夏から秋にかけてスーパーなどに並ぶ梨は、シャリシャリとした食感と果汁たっぷりのみずみずしさが特徴で、初秋を代表する人気の果物ですね。
そのまま食べても美味しいですが、今回は紅茶と一緒に煮た簡単デザートレシピをご紹介します。
ティーバッグとともにコトコト煮込んで作る「梨の紅茶煮」は、紅茶の風味がさわやかに香り、いつもと違った梨の美味しさが楽しめます。
生クリームやアイスクリームを添えれば、おもてなしのデザートにもぴったり。梨の美味しい季節にぜひお試しください。
Contents
旬の果実を美味しいコンポートに!梨の紅茶煮:レシピ
ジューシーな梨を紅茶と一緒にお鍋でコトコト煮込みます。材料も少なく、手間もかからないのでお菓子作り初心者の方にも簡単に作れますよ。
冷蔵庫で保存できるので、たくさん作って毎日のおやつや食後のデザートにもおすすめです。
[材料]
- 梨/2個
- グラニュー糖/30g
- レモン汁/大さじ1
- 水/200cc
- お好みのlinktea紅茶/ティーバッグ1個
- 生クリームやアイスクリームなど(仕上げ用)/お好みで
- ミント/適宜
[作り方]
- 梨を8等分に切り、皮を剥き芯を取り除く。底が広い鍋に重ならないように並べて、グラニュー糖、レモン汁、水、ティーバッグの順番に入れ、火にかける。(中火くらい)
- 煮立ったら弱火にして、落し蓋をして10〜15分程コトコト煮る。
- 火を止めてティーバッグを取りだし、粗熱が取れるまでそのままにしておく。冷めたらタッパーに移し替えて、冷蔵庫で保存する。
- お皿に盛り付けたら出来上がり。お好みでクリームやミントを飾ってください。
- 使用するlinktea紅茶は、秋摘み紅茶、マサラチャイ、アールグレイ、ジンジャーティーなどがおすすめです。お好みのものをお選びください。(写真では秋摘み紅茶を使用しています)
- リーフタイプの茶葉を使う場合は、お茶パックに茶葉をいれて材料と一緒に煮出してください。
- 冷蔵庫で保存する場合は、4〜5日の間に食べきるようにしてください。
梨の種類や美味しい見分け方、保存方法について
梨は日本で最も歴史が古い果物で、弥生時代にはすでに食べられていたといわれています。
和梨には大きく分けて「青梨」と「赤梨」の2種類があり、二十世紀などの皮が黄緑色の品種が青梨、幸水や豊水などの皮が褐色の品種が赤梨に分類されます。
青梨は表皮がツルツルしており、さっぱりとした甘味があります。一方、赤梨は表皮がザラザラしていて、果肉の甘みが強いのが特徴です。
品種によって出回る時期も違い、7月頃は早生種の幸水、9月頃は中生種の豊水や二十世紀、10月頃の晩生種には新高などがあります。
その時々によって美味しい梨がお店に並ぶので、ぜひお好みの品種を探してみてはいかがでしょうか?
美味しい梨の見分け方
梨を購入するときは、形が整っていて、皮に傷がなくずっしりと重みのあるものを選ぶのがおすすめです。軸がしっかりしたものや果皮に張りがあるものも、新鮮な梨の特徴です。
また、熟した青梨は黄色味がかった色になり、赤梨は少し赤みが増して果皮のザラザラが減ります。すぐに食べるときは熟しているか果皮の色をチェックしましょう。
梨を切ったときに褐色に変化していることがありますが、これは「みつ症」と呼ばれる現象です。
そのまま食べても問題ありませんが、食感が悪くなってしまうので、気になるようであれば取り除いて食べましょう。
知っておきたい!梨の保存方法
すぐに食べる場合は、直射日光に当たらない涼しい場所に保存するのがおすすめです。果皮が乾燥しないよう、ビニール袋に入れるか新聞紙に包んでおきます。
食べる1時間前くらいに冷蔵庫に入れると、適度に冷えてより美味しく召し上がれます。冷やし過ぎると甘みが感じにくくなることがあるので冷やし過ぎは注意です。
また、しばらく保存しておきたい場合は、ビニール袋にいれて冷蔵庫の野菜室に入れておくとよいでしょう。気温の高い時期も野菜室で保存するのが安心です。
食べる一時間前位に常温に出しておけば、ちょうど美味しい温度で食べる事ができます。
梨の栄養価と嬉しい効能
梨にはソルビトール、アスパラギン酸、食物繊維、ポリフェノール、カリウムなどの栄養素が含まれています。
ソルビトールは果糖の一種で、果物の中でも特に梨に多く含まれています。低カロリーで虫歯になりにくく、一般的な砂糖と比べても太りにくい糖分といわれています。
また整腸作用もあり、ダイエット中の方や甘いものが食べたくなった時にもおすすめのフルーツです。
アスパラギン酸はアミノ酸の一種で、エネルギー代謝を促しタンパク質の生成を助け、疲労回復にも効果が期待できる栄養素です。
その他にも腸内環境を整えてくれる食物繊維、抗酸化作用のあるポリフェノール、摂り過ぎた塩分の調整をするカリウムなど、身体に嬉しい効果がたくさんあります。
まさに、夏バテ気味の時や食欲がないときにもぴったりな果物ですね。旬の食材を食べるということは、身体を整えるという理由でもおすすめです。
梨には栄養がない?といわれる理由
先程ご紹介したように、梨には沢山の栄養素が含まれています。しかし「梨には栄養がない」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
その理由としては、水分量の多さにあります。梨はなんと全体の88パーセントが水分でできています。
そのため、ほとんど水分で栄養素がないと思っている方がいるようです。しかし、上記のように身体にとって良い栄養素がたくさん含まれています。
水分量が多いということは、手軽に水分補給ができるフルーツということ。暑い季節や食欲がない時にはぜひ梨を食べましょう。
旬のフルーツ梨と紅茶を楽しもう!
シャリシャリとした食感と瑞々しさが美味しい梨は、夏の終わりから秋にかけて楽しめる果物のひとつです。
皮をむいてそのまま食べることが多いと思いますが、熱を加えても美味しい果物なのでコンポートやお菓子の材料に使うのもおすすめです。
今回ご紹介した「梨の紅茶煮」は本当に簡単に作れるデザートなので、お菓子作りが苦手な方もぜひチャレンジしてみてください。
生クリームやアイスクリームを添えたり、タルトやヨーグルトにトッピングしても美味しいです。
使う紅茶によって風味も変わるので、お好みのもので色々試してみてくださいね。
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