イギリスのティータイムには焼き菓子が欠かせません。特に、簡単につまめるショートブレッドは誰もが愛する定番菓子です。
今回はそんなショートブレッドの美味しいレシピをご紹介したいと思います。材料もご家庭にあるもので作れるので、気軽にチャレンジしてみてくださいね。
Contents
英国で愛される定番菓子「ショートブレッド」:レシピ
ショートブレッドには色々な形がありますが、今回は大きな丸形に焼き上げます。成形は指とフォークで出来るので型がなくても手軽に作れます。
バターの風味が口いっぱいに広がり、あとひとつ・・と後引く美味しさ、私自身が一番よく作るイギリス菓子です。
丸形は見た目も可愛く、お土産やプレゼントにもおすすめです。
材料
[直径18㎝丸形1枚分・所要時間40分(冷蔵庫で休ませる時間は省きます)]
- 無塩バター(できれば発酵バター)/80g
- 薄力粉/120g
- グラニュー糖/40g
- 塩/ふたつまみ
作り方
- バターは常温に出しておく。ボウルにバターを入れ、ゴムベラで柔らかく練っておく。グラニュー糖、塩を加え、泡だて器に持ち替えて白っぽくなるまで混ぜ合わせる。
- ふるった薄力粉を加えて、ゴムベラでさっくりと切るように混ぜ合わせる。粉気がなくなってきたら全体をまとめて、ラップで包み冷蔵庫で1時間以上休ませる。
- ラップをはずし、オーブンシートの上で直径18㎝くらいの丸形になるように綿棒でのばす。(上にラップをして作業すると綿棒も汚れすスムーズです)
- 8等分に包丁で切り目を入れる。縁は親指と人差し指を使って押して波目状に模様をつける。表面にフォークで穴をあける。
- 180℃に予熱したオーブンで20分ほど焼成する。焼き色がしっかりついたら取り出して、切り目に再度ナイフを入れる。ケーキクーラーにのせて冷ます。
- 生地を冷蔵庫で休ませることで、生地のグルテンが落ち着きサクサクとした食感になります。
- 縁の波目模様が難しかったらそのままでも大丈夫です。模様もお好みで楽しんでください。きれいな丸形にしたい場合は、18㎝のケーキ型で抜くときれいに仕上がります。
- 冷めてからカットすると崩れる恐れがあるので、まだ温かいうちにカットしましょう。
- 生地に紅茶やココア、フルーツピールなどを加えてアレンジも楽しめます。
- すぐに食べきれない時は、密封容器に乾燥剤を入れて保存しましょう。2〜3日は美味しく召し上がれます。
ショートブレッドに合うおすすめ紅茶
材料がとってもシンプルなショートブレッド。そのためどんな紅茶ともよく合います。その中でも特におすすめの組み合わせをご紹介します。
ミルクティー
イギリスのティータイムといえば、たっぷりのミルクを加えたミルクティーですよね。
濃いめの紅茶液を抽出して作るミルクティーは、まろやかな味わいの中にもしっかりとした深みやコクが感じられます。
イギリスでもショートブレッドにはミルクティーを合わせるのが定番なので、ぜひ一度試してみてください。
ディンブラ
バターをたっぷり使った焼き菓子は後味が重たくなりがちです。
口の中の後味をさっぱりさせたいときは、渋みや爽快な味わいの紅茶を組み合わせましょう。ディンブラの他にもウバやキーマン、ルフナなどがおすすめです。
キレのある春摘み紅茶も非常に相性が良いです。
フレーバーティー
ショートブレッドは素朴な味わいなので、フレーバーティーなどの香りが楽しめる紅茶も美味しく召し上がれます。
爽やかな柑橘系のアールグレイやフルーティーな香りのストロ-ベリーティーなどlinkteaの紅茶にもよく合います。
その時の気分によってお好みの紅茶と一緒に楽しんでみてください。
ショートブレッドってどんなお菓子?
ショートブレッドはスコットランド発祥の焼き菓子で、さくさくほろほろとした食感とバターの豊かな香りが特徴のお菓子です。
名前を直訳すると「ショートブレッド=短いパン」となりますが、そうではなくて「short=さくさく、ほろほろとした」という食感を表現しています。
基本材料は一般的に砂糖、バター、小麦粉、塩の4つの素材から作られていて、それぞれの材料を「砂糖・バター・小麦粉=1:2:3」の配合で混ぜて作られています。
形も様々で、長方形のフィンガータイプのものや丸形に大きく焼いたもの、一口サイズのものなど色々な種類があります。
見た目もシンプルで素朴な味わいだからこそ、繊細な紅茶とも相性がぴったり。イギリスのティータイムに欠かすことのできない愛され定番菓子です。
ショートブレッドとクッキーの違いとは
ショートブレッドとクッキーは見た目や食感がとても似ていますが、何が違うのでしょうか?
ショートブレッドは砂糖、バター、小麦粉の3つが基本材料ですが、これに卵や牛乳を加えたものがクッキーの基本材料になります。
ショートブレッドはバターが多く使われているので、どっしりした口当たりとさくさくほろほろとした食感が特徴です。
一方、クッキーは卵(牛乳)を使っているため、ショートブレッドに比べて軽い口当たりで卵の風味も感じられます。
どちらもレシピや作り方によって味や食感も変わってくるので一概にはいえませんが、明確な違いはなく、どちらも美味しい焼き菓子です。
ちなみにイギリスでは焼き菓子のことをクッキーとは呼ばず、ビスケットと呼んでいます。
セカンドフラッシュを使ったショートブレッドのレシピもおすすめです♪
材料3つで作れる、紅茶のメレンゲクッキーのレシピです
紅茶にぴったりの焼き菓子でイギリス流ティータイムを
今回は大きな丸形に焼いて切り分けるタイプのショートブレッドをご紹介しました。定番のフィンガータイプもいいですが、見た目が変わるだけで違ったイメージになりますね。
もちろん、このレシピでフィンガータイプに焼いていただいても大丈夫です。
ショートブレッドはビスケットやクッキーよりも材料が少なく作り方も簡単なので、はじめてお菓子を作る方にもおすすめの焼き菓子です。
お好みでチョコチップや抹茶など加えて、アレンジを楽しむのもいいですね。
ティータイムのお供にはもちろん、おやつやプチギフト、お土産にもぴったりです。イギリス定番焼き菓子のショートブレッドをぜひ作ってみてください。
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