紅茶には美容や健康に効果が期待できる栄養成分が豊富に含まれていて、代表的な成分は「紅茶ポリフェノール」「ビタミン」「ミネラル」などがあります。
ビタミンやミネラルを豊富に含んでいる紅茶が体に良いことはなんとなく想像できますが、具体的にはどのような働きがあるのでしょうか?
今回は、紅茶に含まれている栄養成分を細かく分析し、期待できる効果について詳しくまとめていきたいと思います!
Contents
紅茶の栄養成分
ここでは「茶葉5gに熱湯360 ml」を使用し、1.5分〜4分間置いて抽出した紅茶液(ティーカップ約1杯分)の栄養素目安をご紹介します。
また、健康的な成人男女(概ね20〜30代)の1日あたりの摂取量目安もまとめるので、紅茶に含まれる栄養素がどのくらい役立つか参考にしてみてください。
栄養成分 | 含有量 | 1日の摂取量 |
ビタミンK | 6μg | 150μg |
ビタミンB2 | 0.01mg | 1.2〜1.6mg |
ビタミンB6 | 0.01mg | 1.2〜1.4mg |
ナイアシン | 0.1mg | 11〜15mg |
葉酸 | 3μg | 240μg |
ナトリウム | 1mg | 600mg |
カリウム | 8mg | 2000〜2500mg |
カルシウム | 1mg | 650〜800mg |
マグネシウム | 1mg | 350mg |
リン | 2mg | 800〜1000mg |
銅 | 0.01mg | 0.7〜0.8mg |
マンガン | 0.22mg | 3〜4mg |
カフェイン | 0.03g | 〜400mg |
タンニン | 0.10g | 特に設定なし |
参考:https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365419.htm
詳細はこちら↓
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2017/02/16/1365343_1-0216r9.pdf
文部科学省により発表されている「日本食品標準成分表」によると、紅茶1杯あたりの栄養成分は上記のようになっています。
栄養素の中では「ビタミンK」「葉酸」「カリウム」の含有量が多いので、これらの効果効能を簡単にまとめてみたいと思います。
ビタミンKの効果
ビタミンKには、血液を凝固させたりタンパク質を活性化させたりする効果があります。
また、ビタミンKはカルシウムを骨に取り込むのをサポートしてくれる働きがあり、骨粗しょう症の治療薬としても認可を受けているほど!
葉酸の効果
葉酸は細胞分裂や成熟に大きく関わる栄養素であることから、妊娠中の女性が積極的に摂取したい成分のひとつと言われています。
妊娠初期(4週~12週)においては胎児の細胞分裂が盛んに行われることから、1日の葉酸推奨摂取量がぐっと増えます。
また、この時期の葉酸不足は「二分脊椎症」という先天性の疾患につながる可能性もあるため注意が必要です。
カリウムの効果
カリウムには「血圧を下げる」「老廃物の排出をサポートする」「便秘を緩和する」などの効果があります。
健康維持にはもちろんですが、その高いデトックス効果は美容家やダイエット中の人からも注目を集めている栄養素です。
紅茶の栄養成分がすごい!紅茶に期待できる3大効果とは
紅茶に含まれている栄養素の中では、特に「ビタミンK」「葉酸」「カリウム」の3つの栄養価が高いということがわかりました。
しかし、紅茶の「主成分」と言われているのはタンニンの一種である「カテキン」「テアフラビン」「テアルビジン」という成分です。
これらの成分は総称して「紅茶ポリフェノール」とも呼ばれていて、紅茶の働きを左右する重要な栄養素!
ここでは、紅茶ポリフェノールの効果について詳しくご紹介してみたいと思います。
その1「生活習慣病予防効果」
紅茶の主成分であるカテキンは、ポリフェノールの一種。
ポリフェノールは紅茶に「渋み」をもたらす成分で、渋みの強い紅茶であればあるほどポリフェノールの含有量が高いと考えられます。
紅茶ポリフェノールには血中コレステロールを減少させて動脈硬化の予防に役立ったり、ガン細胞の増殖を抑止したりする効果も確認されています。
その他にも、脳卒中の予防やエイズの予防にも効果があると指摘する専門家も多く、紅茶による生活習慣病予防効果が注目の的になっているほど!
その2「美容効果」
紅茶ポリフェノールは、優れた「抗酸化作用」があることでも知られています。
抗酸化作用とは、体の老化や細胞を傷つけてしまう「過酸化物質」の生成を抑える働きで、エイジングケアにも効果が期待されている作用です。
抗酸化作用が高いということは「傷ついた細胞の修復が速い」「そもそも細胞が傷つくことを予防してくれる」こととなり、いつまでも若々しさを保ちたいと考える人にはうってつけの作用!
この抗酸化作用は生活習慣病予防にもつながっていますが、その優れた美容効果は多くの美容ファンを魅了している働きなのです。
個人的には、紅茶を飲むと便通が良くなると感じています。紅茶を飲んだ1〜2時間後には自然な便意を感じることから、便秘解消・肌荒れ解消にも効果を実感しています!
その3「抗ウィルス作用」
紅茶ポリフェノールの働き3つ目は、抗ウィルス作用が高いこと!
毎年冬になると猛威を振るうインフルエンザウィルスですが、紅茶ポリフェノールはインフルエンザウィルスにも働きかけ、なんと「感染力を99.99%無効化させる」という研究結果も出ているほどなんですよ。
しかも、「紅茶を飲んで15秒後には効果が現れる」という即効性の高さも衝撃的です。
A型・B型だけではなく、旧型・新型などどの型に対しても効果が認められているため、感染予防にはぴったりですよね!
私も毎日紅茶を飲むようになってから、インフルエンザとは無縁の生活を送れています。
紅茶の栄養価を引き出すコツは?
紅茶ポリフェノールの3大効果「生活習慣病の予防」「美容効果」「抗ウィルス作用」をしっかりと発揮させるためには、紅茶の「飲み方」を工夫する必要があります。
なぜなら、紅茶パワーの源になっている紅茶ポリフェノールは「たんぱく質に弱い」という特性を持つからです。
ここでは、紅茶の効果をしっかりと得られるために意識したい「紅茶の賢い飲み方」をご紹介します。
ミルクティーはNG!
紅茶ポリフェノールは、たんぱく質と混ざることでその効果が著しく低下してしまいます。
紅茶と組み合わせやすいたんぱく質の代表格といえば、「牛乳」「豆乳」「マシュマロ(卵白やゼラチン)」あたり。
牛乳をたっぷり入れて楽しむミルクティーやチャイも美味しいですが、紅茶ポリフェノールの効果をより求めるのであれば「ストレートティー」「レモンティー」などで飲みましょう。
砂糖やはちみつはOK!
「ストレートティーは飲みにくい」と感じる場合は、砂糖やはちみつなどを加えても大丈夫!
砂糖やはちみつには紅茶ポリフェノールの働きを低下させるたんぱく質が含まれていないため、安心して使用してください。
また、紅茶ポリフェノールは温度の影響を受けません。ホットでもアイスでもお好みの淹れ方で紅茶を楽しみましょう。
紅茶の栄養価は素晴らしい!ぜひ毎日に取り入れて
紅茶にはビタミンやミネラルが豊富に含まれていることがわかりましたが、紅茶の効果に最も大きな影響を及ぼしているのは「紅茶ポリフェノール」です。
茶葉の栄養素は茶葉の種類やクオリティーによっても微妙に異なるため、紅茶に含まれる栄養素はあくまでも目安として考えてください。
紅茶には健康維持や美容に役立つ素晴らしい効果がたくさんなので、ぜひ毎日の水分補給として、または嗜好品として楽しんでいただけたらと思います。
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