょうがのピリッとした刺激と飲み口のすっきりした味わいが、シュトーレンの重い食感と甘さをリセットしてくれます。
味の濃厚なスイーツを食べるときなどは、ジンジャーティーとセットにすると後味も爽やかですね。食後の紅茶にもおすすめです。
シュトーレンてどんな食べ物?
数年前までは日本でもまだあまりなじみのなかったシュトーレンですが、今ではコンビニやスーパーでも見かけるようになりましたね。
日本でも人気のシーズンスイーツですが、そもそもシュトーレンってどんな食べ物なのでしょう?
シュトーレンはドイツで古くから食べられている伝統的なパン菓子の一種です。起源は諸説ありますが、14世紀のドレスデンという町で誕生したといわれています。
たっぷりバターを使ったリッチな生地に、洋酒漬けにしたドライフルーツやナッツを練り込んだ贅沢なパン菓子で、表面に粉糖がまぶしてあり見た目が真っ白なのが特徴です。
シュトーレンとはドイツ語で「坑道」という意味がありますが、その見た目から白いおくるみに包まれた幼子イエス・キリストをイメージしているともいわれています。
クリスマスまで毎日スライスして食べることで、イエス・キリストの降誕を待ち望むという意味もあるようです。
ちなみに日本では「シュトーレン」と呼ばれていますが、ドイツ語では「シュトレン」という発音で呼ばれています。
本場ドイツでのシュトーレンの食べ方
シュトーレンは日持ちするお菓子で、焼き上げてから時間が経つにつれて美味しさが増し味わいが変化していきます。
ドイツではクリスマス前の4週間をアドベントと呼び、クリスマスまでの特別な時間を過ごす習慣がありますが、シュトーレンはその間毎日薄くスライスして食べられます。
スライスするときは、端から切るのではなく、まず真ん中から半分にカットします。そしてその日に食べる分だけ中央からスライスします。
残ったシュトーレンは切り口同士をピッタリと合わせ、空気にふれないようにラップで包んで保管します。そうすることで最後まで乾燥することなく美味しく食べることができます。
味の変化を楽しみながらクリスマスを心待ちにするなんて、とてもワクワクしますね!シュトーレンの切り方を知らなかった方もいらっしゃると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
シュトーレンと紅茶で過ごすクリスマスまでの毎日
12月は一年最後のしめくくりの月です。イベントもたくさんありますが、やはりクリスマスは気持ちがウキウキしますね。
今年はクリスマスまでの間の時間もシュトーレンと共に楽しんでみてはいかがでしょうか?
手作りシュトーレンとお気に入りの紅茶で、素敵なアドベントティータイムをお過ごし下さい。
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