春から初夏へ季節が移り変わる5月。自然の新緑も美しく、行楽やお出かけにも最適な時期ですよね。
そんな時に美味しい旬を迎える果物のひとつが「オレンジ」です。一年間を通してスーパーや八百屋に並ぶオレンジですが、ちゃんと旬はあります。
今月は、オレンジと同じ柑橘系の香りをつけたフレーバーティー「アールグレイ」を使った、とびきり美味しい紅茶デザートをご紹介します。
こどもの日、母の日など、お祝いの日のイベントもたくさんあるので、そんな日にもぜひ作ってみてください。
Contents
知っておきたいマメ知識!オレンジは品種によって旬が違う
オレンジはそのまま食べるのはもちろん、ジュースや料理、お菓子の材料など幅広く親しまれている人気のフルーツですね。
スーパーでも通年通して手軽に買えるため、意外と旬がいつなのか知っている方も少ないのではないでしょうか?
一見同じようにみえるオレンジにも品種があり、それぞれ旬が違います。ここではオレンジの品種の特徴と旬についてご紹介します。
オレンジの品種 | 旬(食べ頃時期) |
---|---|
バレンシアオレンジ | 4~10月頃 |
ネーブルオレンジ | 11~3月頃 |
国産もの | 1~3月頃 |
バレンシアオレンジ
バレンシアオレンジは果汁が多く酸味があり、香りが強い品種です。そのため生食はもちろん、ジュースの原料やお菓子の材料など加工にも最適です。名前の由来はスペインのバレンシア地方からつけられていますが、輸入品のほとんどがアメリカ(フロリダ産、カリフォルニア産)になります。春から秋にかけて旬となります。
ネーブルオレンジ
ネーブルオレンジは、おしりのところにおへそのようなくぼみがあるのが特徴で、名前の由来もその見た目からきています。(ネーブル=おへそという意味)
寒い季節に旬を迎えるネーブルオレンジは、甘みが強く味が濃いのが特徴。また種がほとんどないのも特徴のひとつです。
国産もの
スーパーで売られているオレンジはほとんどが外国産ですが、日本国内でも生産されています。品種はおもにネーブルオレンジが多く、広島、和歌山、熊本などで栽培されています。
その他にも、マンダリンオレンジやブラッドオレンジなど色々な品種があります。それぞれの旬を知って美味しい時期を味わいましょう。
クレームブリュレってどんなお菓子?
クレームブリュレはフランスの伝統菓子で、フランス語で「焦がしたクリーム」という意味のお菓子です。
最大の特徴は、表面に砂糖を覆いバーナーでキャラメリゼした層を作ること。この表面の硬いカラメルをスプーンで割りながら食べるのがこのお菓子の醍醐味です。
アメリというフランス映画で主人公が大好きなデザートにクレームブリュレが登場し、当時日本でも有名になりましたね。
表面のカラメルは時間が経つと溶けて硬さがなくなってしまうので、食べる直前に仕上げて、すぐに食べないといけません。
そのためケーキ屋さんではあまり見かけませんが、カフェやレストランなどでは人気のデザートです。
プリン、カタラーナとの違い
クレームブリュレに似たお菓子でプリンがありますが、その違いは基本材料と食感です。
クレームブリュレのカスタードは生クリームと卵黄から作られるため、普通のプリンより柔らかく、濃厚な味わいになります。
一方プリンは牛乳と全卵で作られており、食感も硬めでクレームブリュレに比べるとさっぱりした仕上がりです。
プリンはカラメルを敷いて焼き上げるのに対し、クレームブリュレは焼成後に表面をキャラメリゼするところも違いますね。
また、スペイン菓子でカタラーナというお菓子があります。こちらはクレームブリュレと同様、表面をキャラメリゼしているので見た目も似ています。
こちらは材料に小麦粉を加えて焼くため、上記の2つより食感もしっかりしています。また焼いたものを冷凍庫で凍らせてからキャラメリゼするので、アイスのように冷たいところも特徴的です。
どれも卵と乳製品を使ったカスタードのような味ですが、材料の違いや作り方によってそれぞれの美味しさも変わります。ぜひ機会があったら食べ比べてみてくださいね。
オレンジとアールグレイのクレームブリュレ:レシピ
クレームブリュレの美味しさは、何といっても表面のパリパリキャラメリゼを崩しながら中のクリームと一緒に食べること。
一般的にキャラメリゼにはカソナードと呼ばれるフランス産のブラウンシュガーを使いますが、今回は手軽なグラニュー糖で代用します。
もしカソナードがある方はそちらをお使いください。また三温糖でも代用が可能です。出来立ての美味しさを味わう、アールグレイ香る爽やかなデザートです。
材料[ココット3個分]
- 牛乳/110㏄
- linkteaアールグレイ/ティーバッグ2個
- 36%生クリーム/100㏄
- 卵黄/2個分
- きび糖/30g
- オレンジ/1個
<キャラメリゼ用砂糖>
- グラニュー糖または三温糖/適宜
作り方
- オレンジは表面をよく洗い、水気をしっかりふき取る。表皮をおろし器ですりおろし、とっておく。オレンジの形に添って上から下に包丁を動かし、皮をむく。薄皮にそって包丁をいれ、果肉を一房ずつ切り離しておく。(飾り用に少しとっておく)
- 手鍋に牛乳を入れ沸騰直前まで温める。ティーバッグから茶葉を取り出し鍋に入れ、蓋をして火を止め10分ほど蒸らす。
- ボウルに卵黄を入れ泡立て器でほぐす。きび糖を加え良くすり混ぜる。オレンジ皮のすりおろしを加えて全体を混ぜ合わせる。②の紅茶液に生クリームを加え、漉しながら卵黄のボウルに加える。よく混ぜたらもう一度漉す。オレンジの果肉をいれたココットに流し表面の泡をとる。
- 高さのある天板にのせ、ココットの半分くらいまで熱湯を注ぎ、140℃に予熱したオーブンで20〜25分ほど湯煎焼きする。オーブンから取り出したら粗熱をとり、冷蔵庫でしっかり冷やす。
- 食べる直前に、表面にグラニュー糖を薄く振りかけバーナーでキャラメリゼする。2〜3回繰り返すとパリパリになります。残したオレンジ果肉を飾って出来上がり。
- キャラメリゼする時は、グラニュー糖を大量にふりかけないよう気をつけましょう。中のグラニュー糖が溶ける前に表面が焦げすぎてしまったり、バーナーをあてる時間が長くなってブリュレが溶けてしまうことがあります。少量ずつ、何度か繰り返すことがポイントです。
- コアントローなどオレンジのお酒を少し加えると、風味が増して美味しいです。
- バーナーがない場合は、魚焼きグリルで様子を見ながらキャラメリゼしてみてください。
- オレンジ果肉はすべて生地の中に入れて焼いてもOKです。
柑橘が香る濃厚デザートで初夏のティータイムを
レストランやカフェでしか食べられないデザートと思われがちなクレームブリュレですが、作り方はプリンに似ていて自宅でも簡単に作ることができます。
作りたての美味しさを味わえるのは、自宅で手作りする醍醐味ですね。初夏の爽やかな季節にぴったりの紅茶スイーツレシピにぜひチャレンジしてみてください。
今回はアールグレイを使用しましたが、季節によってはストロベリーティー味のクレームブリュレにフレッシュのいちごを合わせたり、マサラチャイティーで作ってスパイシーな味わいを楽しむのもおすすめです。
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