黄金桂(おうごんけい)とは、中国のごく一部分のみにて生産される烏龍茶の一種です。
烏龍茶と紅茶は同じ茶葉からできていることから、「黄金桂は紅茶の一種なの?」と勘違いしてしまいやすいかもしれませんね。
今回は黄金桂の味わいや効果効能などに着目しつつ、美味しい飲み方についても触れていきましょう!
Contents
黄金桂とは?
烏龍茶の一種である黄金桂ですが、どのようなお茶なのでしょうか?
黄金桂の味や香り、品種
黄金桂(おうごんけい)とは中国茶の一種で、烏龍茶と同じ「青茶」に分類されています。
そもそも烏龍茶・緑茶・紅茶も、全て同じ「カメリアシネンシス」というツバキ科の茶の樹からできています。
この茶の機から採取された葉を乾燥・発酵させて緑茶や紅茶が作られるのですが、黄金桂は茶葉の発酵を途中でストップした「半発酵茶」の部類。
完全に発酵させて作られた紅茶は味わいやコクも半発酵茶より深く、水色も茶色っぽく濃い色になっているのが特徴的ですよね。
半発酵茶である黄金桂は水色が薄い黄金色をしていて、ほのかに漂う佳花(キンモクセイ)
の香りから「黄金桂」と名付けられました。
黄金桂の主な産地は、中国福建省安渓県。生産量がごくわずかということで、希少価値が高いお茶として知られています。
カフェインの量が多い
また、カフェインの量が多いことでも有名な黄金桂。
カフェインの作用によって胃を荒らしたり不眠などにもつながったりする場合があり、「茶に酔う」と表現されることもあります。
リフレッシュしたいときには最適ですが、飲み過ぎや就寝前の飲用は避けるようにしたいですね。
黄金桂の味は?烏龍茶とどう違う?
金色の水色とキンモクセイの香りが華やかな黄金桂は、「金の烏龍茶」と別名がつくほど華やかで上品な飲み口です。
すっきりとした後味ですが、キンモクセイの甘い香りがいつまでも口の中に広がるよう。
烏龍茶によっては渋みが強いものもありますが、黄金桂の飲み口はいたってすっきりとしているのが特徴的!
ほのかな甘さがすっきりとした飲み口をさらに引き立ててくれるため、渋みが苦手な人でもきっと美味しく飲めることでしょう。
黄金桂の楽しみ方
繊細なキンモクセイの香りを楽しむには、やはり一煎茶(一番最初に煎れるお茶)がおすすめです。
二煎、三煎と繰り返し煎れていくにつれて緑茶に近い濃厚な旨みを感じることができるため、飽きずに飲むこともできそう。
こうした飲み口の違いを楽しむこともできるので、茶葉の量や蒸らし時間を自分好みに調整して満足のいく煎れあがり具合を見つけてみてください。
黄金桂の効果効能は?
ここでは、黄金桂に期待できる効果効能についてまとめてみたいと思います。
リフレッシュ効果
黄金桂にはカフェインが多く含まれているため、脳を覚醒させてリフレッシュさせてくれる効果が期待できます。
カフェインを摂取することによって「疲労回復につながる」という見解もありますが、それはカフェインを摂取することで体が覚醒し、疲労感を「感じにくくなっている」だけのこと。
カフェインの影響がなくなるのは個人差がありますが、だいたい6時間程度は覚醒作用が働くと考えられています。
カフェインの覚醒効果を利用する場合は疲労回復の目的ではなく、あくまでも「一時的なリフレッシュのため」と考える必要がありそうですね。
蓄積した疲労はカフェインを利用するのではなく、睡眠や食生活を整えることで回復させていくことが望ましいでしょう。
ダイエット効果
カフェインの働きは、脳を覚醒させるだけではありません!
「利尿作用」「血行促進作用」「脂肪分解酵素を促進」などダイエットにも嬉しい効果がたくさんあるので、飲むタイミングを選べば効率的にスリムを目指せることでしょう。
ただ、カフェインを摂取しすぎてしまうと逆効果になってしまう場合もあるため、飲む頻度や量には最新の注意が必要。
アレルギー予防や緩和
黄金桂に含まれているカテキンには、抗アレルギー作用や抗炎症作用があることでも有名です。
黄金桂をラットに用いた実験においては、黄金桂に強いアレルギー抑制作用が見られたという発表も。
くしゃみや鼻づまりはもちろん、目のかゆみなどを併発する通年性アレルギー性鼻炎を患っている人には、症状の緩和・予防目的として黄金桂を利用する方法もおすすめです。
集中力アップ
黄金桂はカフェインがとても多いため、カフェインの働きをダイレクトに映し出します。
集中力アップもそのうちのひとつで、カフェインが交感神経を刺激することによって集中力を高めると考えられています。
消化促進作用
カフェインには消化をサポートする「胃酸」の分泌を促進する働きがあるため、消化促進のためにもおすすめです。
ただ、胃腸が弱っているときに大量のカフェインを摂取すると返って胃腸が荒れてしまう場合もあるので、体調を十分に考慮して飲むことが重要です。
黄金桂の美味しい飲み方
ここでは、華やかな味わいである黄金桂の良さをぐっと引き出すような、美味しい飲み方をご紹介します。
ホットで
- 茶器を熱湯で温めておく
- 茶葉5g(大さじ約1杯)に対し、お湯100ccを目安にしてゆっくりと注ぐ
- 数秒したらお湯を全て捨て、また新しいお湯を注ぎなおす
- 30秒ほど蒸らして完成
黄金桂の華やかな香りを楽しむためには、やはりホットで飲むのが最適です!
茶器が冷たいとお湯を注いだ瞬間に温度が下がってしまい、茶葉本来の味を引き出すことができません。
「熱湯を使用して茶器を温めておく」という行程は手間ではありますが、黄金桂の華々しい香りを楽しむためには欠かすことができないでしょう。
また、3の行程を「洗茶(せんちゃ)」といい、茶葉を開きやすくする目的で行われます。
洗茶は必須行程ではないものの、洗茶をすることで「茶葉本来の味を最大限に引き出すことができる」とも考える人も少なくありません。
水出しで
水出し用のティーバッグを使用すれば、水の中に入れておくだけで簡単に冷たい黄金桂を作ることができます。
ホットでは立ち上がる華やかな香りを堪能することができますが、水出しにするとやや引き締まった印象でさらにすっきりとした飲み口に感じるでしょう。
水出し用の黄金桂は豊富に販売されていて、中には「烏龍茶ブレンド」「ハーブブレンド」なんてものも。
簡単に作ることができる水出しの黄金桂は、暑い夏場にも最適な飲み方といえます。
黄金桂のおすすめ3選
華やかな香りとわずかな甘さが特徴的な黄金桂。
ここでは、おすすめの黄金桂を3つご紹介します!
王品黄金桂50g
黄金桂と一言でいっても、そのランクは幅広く分けられていることをご存じでしょうか?
「王品、極品、特級、1級、2級、3級・・・・」とたくさんのランクが存在する中で、こちらの王品黄金桂はわずか3%のお茶につけられる「王品」という階級が与えられています。
黄金桂の中でも最も上級の茶葉ともいえる王品の黄金桂は、キンモクセイのような香りが最大の魅力!
原料には薄味で香りの強い「黄淡(こうたん)」という品種が用いられ、苦みを出さないようにこだわって作られました。
「苦みが全くない!」といわれるこちらの王品黄金桂は、黄金桂の売りである「甘く優しい香り」をしっかりと堪能することができるでしょう。
黄金桂茶 100g 中国茶 オウゴンケイ
無添加の天然黄金桂を100%使用したこちらの商品は、残留農薬検査等に全てクリアしている安心安全の茶葉を使用しています。
華やかな香りとさっぱりとした飲み口は万人受けしやすく、リフレッシュタイムや食事のお供としても最適でしょう。
「一煎はキンモクセイの香り、二煎は桃の香り」といわれているそうなので、香り重視派さんには特におすすめ!
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中国茶お試しパック(テトラパック6個入)
「黄金桂を試してみたい」「他の中国茶も気になる」という人には、こちらのお試しパックがおすすめです。
「ジャスミン茶」「プーアール茶」「雲南紅茶」「ライチ紅茶」「鉄観音」「黄金桂」という中国を代表する6つの味を楽しむことができ、黄金桂の味わいを比較しながら感じることができます。
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華やかな香りの黄金桂♡中国茶でリラックス&デトックス
キンモクセイの香りと、すっきりとした飲み口が印象的な黄金桂。
「中国茶は種類が多くて選べない」という人は、まず黄金桂から試してみましょう!
華やかな香りとクセのない味わいに、すっかり魅了されてしまったという人も珍しくありませんよ。
紅茶と烏龍茶の違いは?こちらで解説しています
こちらも中国の一部で生産されているお茶です。
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