毎年2回以上ネパールを訪れています。
ネパールへは直通がないので、私たちはいつもタイ経由で向かっています。滞在としては1週間〜10日間です。
飛行機の窓から見て、いつも雲より高い山が見え始めたらネパールに来たことを実感します。
ネパールの空港に着くと、初めての方は客引きの多さにビックリするかもしれません。
私たちは人混みをかき分けて、知り合いと合流し、その人の家かホテルで宿泊します。
空気が澄み渡るとヒマラヤ山脈が見えるので、深呼吸をしたくなっちゃいます。
2日間くらい、カトマンズを動き回って体を慣らしつつ市内の雑貨屋さんやアパレル工場を見て回ります。(ネパールの雑貨なども今後作りますので、お楽しみに!)
数日滞在してからようやく私たちの目的地であるイラムに向かいます。イラムはネパールの東端にあるエリアです。
カトマンズからいく方法は2つ
- 飛行機で近くの空港まで行き、車移動
- 車移動
今回は②の車移動のみで向かいました。
ざっとgoogleマップで計算しても12時間25分です。
途中お知り合いの家に泊まるので、片道2日間かかります。(帰りは1日の弾丸)
500kmの距離しかないのですが、半分山道を走るのでとても険しい道のりです。
山をぬっていきながら、人間の手がかかっていな大自然の中を走るのは圧巻です。
その分、紅茶のシーズンは雨季なので、大雨が降ると道が崩れて通れないこともザラにあります。
こんな長時間の道のりでも、道が通れないトラブルがあっても、陽気に考えるネパールの方々の性格はとても好きです。
そうして、茶園に向かいます。
ネパールには海抜0mの平地もあるので、CTC用の茶葉を生産している茶園も多く、そのエリアを横目に見ながら山を1,000m以上登ると徐々に霧がかってきます。
そして、山肌が徐々に茶園に変わっていくとそこはイラムの地域になります。
天候が良ければ、ヒマラヤ山脈も見える場所にあります。
スリランカやインドの茶園の地域と違い、人が極端に少なく、自然を身体中で感じることができるのが私はとても大好きです。
お知り合いの茶園オーナーさんがたとお会いします。
特に私たちが取り扱っている茶葉はその中で厳選しました。
- 全て手積みで摘まれている。
- バイオダイナミック農法で育てられている。
- 働く人の賃金が平均の倍支払われている。
①、②をしっかりと行なっている茶園は多いですが、
③の働く人の賃金を考えているオーナーさんに出会えたことが私たちにとってよかったことです。
働く人々まで通して、私たち作り手はしっかりと見ていかなければならないと思っております。
ぜひ皆様にはぜひ私たちの紅茶を飲んでいただけますと嬉しいです。