小さな頃から身近にある駄菓子。そんな駄菓子にも紅茶を加えて、ちょっぴりおしゃれに美味しくアレンジしました。
linkteaの紅茶を使ったレシピ第17弾は、懐かしの味「かりんとう」です。え?手作りできるの?という方もいると思いますが、作りたてのかりんとうの美味しさは格別です。
常備おやつとしてもおすすめの紅茶かりんとう。では、さっそくご紹介します!
かりんとうって何?
かりんとうは、小麦粉に砂糖、水、イーストに塩や重曹を合わせて練り、棒状に成形した生地を植物油で揚げて、黒砂糖や白砂糖で作った蜜をからめて乾燥させた和菓子の名称です。
「かりん糖」や「花林糖」と書かれることもありますが、昔から慣れ親しんできた駄菓子のイメージから「かりんとう」と、ひらがなの方がしっくり感じるような気がします。
最近では生地にゴマ、抹茶、野菜、果物などのパウダーを混ぜた、色鮮やかなかりんとうも多く、おしゃれなパッケージの「かりんとう専門店」も人気があります。
ヘルシー志向の方には、油で揚げずに生地を焼いて蜜をからめた焼きかりんとうもあるので、お好みで色々試してみてくださいね。
かりんとうの歴史
かりんとうの起源については諸説あり、有力とされているのは奈良時代の遣唐使によってもたらされた唐菓子といわれています。
当時の唐菓子はとても高級品で、一部の上流貴族しか口にできないものでした。それが庶民にまで広まったのは江戸時代頃。その当時は小麦粉をこねて棒状にして揚げた、かりんとうの原形ともいえるお菓子で、「花りんとう」という名で売り出され一気に評判を呼びました。
その後明治時代には、現在のような黒糖をからめたかりんとうが登場し、東京浅草を中心に全国に広まっていったといわれています。
かりんとうに黒糖が使われた理由としては、当時白砂糖がとても高級品で中々手に入らなかったため。しかし黒糖の深いコクと素朴な味わいがかりんとうの良さを引き出し、庶民のお菓子として人気が定着しました。
かりんとうの長い歴史の中で、地域によっても色々な特色が生まれ、かりんとうと一言でいっても様々な商品が販売されています。
紅茶のかりんとうを作ろう
手作りのお菓子というイメージがあまりないかりんとうですが、お家にある材料で作ることができます。
紅茶の茶葉を生地と蜜に加えた、紅茶の香りと食感が楽しい紅茶づくしのかりんとう。蜜とからめた茶葉のアクセントがポイントです。
- 薄力粉/200g
- ベーキングパウダー/3g
- linktea紅茶/ティーバッグ1袋
- 豆乳(牛乳や水でも可)/80~85㏄位
- 菜種油/10㏄
- 塩/少々
- きび糖(黒糖でも)/20g
≪蜜用/白かりんとう・黒かりんとう半々で作る場合≫
▼白かりんとう
- きび糖(てんさい糖でも)/50g
- 水/10㏄
- linktea紅茶/ティーバッグ1袋
▼黒かりんとう
- 黒糖/50g
- 水10㏄
- 醤油/小さじ¼
- linktea紅茶/ティーバッグ1袋
※どちらか一方の味で作る場合は、分量を2倍にして作ってください。
- 薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく。生地用の茶葉は細かく粉砕しておく。
- ボウルに生地の材料をすべて入れて、手で混ぜ合わせる。粉気がなくなったら手の平を使ってこねる。表面にツヤが出てきたら生地を丸めて、ラップで包んで30分ほど休ませる。(夏場は冷蔵庫へ入れる)
- 生地をめん棒で厚さ5㎜位にのばし、包丁で細長く切る。縦5㎝×横1㎝位の大きさにカットした生地を、手のひらでかるく転がし丸みをつける。生地同士がくっつくようなら、分量外の薄力粉を少しまぶすと作業しやすい。(油で揚げると膨らむので、少し細いくらいで大丈夫です)
- 160℃の揚げ油に入れて、途中返しながらキツネ色になるまで揚げる。火加減は弱火から中火位。
≪蜜を作って仕上げる≫
- ティーバッグの袋のまま茶葉を指で押して細かく砕く。袋から取り出しておく。
- 手鍋に蜜用の材料を入れて火にかける。中火にして煮詰めていき、白っぽく細かな泡が透明で大きな泡になったら、揚げたかりんとうを加えて全体にからめる。
- バットやオーブンシートの上にうつし、くっつかないように手早く広げる。冷めて乾いたら出来上がり。
- 今回はセカンドフラッシュを使用しています。他にはアールグレイやチャイなどもおすすめです。
- 薄力粉の分量を半分強力粉に置き換えると固い食感になります。その場合は、分量より豆乳を足して、生地の固さを調節しましょう。
- こねた生地はラップに包んで冷蔵庫で2日程保存が可能です。少しずつ揚げたてを食べたい方は、小分けにして冷蔵しておくと便利です。
- 蜜の砂糖をきび糖にすると、紅茶の香りが際立ちあっさりとした甘さを楽しめます。砂糖を黒糖にすると、ザクッとした食感と香ばしい甘さを楽しめます。
- 冷めたら密封容器に移して、湿気のない場所で保存しましょう。常温で2週間は美味しく食べることができます。
かりんとうはこんな時にもおすすめ
素朴で飽きのこない味が人気のかりんとう。日々のおやつや小腹が空いた時などにも良いですが、日持ちがするため、保存食としてストックしておくのもおすすめです。
かりんとうの主材料である小麦粉や砂糖などは栄養価もカロリーも高いため、災害時用などの非常食セットの中に入れておくのも良いですね。
かりんとうの嬉しい効果
かりんとうには一般的に黒糖が使われますが、黒糖は砂糖の種類の中でも特にミネラルが豊富で、身体によい効果があるともいわれています。
多くのミネラルの中で、特に注目されているのがモリブデンです。必須ミネラルの一つであるモリブデンは、糖や脂質の代謝を助ける役割を担っています。
その他、貧血予防や造血作用、神経を正常化させる働きなど、かりんとうを食べることで身体にも嬉しい効果が期待できます。
ついカロリーが気になりがちですが、食べる量をきちんと把握していれば逆に身体に良い食べ物といえるでしょう。
蜜に茶葉を加えれば、紅茶をまるごと摂取できるので、より高い健康効果が期待できますね。
かりんとうは紅茶にもぴったりのお菓子
かりんとうは和菓子の分類のため、煎茶や番茶に合わせるお菓子というイメージがありますが、紅茶ともとっても相性が良いです。
linkteaのセカンドフラッシュのように、すっきりとした爽やかな渋みを感じる紅茶は、口の中をすっきりさせてくれるので特におすすめの組み合わせです。
また、乳製品とも良く合うのでリッチなミルクティーとの組み合わせも抜群です。
ぜひ色々な紅茶と合わせてみて、あなたのお気に入りのペアリングを見つけてみてくださいね。
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