紅葉が見頃を迎える11月。過ごしやすい秋から寒さの厳しい冬へと、季節が移り変わっていく月でもありますね。
そんな季節に美味しさを迎える果物といえば柿です。今回は柿を使ったおもてなしにもぴったりのお菓子をご紹介!
合わせる茶葉は、ショウガのピリッと感とゆずの香りが爽やかな「ジンジャーティー」。ジューシーな柿をたっぷり使った贅沢なリングケーキです。
日本の秋といえば柿!
秋といえば、読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋・・と、秋に結び付く言葉はたくさんあります。
収穫も多く、日没が早くなることもあり、一年の中でも快適に過ごせる季節ですよね。そんな実りの秋を代表する果物といえばやっぱり柿!
軒先の柿の木に実がたくさんついているのを見ると「秋だな~」と実感しませんか?柿は日本の秋には欠かせない果物。そんな柿について詳しく見てみましょう。
甘柿と渋柿の違いって?
柿は大きく2つに大別され、「甘柿」と「渋柿」に分けられます。柿は元々渋みのある渋柿でしたが、突然変異で生まれたのが甘柿です。
この2つの違いは実の熟し方にあります。柿の渋みの正体は水溶性のタンニンで、口の中で溶けるため渋みを感じます。
実は甘柿に分類される柿も、熟していない時は渋みがあり、熟す過程でタンニンの性質が水溶性から不溶性に変化し食べても渋みを感じなくなります。
一般的にいわれている甘柿と渋柿の見分け方は、
- 甘柿→形が比較的丸くて厚みがあり、種がある(代表品種:富有、次郎など)
- 渋柿→形が四角く平べったい、種がない(代表品種:西条、平核無など)
※例外的に品種によって、形が大きく三角形の柿もあります。
ちなみにお店で売られている柿は、産地で渋抜きされてから出荷されています。また自宅で採った渋柿は、渋抜きや干し柿にすれば渋みが抜けて甘くなるので、ぜひ試してみてくださいね。
柿とショウガは相性抜群
柿には免疫力を高める働きが期待できる「ビタミンC」や「β-カロテン」が含まれています。
またジンジャーティーの中のショウガには、血行促進によって身体を芯から温めてくれる働きがあります。
気温が下がり体調を崩しやすい季節こそ、柿とショウガの組み合わせはおすすめです。相乗効果で風邪予防にも効果的ですよ。
美味しいケーキで、日々の免疫力を高めましょう!
柿とジンジャーティーのリングケーキ:レシピ
熟した柿があったら、ぜひ作ってほしい季節の紅茶ケーキ。ふわっとした軽めのケーキ生地に、たっぷりと柿を加えて秋の味覚を楽しみましょう。ほのかに香るショウガの風味と紅茶がアクセントになっています。
[エンゼルリング型15㎝1台分]
- 卵/1個
- きび糖/45g
- 菜種油または太白ゴマ油/60g
- はちみつ/10g
- linkteaジンジャーティー/ティーバッグ1袋
- 薄力粉/90g
- アーモンドパウダー/20g
- ベーキングパウダー/3g
- 牛乳/40㏄
- 柿(熟したもの)/1個
- 粉糖(仕上げ用)/適宜
<型準備>
・エンゼル型に無塩バター(材料外を)たっぷりと塗り、薄力粉をつけて余分な粉を落とし、冷蔵庫に入れて冷やしておく。
- 柿は皮をむいて細かく刻んでおく。ジンジャーティーはティーバッグから茶葉を出して、ミルで細かく粉砕しておく。
- ボウルに卵を割り入れ、きび糖とはちみつを加えて泡立て器でよく混ぜる。少しずつ菜種油を加えて、その都度しっかり混ぜ合わせる。粉砕した茶葉を加える。
- 薄力粉と粉類を合わせてふるいながら②のボウルに加える。牛乳を加えて混ぜる。
- 細かく刻んだ柿を生地に加えて、全体を混ぜ合わせる。
- 型に生地を流して、175℃に予熱したオーブンで20~25程焼成する。竹串をさして生地がつかなければ焼き上がり。オーブンから出したら10㎝ほど高い位置から型を落としショックを与える。(生地の焼き縮みを防ぐため)型を逆さにして網の上にのせ、型を外して冷ます。
- 表面にお好みで粉糖を振って出来上がり。
- 熟した柿を使うと生地となじみ、食感がよくなります。
- 固い柿を使う場合は、刻んだ柿を手鍋に入れて、大さじ1ほどの砂糖をまぶして弱火で10分ほど煮てコンポートにしましょう。生地に混ぜるときは冷めたものを加えます。
- エンゼル型は熱伝導が良いので、短時間で焼き上がります。アルミ製の型は生地がはがれにくいので、上記の型準備をきちんとおこなってください。
- エンゼル型がない場合は、マフィン型やパウンド型でも焼くことができます。
11月の旬×紅茶
柿以外にも旬のフルーツはたくさんあります。11月の実りを紅茶のアレンジティーで楽しみましょう。
栗
和栗は品種によって旬の時期が違い、9月から11月頃まで美味しい栗が楽しめます。茹で栗や焼き栗などそのままの味を楽しむのも良いですが、モンブランなどのお菓子も人気がありますよね。
紅茶と栗を合わせるなら、甘いマロンミルクティーがおすすめです。自家製のマロンクリームを作るもの贅沢ですが、手軽に市販のマロンクリームを使っても美味しいです。
濃いめに煮出したミルクティーにマロンクリームを溶かし、上に生クリームを浮かべれば、秋のほっこりデザートティーが楽しめます。
ゆず
ゆずは奈良時代から栽培されている、歴史の古い柑橘系です。爽やかな香りが特徴で、料理のアクセントや調味料として使われてきました。
少量でも風味が加わるので、ゆずの皮を紅茶に浮かべて、簡単ゆずティーのアレンジはいかがでしょうか?いつもの紅茶にゆずの香りがプラスされて、いつもと違った味わいが楽しめます。
秋の味覚を紅茶と一緒に楽しみましょう
そのまま食べても美味しい柿を、ジンジャーティーと合わせてリッチなケーキに仕上げました。
ふんわり軽い生地に、柿の優しい甘さとほどよい食感が楽しめ、午後のティータイムにもぴったりです。
リング型のケーキは焼きっぱなしでも見た目が可愛く、プレゼントやおもてなしの席など見栄え良くおすすめです。真ん中にフルーツや生クリームをたっぷり詰めれば、お祝いケーキにも良いですね!
ぜひたっぷりの紅茶を用意して、自家製ケーキと共に秋のティータイムを楽しんでください。
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