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サクサクの食感とバターのリッチな香りが美味しいクッキー。色々な種類のクッキーがありますが、今回ご紹介するのはフランスで昔から食べられている「サブレ」です。
基本のサブレが作れるようになったら、アレンジ次第でお好みの味わいのクッキーも楽しめるようになりますよ。
紅茶との相性抜群のフランス伝統焼き菓子で、素敵なティータイムはいかがですか?
Contents
フランスで愛される伝統焼き菓子「サブレ」クッキーの本格簡単レシピ
サブレの魅力といえば、素材が感じられるシンプルな味わいと後引く美味しさです。風味とサクサク食感の要となるバターは、手に入るようならぜひ発酵バターを使用してください。
色々な作り方がありますが、今回はバターと小麦粉を合わせてサラサラの砂状にしてから水分を加える「サブラージュ法」をご紹介します。
[材料:4㎝角型約20枚分/所要時間:約20分(生地を休ませる時間は除く)]
- 無塩発酵バター/50g
- 薄力粉/100g
- 卵黄/1個分
- 粉糖もしくはグラニュー糖/50g
- 塩/ひとつまみ
[作り方]
〈下準備〉
- 無塩バターは1㎝角にカットし、冷蔵庫で冷やしておく。薄力粉は大きめのボウルにいれ、冷蔵庫で冷やしておく。
- 冷蔵庫から薄力粉を入れたボウルとカットしたバターを取り出し、ボウルに中に加える。バターの表面に薄力粉をまぶしながらカードなどで細かく刻んでいく。ある程度細かくなったら両手のひらをこすり合わせてバターを薄力粉になじませていく。バターの塊があったら指先でつぶす。粉チーズのようなさらさらとした砂状になったら出来上がり。(途中バターが溶けそうになったら、冷蔵庫で冷やして行う)サブラージュしたバターと薄力粉は冷蔵庫に入れて冷やしておく。
- 別のボウルに卵黄と粉糖、塩を入れ、泡だて器で混ぜておく。
- ①のボウルの中央をあけ、そこに②の卵液を入れる。カードで切るように混ぜ粉類となじませていく。ポロポロのそぼろ状になったら生地をひとまとめにしてラップで包み、冷蔵庫で2時間ほど休ませる。
- クッキングシートの上にラップを外した生地をのせ、上にラップをかける。綿棒で8mm〜1㎝位の厚さに伸ばし好みの型で抜く。(写真はスクエア型を使用)残った生地はひとまとめにして再度綿棒で伸ばし、同じ作業を繰り返す。
- クッキングシートを敷いた天板に並べ、175℃に予熱したオーブンで15~20分焼成する。表面と裏に美味しそうな焼き色がついたら出来上がり。オーブンから出して、ケーキクーラーの上にのせて冷ます。
サブレと一緒に飲みたいおすすめの紅茶組み合わせ
紅茶のお供といっても過言ではないサブレクッキーは、どんな紅茶ともよく合います。
お好みの紅茶と合わせていただくのが一番ですが、紅茶の飲み方によっておすすめしたい茶葉をいくつかご紹介します。
ストレートティーなら・・
ストレートティーで紅茶を飲むのがお好きな方には、夏摘み紅茶や春摘み紅茶の組み合わせがおすすめです。
適度な渋みと飲み口の爽快さが、バターのコクをすっきりと洗い流してくれます。甘いサブレに紅茶の爽やかさのコントラストが、とまらない美味しさです。
ミルクティーなら・・
ミルクティーがお好きな方には、秋摘み紅茶がおすすめです。茶葉本来の甘みと上品なコクが、ミルクを加えることで奥深いまろやかさになります。
またサブレ自体がシンプルな味わいなので、パンチのあるマサラチャイを合わせるのもおすすめです。スパイスの香りとバターの風味が意外と合って、面白い組み合わせが楽しめます。
ハーブティーなら・・
ハーブティーがお好きな方は、カモミールティーがおすすめです。優しい味わいのカモミールティーとサブレの素朴な味が、どちらの美味しさも引き立てます。
ストレートもしくは少しミルクを加えて飲んでも美味しいので、お好みでお試しください。ハーブティーはカフェインが入ってないので、食後のティータイムにもぴったりですね。
サブレってどんなお菓子?
サブレはフランスの焼き菓子で、なんと17世紀頃から食べられている非常に歴史の古いお菓子です。
材料はいたってシンプルで、小麦粉、バター、砂糖、卵などです。バターがたっぷり使われているので、さっくりとした軽い食感とコクのある味わいが特徴です。
サブレの名前の由来にはいくつかの説があり、フランス語の砂を意味する「sable」という言葉からという説や、町の名前の「サブレ」からつけられたという説もあります。
お祝いの席や記念日に食べるお菓子とは違い、ティータイムの時やおやつなど毎日の生活の中で愛されている、そんな存在のお菓子です。
クッキーやビスケットとの違いとは
サブレと同じような形状の焼き菓子に、クッキーやビスケットなどがあります。これらの違いってご存じでしょうか?
まず、国によってそれぞれの呼び名が異なり、アメリカでは日本でいうクッキーやビスケット類を総称して「クッキー」、イギリスでは「ビスケット」、フランスでは「サブレ」と呼んでいます。
日本では全国ビスケット協会という団体により、クッキーとビスケットの明確な定義が決められていて、焼き菓子の材料や作り方によって呼び名を使い分けています。
簡単に説明すると、クッキーは砂糖や油脂が多く水分が少ないため、ほろっとした食感が特徴的です。
ビスケットはクッキーに比べて砂糖や油脂が少なく、多めの水分で作られています。そのためしっかりとした硬さと歯ごたえが感じられます。
サブレは小麦粉の量に対してバターの割合が多く、そのためバターの風味や香りが強くホロっとした食感が特徴です。
それぞれの違いを知っていれば、好みや用途によって選ぶことができますね。焼き菓子を買う時に是非参考にしてみてください。
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滋味深い伝統フランス焼き菓子で豊かなティータイムを
香ばしい焼き色とさっくり軽い食感が楽しめるサブレは、まさに紅茶とのゴールデンコンビです。
まずはシンプルなプレーンサブレから、そこから生地にチョコやナッツなどを加えてアレンジもお楽しみいただけます。
今回ご紹介したレシピを参考にして、フランス発祥の伝統焼き菓子にぜひチャレンジしてみてください。ティータイムのおもてなしやプレゼントにもおすすめです。
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